☆くまのプーさん 2011年度67本目☆

「2011年で日本でも世界でも過小評価されているだろう稀代の傑作!!」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-くまのプーさん

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
製作総指揮
ジョン・ラセター
監督
スティーブン・アンダーソン
(ルイスと未来泥棒)
予告編

プーさんあらすじプーさん
100エーカーの森での物語。
ある日、プーはいつものように目覚め、朝食を食べようと思ったのだが、彼の常備食である蜂蜜が切れてしまったのである。
非常に空腹であるプーは、とりあえず蜂蜜を探すべく外に出たのだった。
道中、ロバのイーヨに出会ったプー。イーヨがいつものように落ち込んでいるのに気づき、事情を聞くとしっぽをいつものように無くしてしまったのだった。
尻尾を探す仲間達ですが、見つかりません、そこに人間の友達であるクリストファー・ロビンがやってきました。
クリストファーは良い提案をします。それは新しいイーヨの尻尾を皆で見つけることです。コンテスト形式で行われる尻尾探しの賞品は、なんと蜂蜜!!プーは優勝するべく、良い尻尾を探すのですが。
尻尾が見つからない中、クリストファーがいなくなってしまいました。そこには紙に書かれた謎のメモが…「~すぐもどる。」それを読んだ仲間達はクリストファーが”スグモドル”にさらわれたんだと思いました。怪物スグモドルに怯える仲間達ですが、プーたちはクリストファーの為に行動を起こすのでした。
2011年9月15日鑑賞
プーさん感想プーさん
記事のメイン画像、アメリカのポスターを使ってみた。いやぁーまじで素晴らしいと思わない。タイトルとキャラクターだけの日本版よりより深みと謎があって良いと思うんだよね。
というわけで、くまのプーさんを見ました。
ディズニーの劇場映画第51本目は、なんと2Dでしかも手書きの往年の人気キャラクターのプーさん。
一応ウォルト・ディズニー生誕110年記念作品だとか。
でも面白いよね、本作の前の映画が「塔の上のラプンツェル」で3D映画CG映画として、往年のディズニープリンセスを新たな現代の技術で表現することで、時代の変化や技術力を公言したと思ったら、今度は昔の技術をリスペクトして、昔そのままの良さを現代と調和させた物を生み出したんだから。
昔製作総指揮のラセターが日本のアニメスタジオ、ジブリの鈴木プロデューサーと対談した時に、「ジブリはすげぇー。今の時代手書きアニメなんて、予算と時間ばっかかかって、赤字にしかならないのにジブリはそれをやって成功してるやべー!!」って言ってた気がするけど、ラセターもちゃんとそれに挑戦してるわけです。
そもそも「プリンセスと魔法のキス」も筆者的にはすんげー素晴らしかったけど、やっぱり製作に難航したらしく、色々と大変だったみたい。
また成績的にも本作は製作国アメリカでは3000万ドルの制作費に対して、アメリカでは2600万ドルしか稼げておらず、海外の成績を足してようやく黒字になっている。やはり2D手書きでは、人は見ようとしないのだろうか?
だが評価自体はそれなりに高く、アメリカでは多くの批評家が好意的な評価をくだしており、筆者も本作は太鼓判を押すぐらい、素晴らしい映画だったと思う。
ちなみに筆者が見た上映の回も東京の都心での公開にも関わらずガラガラで、非常に残念だった。
そもそも本作は広告展開が、ディズニー作品で、しかも著名な人気キャラクターの最新作であるにも関わらず異常に少なかったと思うのだが、それは何故だったんだろうか?
監督は、なんと「ルイスと未来泥棒」の監督だ。もともとそれの2を作ろうとしていたらしいのだが、ジョン・ラセターがそれを拒否して、本作を作ることを提案したらしい。
また本作を製作するのに膨大な時間を労したらしく、こだわりの一本だったらしい。
そりゃーあの予算だもんな、たった1時間の映像作品で3000万ドルはおかしいよな。
とりあえず、すんごい映画なので見てない人は見た方が良い。
さてさて正直言えば見る前は、全然期待していなかった。
見る理由というのは、「ディズニー映画が好きなこと。」それぐらい。
どうせ、大したことないでしょ。
そんな気持ちで鑑賞したらば、びっくり
いきなり、まったく違うアニメが始まった!!
いきなりブサ可愛いネッシーが活躍するアニメを見せられたわけで、それなりに楽しかったものの、困惑したのは至極当然。
いや、僕はねプーさんを見に来たのよ。(苦笑)
そういえば、宣伝で使われているBGMやばいよね。
KEANのSOME WHERE ONLY WE KNOWだったはずなんだけど、これはアメリカ版「イルマーレ」でも使われていて、こっちの映画は時間を飛び越えて文通をするお話でして、そのことに対しての秘密的な感じで、上手く歌が使われています。
そうそう、その曲のサビでの歌詞が
「僕らしか知らない話をしよう。」
というわけで、このプーさんの場合はクリストファー・ロビンしか知らない世界、100エーカーの物語の話にあたり、そういう意味で、ぴったりな宣伝ソングになっていますな!!
んでー短編が終わり、ようやくプーさんが始まるわけですが、これがね。いつもと違う始まり方でした。
それは実写の少年のお部屋から始まるわけです。
