ダークナイト・リターンズを読みました。

キングダム・カムにつづき、今度は、アメリカンコミックのダークナイト・リターンズを読みました。

DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト

DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)3990円
ちなみに本書の値段は、4000円近くあります。
しかも本書の厚さが、参考書程もあり大型本。
正直言えば、アメリカンコミックの名作はだいたいそのぐらいいつも分厚いので常識です。
また値段が高いのも翻訳の手数料や著作権が含まれているので、仕方ないと思います。
さてさてそんな本書の内容とは無関係な文章はこれくらいにしてと、とりあえずのこの本。
名前を読んだら映画ファンならビビっとくるかもしれません。
そう
ダークナイト!!
バットマンのアメコミです。
本作はアメリカンコミックの時代を変えた作品の一つとして、アメコミを語る上で欠かせない作品となっています。
内容はですね、なんと主役のバットマンの年齢は50代という、映画のバットマン好きには驚きの展開。
そしてなんと、バットマンは、引退をして10年が経ってしまっているのです。
理由は体調不良というわけではなく、原作同様、2代目ロビンの死にショックを受けてしまったからなのです。
でもクライムファイターとしての衝動を捨てることが出来ない彼は、かつて敵対していた犯罪者、トゥーフェイスの釈放を機会に、自身の獣性が再発し、バットマンとして復活するのです。
そもそもトゥーフェイスの釈放なのですが、彼がついに元に戻ったというわけだったのですが、やはり精神分裂は治ることはせずに、またデントはトゥーフェイスに戻ってしまうのです。
初老のバットマンは肉体を軋めかせながらまた自分の正しさを疑いながら、正義を執行するのですが、彼のいなかったゴッサムは次なる世代の悪が生まれていて中盤では、若い世代の悪と対立したりとなりますが、バットマンの復活についにアイツが帰ってくるのです。
ですが舞台背景には、スーパーマンとソ連などが出てきて、衝撃の展開が起こるのですが、悪とさえ断定されているバットマン、無慈悲で徹底した己の正義を貫く彼は、ゴッサム最大の危機にあることをするというわけです。
そしてついに、自身との決別を含め強大な存在化したバットマンへの抑止力としてスーパーマンとの戦いの火ぶたが落とされるのですが、正直スーパーマンとバットマンの戦いなんてインフラしたキチガイの力を持つスーパーマンと凡人であるバットマンであって、どこに面白みがあるんだ!!と思っていましたが、これを見る限り、納得出来るのです
そして物語は怒濤の幕を閉じるわけですが、本書には更に、ダークナイト・リターンズのその後を描いた、ダークナイト・ストライクス・アゲインも収録されています。
ただ本書は絵の作家が大胆に変わってしまっている為、少し読む難度が高いかもしれません。
またリターンズの方が、初老の異常者であるブルースの内面や世界に対しての思いを描いたのに対して、ストライクスアゲインは、近代のDCヒーロー総出演の勧善懲悪ものになっていまして、それはそれで面白いんですが、流石に一冊としてはバランスを欠いてしまっている感は濃厚。
また見知らぬヒーローが数多く出演し、リターンズの裏側には、スーパーマンの悪役が暗躍していたのだ!!的展開は少し退く。
さてさてだいたいの内容を紹介した後は本作の特徴を書いて行きたいと思います。
本作はライターのフランク・ミラー(300やシンシティを書いた偉大な作家)が言うように、メディアの動向を描くことが多くなっており、ブルースの主観とメディアの総意が描かれている作品になってますかね。
コマ割りも面白く、ブラウン管テレビの画面サイズのコマとウォッチメンの2倍サイズ位のコマを一定数割り振り、大事なシーンでは大きなコマをドン!!と魅せる様式になっています。
ただ後半になるほど、画一的な手法を無視しだし、全体的に大きくしたりとしています。
ただストライクス・アゲインは同様にメディアを用いた作品ではあるものの、絵のタッチがとても変化している為にノリそのものが違うため、コマ割りもより近代的になっています。
さて本書は何故、アメコミを語る上で外せない作品になっているかと言うと、この作品が書かれた時代、以前、アメリカンコミックは、子供に害のあるものとして著名な雑誌に取り合げられ、スーパーヒーローたちは裁判にかけられたような物だった。
それに呼応した子供の保護者たちは、子供に悪影響であるアメコミを子供から取り上げたのだ。
そんな価値の下がったアメコミに本当のアメコミいや、本当のヒーローとは何か?バットマンとは一体何者なのか?を描いたのが本作であり、本作のバットマンは引退していたバットマンという、重い設定と、本書の内容自体もまた過激でありながら、暗黒の騎士とは、またヒーローとは何かというもを読む側に感銘を与える作品となっている。
(本書では、911が予期させられた部分もある。)
この作品とバットマンイヤーワンにより、アメコミの評価は再考されるものになっている。(結局は落ち目であることは変わらないようだが。)
ここで映画好きとしての解釈を添えると、本作同様に、映画の新バットマンシリーズの二作目にあたるダークナイトという作品は、アメコミ映画の価値を一変させた驚愕の作品であり、またこれからの映画そのものの時代を変えた大きな一作という点を主張したい。
そうやって考えると、ダークナイトとダークナイト・リターンズは少なからず共通点があると思うので、あの映画のファンは是非とも本書を手に取り、唸っていただきたいものだ。
確かにアメコミは高いし、敷居の高いものになっているが、知識量としての鑑賞と捉えれば、膨大な体験を与えてくれる素晴らしいものだと自分は思う。
最後になるけど、普段書きなれないアメコミの感想を書いてみたものの作品の質の高さに及ばない文章と言葉の選択の数々に、言い表せない落ち込みがあるぜ。(苦笑)
あと個人的な願いは、クリストファーノーランのバットマンが次回作のダークナイト・ライジスで幕を閉じるがどうにかして主役をクリスチャン・ベールのままで本作を映画化して欲しい。
それ程本作は素晴らしい。
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フランク・ミラー
小学館集英社プロダクション
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