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◎【83点】THE BATMAN-ザ・バットマン-【解説 考察:フィルム・ノワールで蘇る長過ぎバットマン】◎

コミックではバットマンはヴィラン同様精神病か?と言う問いが最初から答え出てる

コミックを読んでいると
しょっちゅうジョーカーさんが
問いかけてくるわけです。

バットマンに登場するヴィランは
みんな心の問題により犯罪者となった
人が多くボコボコにはするが
殺さずを誓うバットマンは
彼らを治療するために
精神病院に入院させては
脱獄されて大事な人を危機に晒している
わけなのです。

そんなわけで
そもそもバットマンという存在が
病んでいるから
それに呼応するように
我々も現れたんだ。と
『ダークナイト』でもジョーカーが
似たようなこと言ってて
今作でもリドラーがしっかり
同じ趣旨のこと言っておりましたが
そこを否定も肯定もせずに
父の愛した街を守るという
弱かった自分の罪の贖罪をするように
犯罪という人間の悪意と
戦い続けるわけですが

そのグレーな立ち位置のバットマン
だったけども

今作ではしっかり病んでいる。

もう最初から一方的な暴力で
犯罪者を蹂躙して復讐者とか名乗っているし
ノートに毎日日記を文字びっしり書いて
モノローグもある。

his
このポエトリーで病んでいるとかすっごくコミックっぽくて愛しいんです。

しかも絶対的に不眠症で
ノーラン版であった
深夜以外は大富豪として
華やかな世界で生きている要素が
一切なくて
普通に病んでいてやばい。

病んだ人が猟奇的殺人鬼に
狙われてしまうのが良い。

キャストもみんな良かったよね

キャットウーマンのエビス丸はあれだ

WF 2019 ワンフェス 夏 20個限定品 マネザル がんばれゴエモン エビス丸 ガレキ フィギュア ワンダーフェスティバル
ノーブランド品
まぁ画像だけ見てほしい。

via GIPHY


キャットウーマンを
泥棒としてなぜか
日本の江戸時代要素に
してしまうとは。
ただ動き時代も
くねくねしつつも俊敏で
すっごく良かったです。

パティンソンのバッツも
ふとした瞬間に
若さが出ていて
バッツがカッコつけてる
何かみたいで青臭くて
やばかった。
そういう意味では
ダサくて荒々しいとこ含めて
巷ではエモい映画だって
言われてるんだなぁと。

ジェフリー・ライトの
黒人ゴードンとの関係が
普通に相棒で
その関係性含めて
『セブン』っぽい構造から
さらにフィンチャーが
作らなかった映画感というものが
あるんですよねぇ。

オズワルドについては
コリン・ファレルどうした?
という印象。
わざわざデブスーツ着て
顔も変えてそうまでして
オズワルドをやりたかったのか?
ティム・バートンが既に
ペンギンとしては
『バットマン リターンズ』で
最高の造形を生み出してしまったから
やはりそれ以上にはならないかなぁと
思ったんだけども
そことは違う原作通りの
スーパーヴィランとは違う
ゴッサムマフィアの新帝王としての
立ち位置が感じられる立場。
でも頭部には瓶とか刺さってなくて
鼻もちょっと出てる程度。

人格造形はコリン・ファースの演技が
シンクロしていてよかったなぁ。

むしろ彼の立ち位置が
ノワール的作風を
押し上げているんですよね。

でも逆に彼との

エピソードが
リドラーとは独立していて
そういう部分が
海外ドラマ的だなぁとも。

ポール・ダノは抜擢された時から
すごいだろうなぁって思ったけども
やっぱりすごかった。

まぁ彼が印象的な作品の
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』とか
『プリズナーズ』とかの
弱気だけどプッツンして
めっちゃ泣き叫びながら
悶えるという
藤原竜也風の演技なんだけど
あれを成立させてしまう
ポール・ダノのキャラクター。
そこをリドラーというキャラクターに
落とし込んだマット・リーヴス。
そんな彼が結局バットマンに
敗北していく様も含めて
ポール・ダノ最高だった。
結局いつもの泣き崩れ顔も
本当に良いよね。

現代的な狂気を内包されたリドラーが熱い

終盤になって明かされるリドラーの
本質的な目的が
バットマンコミックを超越し
現実的な問題にしっかりメスを
入れているのが良いなぁと。

アカデミー賞を受賞した
『パラサイト』のような
格差社会によって
生み出された低階級の人々に
腐敗した上流階級を
滅ぼしてしまおうと
考える存在まで
堕ちてしまうという造形。

そしてそんな彼が使っているのが
会員制インターネット
ある種サロンのようなもので
自分の陰謀論を披露して
多くの悩める人々を信者に仕立てていく。

彼の劇場型犯罪が
YouTubeやSNSを活用することで
より禍々しくそして信者を得るという
構造が普通に怖くてやばいし
そういう身近なリアルな恐怖を
内包することに

成功していて
リドラーというヴィランが
これまでのコミック映画の悪役の中で
天才的に怖いことがわかるのが
本当にやばい。
現代で『セブン』のジョン・ドゥが
いたらきっとノートではなくて
インターネットにブログやら
やばい何かを上げているだろうなぁと
思うのでした。

日本公開日は配慮すべきだったし気にかけるべきだなぁと

これって日本が大災害にあった日と日付を
併せて公開する必要があったのか??
結構終盤の水害のシーンが生々しいし
そこから行うリドラーの計画が
ガチで怖かった。

それに打ち勝った
バットマンというか
ブルースの行動が近年稀に見る
ヒーロー活動の真髄だったので
DC映画に足りなかったものが
あって非常に良かったけども
せめて前情報で
そういうのは配給知らせてよ。
と思うのでした。

via GIPHY


まぁネタバレになるから
難しいよなぁ。
猟奇的殺人の本来の目的に
結びついちゃう意外な展開ですもの。

続編があれば「僕はコウモリになる」をやってほしい

良い雰囲気の作品だったし
マット・リーヴスやっぱり
超実力派の超地味大作うまいから
続編も同じトーンで3時間かけて
本当のイヤーゼロで
コウモリが窓から突撃してきて
レッドフード出して
ジョーカーとの対峙か
ダークヴィクトリーでも
映像化して欲しいと思ったり。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9/10
・映像のアプローチ 8.4/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7.6/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

83点

バットマンのテーマが
ダサいけども
出てくる度に流れて印象的。

そしてバットモービルが
クラシックカーを魔改造ってのも
ブルースが普段クラシックカーを
好きでいてからの
魔改造のやつ出てきて
その後めちゃめちゃダサい
ショット盛り込んでくるの
映画のバランスぶっ壊してて
やばかったし
実は合間合間にシュールでダサい
ショットブッ込まれてて
これがエモなのか?
と思ってしまった。
ギャグはないのに映像がギャグ?

レンタル

通販

自分もマクファーレン・トイズの
【DCマルチバース】の
ザ・バットマンのフィギュア
あみあみで購入しました。
面白かったかは
ちょっと間を置いてからYESって
言っちゃいますが。
好きか?と言われたら
速攻でYESと言っちゃう映画でした。

でもこの映画全然お勧めできない。

his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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