◯ウォール街 2013年43本目 「資本主義に生きるなら必見。」◯

「金より大事なものはあるのか?」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-ウォール街
アメリカ1987年アメリカ映画アメリカ

2013年4月23日TV放送を鑑賞
あらすじはこちらから。
感想
地上波で深夜にやるのを知ったので、未鑑賞なので、今回録画して視聴しました。
とりあえず私としては、本作は続編『ウォール・ストリート』の前にあった作品で、かなり有名な作品であるというぐらいしか知らなかった。(勿論金融取引を扱った映画だということは知ってますよ。)
しかし鑑賞しながらだいたいのイントロダクションを調べてみると、アメリカでは一種のバイブル的な映画であると非常に常識作品であり、本作に出てくるゲッコーを目標として生きる若者が非常に多かったようだ。
監督はオリバー・ストーン。近年では活躍の話しは聞かないが当時は、まさに絶頂期。
本作も冒頭からニューヨーク出身の映画監督らしい、説得力の高い作家性の強い映像で、証券会社というせわしない常識を鮮やかに描いている。
またオリバー・ストーンのビジョンはあまりにも積極的で、カットをあまりわらずに映像で全てを見せたり、映像のアプローチや斬新さで、映画に金融業界という洪水の如きお金が秒単位で動く様を監督は見事に具現化している。
非常に素晴らしい。
また主人公であるチャーリー・シーンが演じるバドは、非常にステレオタイプで良い。
ゲッコーのような成功者に憧れ、彼の弟子になる為に、行動をしていく様はパワフルでありチャーミングである。またマイケル・ダグラスのゲッコーもまた金の亡者である、悪しき存在でありながらも憧れたくなる魅力を秘めている。
映画は中盤までは非常に面白いのだが、ラストは唐突である。
監督自身の資本主義の問題点であるゲッコーのような人間を悪として描きたかった為か、チャーリーは過ちを犯し、天国と地獄を味わうのだった。
チャーリーはゲッコーに復讐をするわけだが、それは決して鮮やかとは言えない極端な展開に陥ってしまう。その極端さと平凡なラストには興ざめしてしまう。
結局はステレオタイプな勧善懲悪な映画になってしまっている。良い意味では非常に見やすい社会派金融映画としての入門編としては是非とも見てほしいし、資本主義に生きるな必見の映画であるとも言えると思う。
またこの映画の面白い所は、資本主義の頂点を極めた悪が、アカデミー賞を獲ったことにより、
多くの人がゲッコーに憧れたという顛末だった。
本来オリバー・ストーンという監督は、社会の問題点を切り取るのが好きな監督だった。(『プラトーン』などの実体験を基にした映画など。)
彼自身はゲッコーのような人間を悪と断じ、資本主義には金よりも人間こそが宝と主張したかったのだと思うが、あまりもマイケル・ダグラスの演技が素晴らしくて、またヒロインの性格もまた金に目が眩んだクソ女というステレオタイプでしかなく、最低でブスなラジー賞を頂くほどになってしまった。それも相まってか主人公が成り上がった際の家の悪趣味ぶりは以上だ。
その極端とも言える姿勢から主人公の好感度などが下がってしまい、またゲッコーの素晴らしい演技と素晴らしいファッションとゲッコーという魅力的な男が素晴らしいブランド服を着ることのステータスを再確認させてしまったり、プライスが高いものこそ正義の精神を植え付けてしまったのかもしれない。その結果、アメリカのニューヨークは未だに強欲が渦めくサイコな都市として確立していると思う。
本作は続編も製作されていることは有名。ちょっと見てみたいと思う。
得点
65
中盤まではそこそこ面白い。ただTV放送されたものなので、10分程カットもされているのが気がかり。
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