☆キッズ・オールライト 2011年度19本目☆

「実際のレズ・ビアンが生み出した家族の物語は、従来の家族ドラマを超越した家族を描いてた。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-キッズ・オールライト

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
出演
アネット・ベニング
(アメリカン・ビューティー)
ジュリアン・ムーア
(ハンニバル)
マーク・ラファエロ
(エターナル・サンシャイン)
ミア・ワシコウスカ
(アリス・イン・ワンダーランド)
予告

アートSTORYアート
現代のアメリカのカリフォルニアでのお話。
50代の産婦人科の医師のニック(アネット・ベニング)とジュールズ(ジュリアン・ムーア)は女性同士であるが愛し合っており、俗世間で言う所の、レズビアンであり、夫婦でもある。
そして彼女らは、共通の精子を用いることで、妊娠し子供もお互いに生んでいる。
その子供たちは今では18歳と16歳になり、18歳のジョニ(ミア・ワシコウスカ)はこの夏が終われば、大学生として大学の寮へと行くのだった。
だが子供二人は、あることが気になっていた16歳の少年レイザーは特にそのことが気になってしょうがなかったのだ。自分たちの精子提供者である父親がいることを。
二人は、母親に秘密裏にドナーセンターに連絡を取り、父親の所在を突き止め、勝手にあう事を考えるが、レイザーの不審な行動により母親たちは察知してしまい、そのことがばれてしまう。
ニックとジュールズは親として完全な答えを与えるため、父親にあたるポール(マーク・ラファエロ)とあう事を承諾。
子供たちは、自分の想定していた父親と違うことに戸惑うが、父親という存在に大きく心が動く。
母親たちは、ポールの存在が家族の崩壊に繋がらないか不安を抱いていた特に、一家の大黒柱であるニックは。
だが優柔不断なジュールのせいで家族でのランチが行われた際、ジュールはポールと共同で仕事をすることになってしまい…。
2011年5月8日鑑賞
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アート感想アート
本作は北米の2010年ゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル部門の作品賞を受賞した作品である。ちなみに前年はハングオーバーになる。
内容は上記の通り、レズビアンの夫婦が子供たちの父親が登場することにより、危機を迎えるという、サスペンス色のありそうな内容だ。
北米で公開されると最初は7館しか公開しなかったらしいが、最終的に900以上も公開に至ったほど大ヒット作で、興行収入も調べると制作費の10倍は稼いでいる。
さて、そういった北米で異色な作品ながら大ヒットをかました本作ですが、感想を書く前に色々と紹介。
本作の監督は海外ドラマで有名なレズビアンを扱った「Lの世界」で監督を務めた方で、本物のレズビアンのようだ。脚本も同様に担当している為、本作は本物が本物の世界を描く人間ドラマとでも言っておこうか。
そうやって考えると凄いのが、主演のアネット・ベニングになるだろう。
彼はレズビアンで言う所の、男の役割である方を演じている。面白いのが、この家族彼女の収入で成り立っているようなもので、彼女自身から女性ホルモンをスクリーン上からは感じない。
いざって時の判断や態度も、大黒柱たる男の存在を醸し出している。
そもそもレズではないアネットさんが、そういった役を体現しているわけで、ゴールデングローブ賞のコメディ部門でも主演女優賞を受賞。アカデミー賞ではナタリー・ポートマンに負けてしまったが、まぁーそれも仕方の無いことです。
逆にジュリアン・ムーアの役所も面白い。50代にしてはきゃぴきゃぴしていて可愛らしく、どこまでも女性的でややパワフルという。
その常識では考えられない、夫婦という体裁の二人のキャラクターがこのキャラクター性だから夫婦として成り立つと認識させるほど細かい人間描写が感じられる。
そのかいあってか、子供たちは至って普通。
崩壊系の映画の代表作である「イカとクジラ」では、子供二人に何かしらの問題を抱えていて、それにキャラクターたちの焦点がなかなか行かないとこや崩壊前提のキャラクターのせいでもあると思いますが、とりあえず子供たちはしっかりしているのです。
まぁー舞台がカリフォルニアというわけで、そんな湿ったテンションや設定など暑い日差しに照りだされてしまって笑顔しかないのかもしれませんが。(笑)
まぁーハリウッド近郊は治安が良い事で有名で、同性愛者が数多く住んでいるというのもあると思いますがね。
そういう意味では差別的展開は一切なく、家族ドラマにピントがあっていて、自分はとても良かったのですが。
さてここから個人的な感想を連ねていきます。
正直鑑賞前は筆者は、サスペンス映画だと思ったのです。
だってレズビアンの夫婦に、イケテル男性が現れるわけです。
そうなるとだいたい、不倫な展開になると思ったし、そして不必要になったパートナーを殺す。orそのイケテル男性を殺す。
の展開を予想していたのですが、タイトルが「キッズ・オールライト」なわけです。
そんなこと全部「わかっている」のです。
つまり安直なサスペンス性さえもこの家族は「いつかあること」と認識していて、それ以上のアイデアで、彼らは生活をしているのです。
その点では度肝を抜いて、絶賛したくなりました。
そもそもそのアイデアこそが、レズビアン独特の考え方とでも言って見ましょうか?そういったある種の新たな考え方の勝利と自分は本作に思えました。
そういう意味では、「ブロークバック・マウンテン」より良かった。まぁーあっちは時代背景が現代では無いからね。
個人的に特に良かったのが、「アリス・イン・ワンダーランド」で衝撃のデビューを飾り、先が非常に心配だった新鋭俳優のミア・ワシコウスカ。アリス役の人です。10年のアメリカ映画の興行成績では上位に食い込むほど大ヒットした作品に出演した為、この後の役に不安を感じたのですが、彼女の演技は実に見事で安泰とも思えました。
特に終盤の彼女の行動は、純粋さと若さがほとばしり、ぐっと着ました。
もう少し胸が大きければ、更にグッドなんですが。
将来的に活躍を期待できる俳優になると思います。
音楽のセンスもグッドです。オープニングにバンパイア・ウィークエンド。エンディングにはMGMT。
いや現代のオルタナの独特のユニセックス感を利用したアンニュイなチョイスで、象徴的で良いです。
ただやっぱりラストの展開が本当にぐっと着ました。
家族ドラマとして新境地に達しているし、きっとこの映画でしか見る事ができない素晴らしい愛があると思います。
自分は本当に感動しました。映画ファンなら是非見てください。
メモ得点メモ
10
ゴールデングローブ賞のコメディ部門の作品には驚かされる作品が多いですね。
満点つけてしまいました。
ちなみに原題はキッズ・アー・オールライト。
子供は完璧。ですかね。まぁー親に問題があるほんわかコメディとしてもありですかね。(笑)

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