映画という魔法
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
1980年アメリカ制作偉大な続編
キャスト
ハリソン・フォード
・逃亡者
・エアフォース・ワン
・ブレードランナー
・スター・ウォーズ
ネタバレあらすじ
帝国軍の軍事兵器兼基地であるデス・スターを
反乱軍の一員になったルークと
運び屋のハン・ソロ(ハリソン・フォード)が
破壊してから3年が経った頃のお話。
そもそも帝国軍にとって
デス・スターの破壊など対した事など
無かったのだ。
圧倒的な軍事力を持つ帝国軍に
追い込まれてしまう反乱軍達は、
氷の惑星に秘密基地を作り
反撃の機会を伺っていたのだった。
だが帝国軍の調査はついにその惑星にまで渡り、
また帝国軍の尖兵を指揮する
ダース・ベイダーは、
ルークの存在に呼応していたのだった。
反乱軍に依然参加するルークとハンだったが、
ハンは以前から溜まっていた
借金に危機感を覚え単身、
ジャバの元に行こうとしていた矢先、
ルークの行方不明が発覚。
吹雪の中急いで捜索しに行くハン。
そして刻一刻と反乱軍を追いつめる帝国軍。
そして帰途の途中でモンスターに
襲われたルークは、
死の危機に直面していたが、
その一連の状況の中で、
3年前に死んだはずの
オビワンの幻影を見たのだった。
オビワンはある惑星に行き、
ヨーダに会い、
ジェダイの騎士になれと告げるのだった…。
2011年1月9日鑑賞 2010年度121本目
世界の映画オタクが選んだ映画編ラスト8 2位
2021年5月18日自宅UHD鑑賞
2021年26本目
2011年の感想
世界の映画オタクが選んだ映画編ラスト8にて
ついに残す所最後の2本になりました。
はい、今回は帝国の逆襲です。
正直言ってね。
ちょと前に新たなる希望を見た時は、
あれー。こんなもんだったっけスター・ウォーズ!?
という妙ながっかり感があったのだけど。
それは大きな勘違いだった。
○【映画感想】スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望【75点】○
新たなる希望は偉大だ
いやむしろ、新たなる希望の本当の姿は
低予算B級娯楽映画。
であることを自分忘れていたのかもしれない。
正直言えば、スターウォーズ新たなる希望は、
面白くなどなくて普通なのだ。
新たなる希望の存在こそが偉大な映画であって
そんなのどうだって良かったのだ。
70年代のアメリカと言えば、
アメリカンニューシネマだ。
暗い映画が大ヒットしてた時代だね。
それを終わらせるように、
「昔のアメリカみたいに
ハッピーな映画見たいんだよ。
死ねタクシードライバー」な人達が、
新たなる希望を見た時、
「オマガー!!オマガー!!」
と叫んだことにより。
「ハッピーなアメリカの再来だぜ!!」
というわけで、
一気に時代を変えたわけなんですね。
そんな社会現象の続編が、
帝国の逆襲というわけですね。
それまで映画に三部作があったか?
正直知らないです。(笑)
そして多分だけど、
普通に続編として作った本作、
前作よりも金が山ほどあったので、
ルーカスに多額の予算を注ぎ込み、
ルーカスがルーカスによるルーカスの為の映画を
独裁政権並みに作ることに成功したのです。
言ってしまえば、
ルーカス最高!!
