◎【82点】ロボコップ 【感想:立川で4K極上爆音鑑賞した】◎

製作

アメリカ1987年アメリカ映画アメリカ

監督

ポール・バーホーベン
・エル ELLE
・ブラックブック
・インビジブル
・スターシップ・トゥルーパーズ

出演

ピーター・ウェラー
・ロボコップ2
・裸のランチ
ロニー・コックス
・脱出
・ビバリーヒルズ・コップ
・トータル・リコール

あらすじ

未来のアメリカのデトロイト。
この地では警察は民営化しオムニ社が警察業務を行う。
しかし多発する凶悪犯罪に多くの警察官の命が奪われていく。
犯罪を撲滅し、この地に新たな近未来都市を建設したいオムニ社は、警察の代わりにロボットに警察代行を行わせるために、
プロジェクトリーダーの副社長のジョーンズ(ロニー・コックス)たちは試作品をオムニ社の会議の中で披露する。
しかしロボットは暴走し、デモで人を殺害してしまう。
これをチャンスと思った別案を持つモートンはロボットではなく人間とハイブリッドしたサイボーグ警官のプロジェクトを進行させる。

そんな中新しくデトロイト警察に配属されたマーフィ(ピーター・ウェラー)だったが、デトロイトで一番の凶悪犯罪組織のクラレンス一味に遭遇。
彼らを追い詰めるが逆に捕まり惨殺されてしまうのだった。

しかしそれはモートンにとっては朗報だった。
モートンはマーフィの死体を用いて、サイボーグ警官であるロボコップを完成させ、
彼をデトロイト警察に配属させる。

精密射撃や無限の体力に鋼の身体、演算での犯罪察知能力、そして機械の体からひねり出させる強大な腕力を持つロボコップは、
すぐさま数多くの犯罪を未然に防ぎ、デトロイトでの人気の存在になり、
開発者のモートンもオムニ社で高い地位を得ることになる。

しかしそれをよく思わないジョーンズ。
そしてクラレンス一味と会うことでマーフィの記憶がフラッシュバックし暴走してしまうロボコップ。
ロボコップは自身のトラウマであるクラレンス一味を捕まえることに執着をし始めるのだった。

2019年3月23日極上爆音上映鑑賞 2019年30本目



感想

ポール・バーホーベン監督の全米進出2作目。
制作費1300万ドルに対して5000万ドルという5倍の利益を生み出した。
ちなみに『フルメタルジャケット』や『ラストエンペラー』よりもヒットした。
『プレデター』には負けた。(笑)
ヒットを受けて、続編が2作製作されたが、散々な評価で、続編ごとに収入は下がり、三作目は赤字映画になった。
またデザインの元ネタは日本の特撮ヒーローの『宇宙刑事ギャバン』

未来のデトロイトを舞台に、凶悪犯罪に対する手段として、サイボーグ刑事を誕生させる。
舞台をデトロイトにしたあたりが、妙に生々しい。
そこを舞台に繰り広げられるサイボーグ刑事ことロボコップの劇的な犯罪の取り締まり!!
圧倒的な強さ。
しかし同時に存在するバーホーベンの特徴である、ゴア表現。

冒頭から女の人の裸体をエロ抜きで写し、さらには暴力表現に対しても唐突にやり過ぎと思うぐらいに描く。
賛否両論でもあるが、監督の他の作品を見ると、これがあるからこそ、彼の映画を見た!!
と思えるぐらいなので、大事な大事な個性だし、映画史において貴重な存在なのだ!!
しかもそれがただぐろいわけではなく、見ている側に人間の本来持つ凶悪性を見せているにすぎない。
また悪役たちが、凶悪に見えない、普通の人なのに、えげつない行為を行うのもまた、監督のセンスだと思う。
またストップモーションを利用したED-209は、愛らしささえある。

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これの暴走はコンピューター社会への危惧に思える。
またロボコップ自体が、自分は何者であるのか?

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過去の記憶を取り戻しながら、自分が自分じゃなくなったことを思う、どこか情緒的で哀愁のある物語がSF映画において金字塔でもある。
こういう展開は後の日本のSFアニメや後のSF映画にも影響を与えていると思う。
やり過ぎな武器と爆発などとことん最高だし、笑えるが、その皮肉っぷりも味わい深くて最高。
CMシーンも最高だわ。

極上爆音上映を鑑賞

うん。前に書いた感想がうまくまとまりすぎて、
全然追記することない。
この度映画『ロボコップ』が4Kでディレクターズカット版が劇場上映されていたのですが、
せっかくなら4Kでの上映しているとこで鑑賞したい!
そう思ったけど、そもそもなかなか4Kレストア版の本作を4Kで上映する劇場がない。
当初は新文芸坐での鑑賞を予定していたが、
立川で4K上映があるということで、
この度行ってきた。

まぁ自分が見たいのではなくて、嫁が見たいということで鑑賞した。
そもそも本作が良作だったことを自分の感想を見返して思い出す始末。
B級コテコテ感という意味不明な先入観をなぜか持ってて、自分自身に衝撃を受けた。

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そもそもこの4Kレストア版だが、
日本では既にBlu-ray化されているが、吹替の帝王という20世紀FOXが販売する地上波で放送した複数の吹き替え版をソフトに網羅したもののみしかない。
かなりの高額になるのだが、海外版だとなんと3000円程度で吹き替えも字幕もついて見れるというわけで、
実際前回書いた感想はその情報を聞きつけて、Blu-rayを海外から取り寄せて鑑賞したので、
4k版での鑑賞は2回目だ。
ただ劇場での鑑賞は初めてだし、
極上爆音上映というプレミアムなイベントでの鑑賞だ。

劇伴の魅力に気づく

映画のゴア表現や鋼鉄という設定なのに4Kのくっきりした鮮明な映像によりプラスチックの稲光感のあるロボコップの手作り感のある風貌が、

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親近感を感じさせながら、映画という偶像の魅力と狂ったSF近未来感のアンバランスさが絶妙で何度見ても面白い。
しかしそれ以上にクリアな音と大迫力な音量で気づかされる劇伴の壮大なテーマソング。
現代だったらハードロックぶっこんできそうなものをオーケストラで仰々しく演奏し、
ことが起きて手柄を上げるたびファンファーレのように重低音の金管楽器が鳴り響く。
それがだんだんと癖になっていき、
大げさな映像やグロい描写も覆うほどに壮大なBGMに彩られた低予算とは思えない濃厚な映画体験。
『ロボコップ』はコテコテ感のプラスチックなイメージが先行してしまうが、
近未来ディストピアSFとしての絶妙なロボットと人間の狭間を描いた心理描写と絶妙な悪役の地味さから出る本当の恐怖のバランスが
本当に絶妙で、傑作SF刑事映画として、やっぱり金字塔なんだなって思った。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

82点

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