プス最大の敵と出会う
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はじめに
製作
2022年アメリカ映画
出てくる奴ほとんどいい奴なのやば
ネタバレ あらすじ
『#長ぐつをはいたネコと9つの命』
◢◤プスVS巨人本編映像解禁◢◤
これぞレジェンド
ˎˊ˗#長ぐつネコ プスが街を襲う巨人と対決
楽器の弦をバネに空中に飛び出したり
巨大な鐘を使って縦横無尽に動き回るぜひ、劇場の大きなスクリーンで
お楽しみ下さいpic.twitter.com/XwfZW9wqvB
— ドリームワークス公式 (@Dreamworks_JP) March 17, 2023
2023年3月19日吹替版劇場版鑑賞
2023年15本目
10年以上の月日を経て帰ってきた『シュレック』シリーズ
ドリームワークスのドル箱看板作品
『シュレック』シリーズの
スピンオフ
『長ぐつをはいたネコ』が
10年の月日を経て帰ってきた。
2020年代になってから
勢いがかなり落ちてしまった
ドリームワークスさん。
それもそのはず。
配給会社との契約が
ずーっとうまいこといかず。
大成功を収めていた00年代はパラマウント。
赤字もで始めた時期は
20世紀FOX。
ちょっとだけNetflix。
2020年代ではミニオンシリーズで
大成功を収めている
ユニバーサルの参加に入ったが
ミニオンも世界各地で公開している影響で
作っても順番が回ってこないという
不遇過ぎる状況。
元々はスピルバーグのアンブリンの
アニメ部門が独立したっぽい
ドリームワークスさん。
お下品で陽気なノリが最高だったけども
ディズニーによって
『塔の上のラプンツェル』ぐらいから
その要素も奪われてしまい。
映画感想リンク:△塔の上のラプンツェル「ドリームワークス風プリンセス映画」65点△
2010年代に入ってからは
00年代の『マダガスカル』や
『ヒックとドラゴン』『カンフーパンダ』
以上の魅力的なキャラクターを作ることが
できずに気鋭のアニメーション会社により
淘汰されつつあるような気がする
僕らのドリームワークスさんですが
この度まさかの
『長ぐつをはいたネコ』を復活。
しかもアカデミー賞アニメ部門に
ノミネートするぐらい大成功!!
世界的な興行成績を見ても
『シュレック』1作目並のヒットなので
ドリームワークス復活の土台作りは
できたでしょう!!

本当は昔みたいに
字幕版を鑑賞して
バンデラスやフローレンス・ピューの
演技を味わいたかったけども
子供もできて時間もなくなったので
近所の映画館にて吹替え版で鑑賞。
吹替え版でも全然良かったですよ!
アップデートされる技術力
直近の『バッドガイズ』は見てないですが
映像の主軸こそは
そこまで美麗でもすごいってわけでもないですが
アクション部分でモデリングを崩したり
コマ落としみたいなのをしたり
ちょっと3Dから2D調にして
アクションシーンの変換をうまいこと
見せてくれたのは
近年でアカデミー賞アニメ部門を受賞した
『スパイダーバース』や
『ミッチェル家VSロボット』などの影響を
しっかり取り入れていてとても良かったです。
映画感想リンク:★【96点】スパイダーマン: スパイダーバース【映画感想:レオパルドン級の大傑作】★
ギャグ要素についても
可愛い推しという
ディズニーでもやってる
ちょっとした幼稚なかわいさを
押し付けてくる感じが
相変わらず面白く。
ドリームワークスらしさが
その他の映画に浸透し過ぎた中でも
相変わらずのドリームワークスらしさが
とても良かったです。
世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!
とアカデミー賞作品賞を受賞した
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
でもキーとなる要素。
映画感想リンク:◯【73点】エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス【解説 考察:だから世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!】◯
コロナ禍やそれ以前のアメリカ内での
白人と黒人の分断や
ロシアとウクライナで起きている戦争による
世界の恐怖。
『パラサイト』でも拾い上げた
格差社会での分断。
映画感想リンク:☆【90点】パラサイト 半地下の家族【解説 考察 :ユーモアでは埋められない格差】☆
人と人の資本主義による問題などを
取り上げてきたアカデミー賞ですが
取り上げる前にそれを諦めることなく
もう一度今ある状況にも
確かに幸せがあるじゃないか?
素朴な日常の喜びや
利益追求などで全てを踏み躙ることのない
ことを定義しようとする作品が
2022年には求められていたんだなぁと。
人に優しくしよう。
そういう動物が持つ慈しみの心
もう一度取り戻してくれないか?