で本作の感想は終えられのですが、
そこに甘んじては行けないと思います。
映画という魔法を浴びる
本作は、まさに前作ではほどほどだった魔法を
全面に押し出す事により、
映画を見ている際は、
全く違う世界にトリップすることが可能である。
その中に世界にある面白いチャンバラだとか、
ださい恋愛要素だとか、
甲冑をポップにしてみたり、
「チャンバラなら禅はどう?」
なノリでダース・ベイダーに謎の瞑想部屋が
進呈されたり、
映画を見ている最中はジェットコースターに
乗っているような疾走感の
無駄要素が全面に出てきます。
そしてその要素一つ一つが現代では、
一品400万くらいで売れたりする、
カルトよりも万人向けな映画人の全てが
よだれをたらす怒濤の無駄要素だらけである。。
全てのサブカルチャーを包括したような
倒錯した世界観(というか舞台)に
荒唐無稽な冒険をさせるという
常人の映画製作人が怖くて出来ない事を
前作の存在により許されまたそれが
ずば抜けて面白いという本作。
そりゃあ全世界の人はこの映画愛しますよ。
前人未到に到達している映画なのですから。
それだけでなく本作は
物語的にも衝撃が潜んでいる。
それはまさしく、
ラスト15分に凝縮されてるが、
その真実を知った時の
マーク・ハミルの表情は
アカデミー賞ものです。
それと同格のハン・ソロの「Iknow!!」
いや。もう全世代の人痺れますよねそりゃ。
それ以外にも本作は奇跡が
起きているとも思える。
新たなる希望から3年後
実際、この文章を書く際初めて知ったのだが、
前作から世界設定が3年経っているんだね。
その成長具合に対して、
ルークの表情ががらりと変わって
物語自体がダークな世界に落とされてしまう
不安性を感じさせるけどいい。
愛すべきキッチュな手作り感
他にも、C3POのボケっぷりの
導入がなかなか見事で、
またCG全盛期の今では考えられない
パペットでのヨーダの存在感は、
今の時代を考えると感慨深くて泣けます。
昔の映画は良かった。
そうですね。正直、この頃の映画には、
今の時代には無い、温もりがあったと思います。
物を実際に作ってしまう手作り感。
現代では考えられない温もりが
ここにはまだ残っているのです。
一応その温もりはある意味
ミシェル・ゴンドリーのような手法で
個性としてあったこともありましたが。
でも消え行く温もりの偉大性を感じ取り、
本作を讃え、
多くの人に見てもらうことが
映画好きとしての尽きぬ願望ですね。
2021年『マンダロリアン』後に鑑賞
『最後のジェダイ』により
『スター・ウォーズ』への卒業を強いられた
おじさんhisでしたが、
新のルーカスの後継者たる
デイブ・フィローニとMCUを創設したと言える
ジョン・ファヴローのタッグにより描かれた
『クローン・ウォーズ』後の
『ジェダイの帰還』の時系列後を描いた
『マンダロリアン』をシーズン2まで鑑賞し、
再び、いやむしろ『マンダロリアン』以前
よりも最高に『スター・ウォーズ』
熱が強い時に最高傑作とも言える
『帝国の逆襲』を再鑑賞しました。
今回はアメリカからUHDを取り寄せて
最高画質??での鑑賞。
しかし以前書いた記事よりも熱いものは感じられなかった
『マンダロリアン』の最先端の技術による
古き物のレストア及び
そのバージョンアップを体験してしまった
身としては、本作はただ古いだけのものに
なり始めていると感じてしまった。
映画物語的には
中盤までがそんなに話がなかったなぁと。
映画史的にはやはり偉大なんだろうけど
冷静に単発作品を見直すとなると
あれれぇーという感じ。
中盤のクラウドシティについてから
一気に話が加速し、
旅に出ていたルークも途中で合流し
中途半端な状態で最強の元ジェダイの
ダースベイダーにジェダイとして
立ち向かうことになる。
ダースベイダーと戦うルーク、シーンが進むごとに顔面がコロコロ変わっていく
この演出が変ではあるが見応えたっぷり。
わずかではあるがダースベイダーとの死闘
というものがいかに過酷な状況下で
あったかということが
見返してみると真摯に感じられる。
そこからの物語の加速は著しく
ハン・ソロのカーボン化の顛末含めて
衝撃が異常事態。
そして宇宙を見上げ、
片腕を失ったルークが、
混沌とする未来へハン・ソロから
略奪した実の妹と共に立ち向かう。
この後どうなるんだぁ!
なラストの高揚感が異常。
米ディズニーもクソで注意だ。UHDパックがクソ!
日本では発売予定なしなのに、
アメリカ版には字幕がありまして、
最高品質で鑑賞したいと思いまして
今回安かったamazonアメリカから輸入したわけ
これね。衝撃じゃないですか?
ディスクの上にディスク乗ってるんです。
もちろん傷ついてました。
まぁ輸入したのがいけないということも
あるかもしれませんが。
こんなパッケージだと
思わないじゃないですか?
空輸なんてぽいぽいされて当然ですしね。
DVD Fantasiumで買わないやつが悪い
そもそも日本版Disney+の画質が2Kなのがいけないんだよ!
4Kで見れればUHDを買う意味などなかった。
UHDの画質について
UHDをそもそも買う価値があったか?
というと結構微妙でした。
後半の方は結構UHDらしい高解像度が
味わえるのですが、
前半は素材的に厳しいのか
ぼやけた映像も多かったです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 9/10
84点
『マンダロリアン』で出てきた
IGが確かにいましたよぉ!