アガサ・クリスティのことよく知らん
人の感想です。
はじめに
製作
1957年アメリカ映画
ワイルダー先生の映画やっぱすご
監督
ビリー・ワイルダー
・サンセット大通り
・麗しのサブリナ
・お熱いのがお好き
・アパートの鍵貸します
キャスト
ネタバレ あらすじ
2022年12月25日U-NEXT自宅鑑賞
2022年46本目
大ヒット舞台の映画化
元々は短編小説だった
アガサ・クリスティの作品。
1925年に発表されたが
30年近い月日を経て
1953年に舞台として上演され
1956年に一度幕を閉じ
ビリー・ワイルダー監督により
映画化された作品。
原題の直訳は舞台名同様『検察側の証人』だが
日本の邦題は『情婦』
「情人である女。いろおんな。また、内縁関係にある女。」
とあり。
かなり差別的で淫な女性のイメージを
感じさせる。
本作は
2022年12月27日現在では
北米の映画データベースサイト内では
TOP250中
60位という超高評価作品なので
この度鑑賞することにした。
前回の
『サンセット大通り』に続き
連続してワイルダー監督の作品。
やっぱりワイルダー監督の映画面白いなぁ
地味目の法廷映画。どこが情婦なんだよ
とパッケージ画像を見ると
主人公が女性との淫な関係で
狂わされて転落していくような
ヒッチコック監督の
『めまい』のような内容を
想像していたのだが
再生してみるとびっくり
太った仕事熱心なジジイが
ある無罪かもしれない男を
弁護するという
めちゃくちゃ地味な話
情婦?として
戦時中に出会ったドイツ人女性を
妻に迎えた被告人が
その女性の証言によって
窮地に落とされてしまう
という展開こそあるのだが
そこに辿り着くの映画の
後半部分なのでした。。。
法廷サスペンスとして
スルスルと展開していく。
むしろ中盤までは
回想シーンや
状況説明の映像化などもあり
全然話が進まないのだが
そのテンポの良さが
やはりワイルダー監督の
素晴らしさ難なく見ていられる。
そして1発目のどんでん返しの
夫人の急な裏切り。
その後も痛快な展開が続くのだが
阿鼻叫喚の最終展開
ネタバレ:大どんでん返しがすんご
映画のラストが衝撃なのだが
この映画のオチは見てない人には
話さないでくださいと説明が出る
うおおおい。
当時からネタバレ厳禁という
言葉があったのかと思うと
感慨深さがある。
そんなわけでネタバレ
あと主人公の弁護士なかなかポンコツだったな
急に増えた女性が謎だったが
ラストまで見て
そういうことか!と納得してしまった。
古い映画ながらも
スルスル見れてでどんでん返しも
あってすごいなぁと思いました。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.3/10
・映像のアプローチ 7.8/10
・映画の美術面 7.6/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10
81点
ワイルダー監督は名作が多くて
本当にすごい。
現代映画にも負けない規模の
映像が多数あってすごいなぁ。