ありがとうテッド・ラッソ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
ドラマ『テッド・ラッソ』はどの国のドラマですか?
製作
2023年3月-5月アメリカ海外ドラマ
キャスト
『テッド・ラッソ』のストーリーは何ですか?
ネタバレ あらすじ
ドラマ『テッド・ラッソ』を見るための動画配信サービスはありますか?
2023年6月11日Apple TV+にて鑑賞完了
テッド・ラッソは帰りたい
ついに配信が週ごとに開始された
『テッド・ラッソ』。
前シーズンにてかなり暗黒面が
描かれた本作だったが
今作は冒頭から
テッドの内面に迫る物語から開幕し
これ最終回でテッド・ラッソがチーム去るやつでは?
となんだか恐ろしい予感がちらほら。
シーズン1では1話30分だった本作は
徐々に本編の時間が増加。
シーズン3最終回では1時間20分程度あり。
3話分ぐらいあるゲースロ状態。
いやこれ製作陣燃え尽きる気やろ
しかし
シェリーとの和解やら
ロイとキーリーの物語など
複雑な要素が多数あるが
まとめ切れるのかぁ???
と思ったら。
やりやがった製作陣。
テッド・ラッソはシーズン3で一旦完結
一応ファイナル・シーズンでないため
続編の可能性はあるのだが
テッド・ラッソ以外が主役になるとかの
エピローグになることが予測される。
ポリコレ
とシーズン1から
ちょっとおバカで男遊びが
大好きな女性の象徴のような
キーリーが仕事で活躍して
CEOに成り上がるし
これまでと違った男性に
めちゃめちゃ愛される。
そして同じく
ルパートへの復讐が希望だった
レベッカは古き
『メジャーリーグ』を彷彿させる
キャラクターだったが
シーズン1終盤で葛藤を乗り越えて
シーズン2では女性ボスとして
チームのために戦い
シーズン3では優勝候補の
オーナーとして君臨。
ついに宿敵ルパートと同じ立場の
発言力を手にし
テッド以外にもかけがえのない
友人や部下を得て突き進む。
有害な男性に女性軽視されて
失った時間を取り戻した
レベッカはある種
ポリコレとして世界の求める
正しき存在を公に認めるように
シーズン1ではエミー賞を受賞。
シーズン2でももちろんノミネート。
またシーズン2では
精神的な問題を抱えていた
主人公たるテッドの
大きな問題に対して
カウンセラーも登場し
同様に父との確執に悩む
シェリーなど
有害な男らしさを欠如した2人の
心の問題にもしっかり向き合い
現代の問題意識を
オンタイムで向き合い。
堅物だったロイ・ケントが
キーリーと触れ合い成長し
ナイスガイに変わっていく様や
問題のある選手である
ジェイミーも人間として
大きく成長。
シーズン3ではチームの
立役者としてエースへと
成長していくわけです。
今作も更なるポリコレを
と終始優しい眼差しで
現代社会におけるマイノリティを
フューチャーし幸福にしていく
優しすぎる作風の今作は
今回は同姓愛に着手。
チーム内のイケメンの1人が
実は同性愛者だったのだが
それをクローゼットしていた
わけですがそれがバレてしまう
というなかなか重い展開。
尺については描くキャラが
増える分本編も長くなるので
ジェイミー達の時間が
減ったわけではなくて
そのキャラが主要キャラに格上げ
したという感じでした。
そんな彼も
テッドによって連携力MAXまで
高められたチームに温かく
受け入れられることに。
まぁ発端はちょっといやらしいですが
そして新メンバーとなった
クリムまた同性愛者キャラだったわけで
それがきっかけでそのキャラも
葛藤が減りという流れで
まぁ見やすいなぁと。
ちょっと余計な面も
とキーリーとロイが
1話の冒頭で別れたことにより
面倒臭い展開に。
そのキーリーが
ジャックという女性オーナーと
恋に落ちるのですが
ジェイミーのデータ漏洩の
影響で過去にジェイミーに送った
エロ動画が世界に拡散。
それについての問題の対処の仕方が
パートナーというよりも
遊びの関係で自身の立場を
重視したような感じで
2人の関係に問題が発生。
せっかくいい感じだった
キーリーの関係をあえて壊して
同姓愛要素ぶち込んで
逆に女性版ルパートとの
やり取りで
女性にも有害な男性らしさも
あるんだよという
絶妙な切り口で描いたところは
やはり面白いのだが
それでもポリコレ疲れは拭えないが
やっぱり『テッド・ラッソ』すげぇと
思うところもある。
シェリー要素大幅削減
とどうやって
テッドとシェリーの
シークエンスをどう処理するか?