そういうのを感じさせる作品。
出てくるキャラクターがの7割がいいやつ
最後の命となったプスは
命を増やしてもう一度
独善的な日常を取り戻そうとするけど
今目の前にあるもので十分喜びを
感じる犬との出会いや
かつて傷つけてしまった恋人という
過去の亡霊と再会すること。
そして差し迫る強大な敵による
命の危機という葛藤の連続。
またかつての恋人の望むものもまた
至ってシンプルで
疲れ果てた日常にもどうにか
癒しが手に入らないか。
もしかしたらこの冒険で
願い星に願わなくても
見つかるかもしれないという
健気さ。
対して
義理の娘の為に
行動する熊の母と父。
そして文句は言うが家族として
しっかり行動する乱暴な息子。
その人間の娘もまた
決して人を殺したいとか
財産が欲しいとかそう言う
不純な動機で願い星を狙うわけではない
と言う根本的にいいやつばっかの
お話。
もちろんどうにも救いようのない
生まれながらの強欲の
人間も登場し
部下たちを利用し命を
失ってもどうにも感じない
超極悪人も登場するわけですが
そこで極端なやつがいる分
ドラマの対比や
テーマがとてもわかりやすくなっていて
良かったなぁと思うのです。
『シュレック』版『続・荒野の用心棒』
荒野の用心棒というと
わかりづらく
原題でいうと
善玉、悪玉、卑劣漢
という映画『続・夕陽のガンマン』が
あるわけですがその中身が
宝を狙った3人が
宝を目指して冒険するというお話。
映画感想リンク:◎【78点】続・夕陽のガンマン【原点超越西部劇イタリア映画】◎
その構造が見事に取り入れられてて
根本的に面白い話を流用していて
面白く。
また『シュレック』シリーズと言えば
子供達むけのおとぎ話の
大人風にひどくアレンジした
作風が特徴。
今作では悪役が
そのおとぎ話の関係者から
略奪してきた魔法グッズを駆使して
ネタと暴虐を繰り広げる
相変わらずな『シュレック』感は
忘れずに。
さらにネタとしては
直近でアカデミー賞を受賞した
『ピノッキオ』からジミニーがまさかの参戦。
卑劣漢に対して
まさかの良き道を説光とする
絶対無駄なやり取りがリアクション含めて
最高に笑える。
そして作品内で回想で『シュレック』たちも
登場し最後にはキティと一緒に
彼らの住む地へ旅立つ一向。
次回作もそのうちやってくるのかしら??
津田健次郎さん脂乗り過ぎ
と海馬瀬戸だったことが
今では遠い過去のような気がする
津田健次郎さんが
プスの最大の敵の賞金稼ぎの狼を
演じています。
まぁこの手の凶悪な存在は
津田健次郎さん演じがちなんですが
それでも超魅力的でした。
キャラクターとして
プスを絶対殺せる実力を
感じさせるデザイン。
口笛を吹いて近寄ってくる余裕。
そしてあの巨体によって
ちょっと小柄に見える
二刀流ショーテルの恐ろしさ。
プスの恐怖の象徴としての
絶対感が最高でした。
死に怯えたプスが
今あることだけを受け入れて
立ち向かい最高の
コンディションで戦う
終盤の戦いは演出もまさる事ながら
顛末含めて最高でした。
「また迎えにくるからな」と。
人間味たっぷりに
格好良さを捨てて
愚痴をはいて去っていくのも
津田健次郎さんの演技と相まって
良かったです。
その他声優陣としては
犬さんが宮野真守さんかと思ったら
違う方でしたが
直近の鬼滅の刃の童夢のような演技が
上手かったですし甘いボイスでした。
犬は本当にえぐい。
プスはこれまでの竹中直人から一新し
タチの悪い熱血うぬぼれやチックな
山本耕史さんに変更しても
そんなに違和感なくて
むしろ若返ってしまった様子。
キティは自律したけど影のある
30代っぽい気が強い女性キャラを
演じがちな土屋アンナがいつもの
感じでハマっていた。
ゴーディが中川翔子なの気が付かなかった。
あと平成版ジャイアンがいて笑った。
吹替え版良かったです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.6/10
・映像のアプローチ 8.4/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8.7/10
・音楽 8.8/10
・上映時間と個人的趣味 8.8/10
86点
結構泣かされました。
2023年3月近辺公開の
アカデミー賞関連作の劇場公開
作品としては一番面白いかなぁ?
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(根拠なし)