私の…私の…望みは…お前の背骨をへし折ること
2016年12月〜2017年3月前巻の伏線は未邦訳で、ベインに決死行！
『DCユニバース：リバース』のスタートにより、
新シリーズが開幕したバットマン。
前巻でスーパーマン張りの力を兼ね備えた
ゴッサムとゴッサム・ガールが登場！
死を覚悟したバットマンの生命を救うのだが、
ここはゴッサム！！
普通の精神力ではヒーロー活動など
できるわけもなく、
ゴッサムたちに力を授けた黒幕により
ゴッサムは狂わされてしまい、
ゴッサム・ガールもまた精神異常を来す。
同じ境遇の彼女を救うべく、
バットマンはゴッサム・ガールの
精神異常の原因である
サイコ・パレートを捕らえる為、
サイコ・パレートを匿う黒幕ベインの待つ、
離島の刑務所へ
アーカムアサイラムに収監されている
ヴィランとチームを組む！！
その中には、長年の友とも言える
キャットウーマンもいた！
というのが今作のあらすじなのだが、
前巻で散々煽ったのは全く描かない
「時は近いぞバットマン」
とか言ってたヒューゴ・ストレンジの活躍は
邦訳版全部カット！！
Night of the Monster Menというイベで
『アイ・アム・ゴッサム』後2話と
ナイトウイング誌2話、
ディテクティブコミック2話を股にかけた
クロスオーバーだったわけです。
そこでヒューゴ・ストレンジさんが、
自殺テロに追い込んだ人々を怪物へと変え
ゴッサムとバットマンたちを襲わせる
恐ろしい話。
ゴッサムがいってた怪物たちがやってくるという
発言は、このことだった模様。
前巻の冒頭の飛行機への攻撃を仕組んだのは
ヒューゴだったのかベインだったのか？
最早わからなくなってきた。
また今作の冒頭で
外にはコウモリの化け物がいるという
アルフレッドの発言もこのことから来ていた。
ベインかと思いきやキャットが中心
そんなわけで前巻の伏線を捨てての
ベインとの戦い。
次巻もベインがタイトルなのですが、
その後のイベントで
バットマンウェディングが待ち受けており
バットマンの長年の友である
キャットウーマンとのやり取りも描かれるが、
ベインとの戦いよりも
キャットとの話の方が主になってて、
ベインに同情せざる終えない。
バットマンのスーサイド・スクワッド
バットマンのスーサイド・スクワッドという
企画書のタイトルだけでも採用されそうなワクワク展開！
でも人選はなかなかマイナーでびっくりだし、
物語の主はキャットウーマン
トム・キングさんがすごいのかもしれないが、
バットマンのスーサイド・スクワッド！
どんなメンツかと思いきや
ほぼ聞いたことがない3名に
人形使いのスカー・フェイスの本体じゃない方
そしてキャットウーマンという
なかなかの独特なメンツ。
しかしこの無名の人たちが
なかなか濃くて面白い。
謎のカップルなのだが、
ベインの仕切る武装した刑務所で
「今晩、寿司とかどうよ？
料理する気も起きねーし」
「じゃあ、前に食べたウナギの握りも
頼もーよ。あれ、激ウマだったし」
と終始いちゃつく。
でも結局は単独で戦うバットマンに
裏切るキャット。
バットマンの単独戦闘での
大量のベインの部下との戦いなど
面白い表現などもあり、
シリーズ的な不和よりも
１冊の満足度が高い仕上がり。
ガタガタうるせえ！いいから黙んな！
まさかのプロレスのマスクをしてない
ベインの登場というわけで、
しかも終始フルチンという
凄まじいナルシストぶり。
New52ではバットマン不在の間
ゴッサムを守っていたという
ちょっとしたヴィジランテに
格上げされていたのに、
今作ではキャットに花を添える存在に。。
それはそれで凄まじく面白いが、
精神操作できるサイコ・パレートを倒す方法が
まさかの手段すぎて感動！
これはこれで
グラント・モリソンをマイルドにしたような
トム・キングの手腕というものを実感。
”この夜””見てバット””まるでダイヤモンド””輝いてる”
スーサイド・スクワッド5話の他に2話。
バットマンとキャトの物語が描かれる。
本巻で投獄されたキャットの真相が明かされ、
今作オリジナル展開ではあるが、
バットとキャットの愛の物語が
濃密に描かれる。
普通に面白かった。
バットマンはこれまでタリアと
政略結婚したのは知っていたし
そのネタでダミアンがロビンとして生まれたし。
しかし真の愛についてはこれまで
避けれていたが、
本巻はむしろ終始彼女への
愛の物語だったわけで、
そういうことでいろんな意味で
ベインさんが怒り狂って幕を閉じた気も
しますが、
次巻は一体どのようになるのか？
自分はいつ読むのだろうか？？？
通販
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