シーズン3に一番期待したし
強力な敵との拮抗を
期待していたわけで
きっと最終盤の大事な
要素になるのでは?と
思った矢先。
まさかの中盤にてルパートにより
唐突にシェリーは首。
無職シークエンスで
シェリーと父親との
葛藤が描かれ
ついに家族として
再び結びつき
シェリーは彼女と
普通に愛し合って
そこにまさかの
ビアードからの救済という
半強引ながら
無茶苦茶泣ける展開
そもそもテッドが
精神的に他人に対して
怒らない性格だけど
自殺して投げ出した
父をずっと怒ってるし
自分へも怒ってるという
やっかいキャラで
逆にシェリーについては
ナチュラルに応援しているという
シェリーの独り相撲状態だし
テッドはシェリーの才覚に
いち早く気づいてるという
マジ神様なので
そこのあたりの2人の
関係については
シェリーがとことん独り相撲
だけどそこにビアードが
テッドLOVEで怒りながらも
俺も彼に救われたから
俺も誰かを救うみたいなこと
言ってシェリー許すわけで
もはやペイ・フォワード状態。
いやここあっさり解決したらもう描くことないやん
テッドの後継者あっさり
取り戻したし
もうこのシーズンは
テッドがアメリカに帰るしか
ないんですよね。
とサッカーというか
スポーツものの戦いを蔑ろにして
ヒューマン全振りという英断なのか
愚断なのか。
サッカー要素の割合は少ないか
これまでの作風もほとんど
サッカーチームを舞台にしながら
サッカーの試合や練習よりも
その舞台裏や観客の姿を
中心にしていた本作。
尺が増えた分描かれている
サッカーの試合時間は変わらないが
割合は減ってしまった印象。
ただテッドがオランダにて
新しい戦術というか
チームの高すぎる連携力に対して
適したトータルフットボールを
バスケットの試合観戦の思い出から
紡ぎ出し
それが試合にて成功するという
シークエンスを描いたりもするものの
やはり舞台裏の出来事が
濃厚すぎて陰っている印象。
しかしザヴァの活躍や
ジェイミーの活躍なども増えてるし
マンチェスターシティの監督が登場したり
とプレミアリーグの魅力も
取り入れている。
また好成績を残していることで
全然選手の凄さが伝わらないが
一部のキャラクターはW杯にも
出場というクソ熱い展開ながらも
キャラ達が緩すぎるので
スター性も才覚も一切感じなくて
ぽかんとしてしまう点は
惜しかったなぁと。
最終的にはリーグを優勝せずに
2位という絶妙なポジションで
シーズンを終えたりするのも
とても良かったし
それに伴い
チャンピオンズリーグに出場や
多くのチームが選手達の
スカウトとして狙い始めるなど
スポンサーになろうとするなど
一気に世界観が変わりそうだったが
それについてはまた今度か。
思えば無名キャストしかいなかったのに
とこのドラマを通して
全てのキャラクターを演じた
俳優さんを大好きになってしまったが
キャストの代表作を
確認しても
製作でもある
ジェイソン・サダイキスについては
過去にコメディ映画で見かけていたが
『ハング・オーバー!』の
エド・ヘルムズと面影が似ているので
影が薄かったが
今作で一気に上り詰めてしまった。
超魅力的な
レベッカ演じるハンナ・ワディンガム
も全然知らなかった。
ジューノ・テンプルさんは
見かけたことがあるが
しっかり台詞のある役という
印象はなかった。
ロイ・ケント演じる
ブレッド・ゴールドスタインさんも
知らない俳優さんだったが
今作の成功により
以前より脚本とプロデューサーも
行っていたが
そこまでヒット作には
恵まれなかったが
本作のプロデューサーの1人
ビル・ローレンスと
コネクションを作り
ジェイソン・シーゲルと
ハリソン・フォードと一緒に
精神科医の優しき葛藤の日々
のヒューマンドラマ
『シュリンキング』を製作・脚本し
とても高い評価を得ている。
本作は
Apple TV+の代表作として
賞レースも勝利している。
やはり映像作品は
出ているスターではなく
扱っている舞台や
テーマや物語、キャラクターの
魅力でどうとでも
なるのだなぁと実感する。
『テッド・ラッソ』マジで偉大だと思います
そしてお別れ
どこのスポーツチームでも
テッドの手腕を欲しがる中
テッドは自分が過去に
得られなかった父との
信頼の時間を息子には
しっかり与えたく
アメリカに帰ることにしたわけで
レベッカもテッドが
いなければチームを売るぐらい
の気持ちでいたが
もうすでに家族として
このチームが大事なもので
あると認識し
チームは維持。
テッドとの大人で
ドライでありながら
ちょっとウェットな
お別れの数々。
相棒のビアードも
恋人との日常を選び
恩人のテッドと別れ。
みんながそれぞれの
人生に帰っていく。
幸せすぎる完結に心残りなし
と作る側も無駄にドラマを続けず
とりあえずシーズン3は完結。
ファイナルシーズンとは
謳われていないので
プロジェクト自体は
いつか再開されるのだろう。
それぞれの人生は続くので
描くべき物語に
製作陣がまた出会えれば
きっとシーズン4がやってくるのだろう。
大好きなランニングマンのシーズン3
での再現ですが
本来アフリカ系アメリカ人の
ネタなので白人がやるの
どうなんでしょうと
劇中でコメントするのクッソ笑った。