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【感想】バットマン:HUSH 完全版【アメコミ】

「記事最後はバットマン誌のハッシュ後を軽く紹介。」

バットマン:ハッシュ 完全版
アメリカ2002年12月~2003年9月連載アメリカ

短編ではなく、『バットマン』誌本編の抜粋単行本
日本の邦訳されるコミックはだいたいが、短編などが、多かったが、今作はアメコミの『バットマン』誌の2002年末から2003年9月の長期連載で描かれた事件をそのまま単行本化した抜粋作品。
なので、作品としての起承転結の完成度はちょっと低い
なんか序盤から結論出してしまったけど要するにそういうことです。
しかしこのかなりの長期連載。
月刊で読んでたアメリカのオタクはさぞ楽しんだことでしょう。
ライターは番外編とも言える中編を何個も描き、ほとんどが高い評価を得ているジェフさん。
日本では『スーパーマン オール・シーズン』がファン投票により翻訳発行された海外書籍の年間チャートで3位になったりもしている。ガイマン賞2013結果へのリンク
また『ロング・ハロウィーン』や『ダーク・ヴィクトリー』は映画『ダークナイト』などにも影響を与えた傑作。
それでアーティストは、近年の『バットマン』誌を担当するジム・リーが担当し、これが出世作なのかもしれない。(よくわからない)
とりあえず言えば、作品としてのミステリーの奥深さよりは、ジム・リーのアート主体で見ると楽しめるようだ。
作物語としては、毎回著名な悪役や相棒たちが登場して、初心者でも楽しめる。
更には、長期連載の最中で、これまでの設定を塗り替える、大胆な設定が3つ程盛り込まれて、ある意味ターニングポイントでもある。
ただ肝心のミステリー部分の「HUSHは誰なのか?」という答えは唐突であり、納得は容易にできない。
なぜ彼がブルースを恨むのか?なぜ凶行に走ったのかは、よく描かれていない。
またリドラーが、バットマンの正体を知るのも不明確。
バットマンとキャットの絡みはとても良く、見応えたっぷり。
スーパーマンも出てくるし、至れり尽くせりな作品。
やはり連載にこのような中編の要素をだいたいに盛り込んだのが、一番凄いと思う。
今後のハービーも気になるし。
だが、HUSHの今後の登場が『バットマン』誌には出てこず、外伝の『ゴッサムストーリー』とかでちょくちょく顔を出していたようだが、さすがに手をつけられないだろうな。
何度も帰って来ては、バットマンに嫌がらせをしたようだ。
海外のアメコミのhushの紹介ページへのリンク
『HUSH』後の『バットマン』誌の展開を紹介
さて、本作後はキラークロックが暴れ回ったりする『ブロークン・シティー』シリーズに続くようだが、邦訳の予定はない。笑

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完結後、5冊ぐらいすると、今度邦訳される
『アンダー・ザ・レッド・フード』であいつが帰ってくる!

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その後『Batman: Face the Face』後、日本でも邦訳されている連載シリーズ
『バットマン・アンド・サン』シリーズに続く。

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ここでは割愛するが、同じく邦訳されている『ブラッック・グローブ』と『R.I.P』も邦訳されている。
その後にDCのNEW52シリーズ前のクロスオーバーイベント『ファイナルクライシス』でバットマンが死亡し、二代目バットマンが出てくるが、そこらへんは番外編にあたるので、『バットマン』誌とは別になる。

これは読んでみたい。
その後も海外では一部エピソードが単行本化されているが、日本では、二代目バットマンからブルース復活までを邦訳し、更にはかなり未邦訳をすすんでnew52シリーズの梟の法廷に続く。
また今後は、ハッシュより前の『ノーマンズランド』が長期で邦訳されるので、しばらくは新しいバットマンは読めなさそうだ。
とりま『ハッシュ』おすすめです。

his0809
通販限定で邦訳出ましたね。
すっごくマニアックだった。

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