【アメコミ】『ミラクルマン BOOK ONE:ドリーム・オブ・フライング』【感想】

「後半が意味不明過ぎてムーアさん。」

ミラクルマン BOOK ONE:ドリーム・オブ・フライング (MARVEL)

ヒーローコミック好きとしては、これは買わなきゃと。
『ウォッチメン』のアラン・ムーアが関わっているコミックというわけで、『ミラクルマン』買って読んでみた。
元々は『マーベルマン』という作品だったんだけどもアメリカンコミック会社のマーベルに訴えられて、存在自体が抹消されていた作品だけどもマーベルがこの権利を買ってマーベルマンからミラクルマンとして名前を変更されて描かれた作品。
なんだかよくわからないんだけども作品は1988年代の作品を2014年に再販したものなのだろうか?理解し難いがとりあえず、その80年代のリスタートを描いたのがアラン・ムーアっぽい。
昔、ミラクルマンだった記憶がなくなった主人公が、ある日、思い出して再誕するお話で、その世界ではヒーローはミラクルマンのみで、スーパーマンだとかバットマンがコミックとして存在する世界なので、色々とメタ的。
そのヒーローがいるという世界をムーアなりに解剖していく様が、やはりムーア的で、実はミラクルマンと主人公は別の人間で、変身することで意識は共有されているが、人体自体は別空間と入れ替わっているとかの設定の骨付けの仕方が、やっぱりムーア。
ちょっと日本の特撮ウルトラマンっぽいけども、そのミラクルマンが等身大で超人類なわけで、しかも徐々に人格が乖離し始めて、ジレンマを抱えるというあたりが、ムーアらしい文学さを感じる。
更には、ミラクルマンの正体を探る展開になっていき、これもまたブラックで現実的。
しかしはまり始めたとこで終了し、謎の宇宙ものの物語が描かれ、全く持って難解で電波的で、これぞアラン・ムーアだ!!って感じで、ギブアップ。
半分は画集みたいになっており、相変わらずの小学館とは違うヴィレッジブックスクオリティ。
正直割高。
解説もミラクルマンの紆余曲折に注力されていて、どうでも良い。
でもミラクルマンが徐々に人間ではないもの、神のように笑いながら人間を蹂躙する様が最高に狂っていて面白かった。

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