そこには、ぬいぐるみのくまやら豚やらがいましてね…。
これってさトイ・ストーリーの原点なんだよね。
そもそもの原作が、ミルトンとか言う作家の本なのですが、これがね「息子であるクリストファーが自分の人形たちと冒険をするお話」というわけなんですよね。それに惚れたウォルト・ディズニーが映像化したのが「プーさん」というわけです。
でもプーさんが映画化されたのは1970年代が最後で、本作は40年ぶりの最新作になるんですよね。
こんなに慣れ親しんだプーさんが今まで映画化されてないのが、驚きだな。
でもディズニーのアニメとしては頻繁にアニメになっているとは思うのだが…。
多分自分も小学校ぐらいに鑑賞したと思うんだが、その時の印象が結構スローで、それでいて意地悪なお話だったと思うんだよね。
今で言う所のティム・バートン的な感じだったような。
だから本作が始まって思ったのが、何だこのエキサイティングで馬鹿ばっかの作品は!!
まずプーが、クレヨンしんちゃんのしんちゃんに激似。
おい!!どういう事だ!!
そして、ハイテンションで歌い出したり、滑稽でぼけぼけ。
ある意味、近年のドリーム・ワークス的で、アメリカンコメディ的。
古典的名作とは程遠い。だが手書きアニメーションとしての面白さは逸脱だ。
キャラクターの壊れ具合にも注目しなくてはいけない!!
プーもまずアクティブで、お腹が鳴りっぱなし!!
他のキャラクターもびっくり!!
挙げ句に、皆が歌い出したではないか!!ミュージカル要素もあるんなんて!!
って、プーのお腹破れて、綿が出るではないか!!!!
ん?
ちょっと待て、プーはぬいぐるみなのか?
ここで、ある解釈が出来る。
プーたちの馬鹿さ加減と冒頭の実写の子供部屋からある推論が出来る。
この物語は、少年クリストファー・ロビンの寸劇から生み出されている。
プーのお腹が破れたのは、クリストファーが乱暴に扱ったせいでもあるのだ。
そういう子供の空想の範囲内で、またそういった家庭的な小道具を用いてぼけまくる点などは、トイ・ストーリーにそっくりだ。
またよく考えれば、本作がトイ・ストーリーの原点であることも伺える。
本作のキャラクターがぼけまくりなのは、物語のブレインであるのがクリストファーであるからして、よく考えれば、作り込まれた入念なプロットでもあるではないか?
特に優れているのはやはり怪物「スグモドル」の件だ。
オウルのぼけっぷり(日本版では入念に映画内の文字まで日本語!!)で、勘違いから生み出された怪物なのだが、その広がりが凄い、前述で「子供の空想で作られたキャラクター達」と記載したが、そのキャラクターが物語の中で更に広がり始め、子供の空想の境界線を飛び越えて、自由自在に広がり続けているのが顕著に感じられる。
見ている側を100エーカーの森に連れてってくれる。
そこでのぼけっぷりが逸脱で、上手く貼った伏線も問題なく例題のように回収してくれたり、当たり前のように完結したりと安定感もコメディ要素も抜群だ!!
だがそれでも見ている側を驚かせる要素がある。
それはラストだ。
一見すれば、100エーカーの森で永遠の時を過ごすキャラクター達のお家芸的な映画だが、それでもプーはかすかな成長をする。
それは、自由気まま子供が一瞬だけ気まぐれな優しさを見せるような、そんな誰にも予測のつくことができない、そういった素晴らしい映画で言う成長に筆者は出会う事ができて、大いに感動した。
いわゆる、作り手は「よくわかっている。」そういことだ。
またそのラストの成長は「語り手でもあるクリストファー・ロビンの成長とも言えるのだ。気まぐれな彼のその選択だけで、物語は素晴らしくなってしまうのだ。」
本作には、近年のディズニーが使えなくなった魔法が確かに存在している。
そういうことだ。
メモ得点メモ
9
物語の終盤、あと2本はあるんだろうな。そう思って、げんなりしたが、まさかのエンドロール。
度肝を抜かれたが、そういう意味でもよくわかっている。制作者側はちゃんと見ている人の気持ちを知っていたのだ。
だがそういう意味では1時間程の映画とはちょっと物足りないかもしれない。それにテンポが早過ぎる。
マシンガンのように畳み掛けるコメディとも取れる程だ。もっとゆったりと素晴らしい絵を眺めたかったと筆者は思えた。
あとエンドロールの遊びっぷりが最高だった。絶対Blu-ray欲しい。
本作の制作にあたり俳優兼アーティストのズーイ・デシャネル(著名作品は、「イエスマン」と「(500)
日のサマー」)が曲を提供しているのだが、本作の日本版では劇中では吹き替えで日本人が歌っているので、残念ながら聞く事ができない。
しかも日本では吹き替えのみの公開になっている為、1映画ファンとしては、英語の方も見たかった。
特にオープニングなども面白しろかったし。あと「すぐ戻る」の英語の方も気になった「backson」というのが英語の怪物の名前のようだ。
とりあえず、英語のが見たいよ。
あと面白い部分で良い忘れたのだが、本作が本の中を象徴するように、文字の上を渡ったりするところは実に魅力的だ!!
そうそうエンドロール中に子供部屋で劇中のシーンをぬいぐるみなどで再現するシーンが何度も映されるのが、超やばい!!
本当にジョン・ラセターは偉い!!
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