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【アメコミ】ホークアイ:リオ・ブラボー【感想】

「元気でな」
ホークアイ:リオ・ブラボー (ShoPro Books)
アメリカ2013年7月~2015年9月連載アメリカ

『ホークアイVol 4』これにて完結
全22話と中編に近いが、無事全話邦訳された。イェイ!!
ちょっと映画の感想も尽きたので、半年ぶりにアメコミの感想を書いてみる。
感想書いてないけど、アメコミは頻繁に買っていて、お風呂入りながら読んでいる。
今回は、ホークアイ。前作『L.A.ウーマン』も感想書いてないけど読んだ。面白かった。
今作は最終巻。
実際の連載では、クリント・バートンの話と女ホークアイのケイト・ビショップの話が交互に掲載されているが、単行本では、それぞれ別の巻にしている。
ケイトの方は、やんちゃな女子が四苦八苦しながら自立して悪と戦うお話だが、クリントの方は、前作から続くハードボイルド探偵のギリギリの日常と戦いが描かれる。
ハードボイルドは言い過ぎだが、人に頼るのが苦手なおっさんクリントが、チンピラにたてついてアパート一つ購入したことを契機に、命を狙われる。連載終盤ともなって、殺し屋やチンピラ軍団の死闘がメイン。
ゲストでサブタイトルにもなっているが、クリントの兄も登場。
また前作の犬目線で物語を描くというギミックから引き続き、聴力を失ったクリントのために手話が全編織りなされる回などギミックは引き続き濃い。
映画一本分のハードな展開が本作には描かれ、常人のクリントことホークアイだからできる人間の死闘が随所に描かれる。マーベルコミックらしからぬ血みどろで醜い争いの数々は生きることの大変さ、ヒーローであることの厳しさを体現しながら、このシリーズを通してのトーンは忘れず、伸びたカップラーメンを貪るような冷めたコーヒーを飲むようなそんなどこか間の抜けた渋さがとてもかっこいい。
何度読んでも楽しいシリーズになった。
ありがとうございました。
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