「ばかな。おれはまだなにもやっちゃいないんだぞ」
監督
富野由悠季
ガンダムと同時期に作っていたロボットアニメ
登場キャラクター全員死ぬけども精神世界でみんな幸せになれる作品
死に方が凄まじく壮絶で、小学生低学年ぐらいの子が頭だけ吹っ飛んだり、高校生ぐらいの子が頭だけ空中にあったりする闇富野作品。
宇宙の別の惑星の遺跡から発掘されたマシンが合体してイデオンというロボットになるんだけども、それは伝承のある存在だった。
それに目をつけた別の銀河かな?の人たちバッフ・クランはイデオンを手にいれるべく攻撃をしかけたりする。
そのまま戦いは泥沼で、イデオンが最強で、子供の防衛本能に呼応して能力が高まるシステムで、彗星を破壊したり、星一つを真っ二つにする恐ろしい力を発揮。
生き残るために戦う主人公たちと、当初の目的を忘れ半ば復讐のために戦うバッフ・クラン。
結果、生き残ることのために、容赦ない殺戮を繰り広げる主人公たちとバッフ・クランを最後まで弄ぶイデオンというかイデの意思の導くままみんな死ぬ。
そもそもイデオンのエネルギーのイデというやらは、文明人が人間の精神エネルギーを兵器に転用しようとした結果、それが暴走して、その星の文明全てが消失し広大なエネルギーになってしまったそうな。
そんなオカルト要素たっぷりの作品。
ただ戦闘シーンが凄まじく、超巨大なイデオンに小型のマシーンがぶつかっていては無残にやられ、また対抗して超大型のマシーンがイデオンに挑むがやはり一撃でやられと、イデオンの武器が主に鉄拳。
あとは、かがんでミサイル全弾発射!!
このミサイル全弾発射の軌跡が凄まじく、「マクロス」などで好評の板野サーカスの初期作品のようだ。
作品としては、正直インパクトだけって感じ。
前半の接触篇は総集編ということで、話のテンポが異常にはやくついていけず、後編も唐突に始まり、なかなか置いてけぼり。
人間のエゴや業に愛想が尽きた世界の意思(イデ)に翻弄されて死ぬ大人たち。
子供のように純粋でいられない奴らは全員死ね。
小学生も死ね。
ということでいいか。
イデオンが意外と腕が長くてキモかった。
全体的に酷いよ。
テレビ版見てから、発動篇だけ見るべきなのかな。
とりまこんなテンションの作品、打ち切りになってもなんか納得してしまう。
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