「もっと面白くても良いんじゃない?」
監督
ポール・W・S・アンダーソン
(バイオハザードⅣアフターライフ、デス・レース、エイリアンVSプレデター )
出演
ローガン・ラーマン
(『3時10分、決断のとき』『GAMER』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』)
ミラ・ジョヴォヴィッチ
(『バイオハザードⅣアフターライフ』『フィフス・エレメント』)
クリストフ・ヴァルツ
(『おとなのけんか』『グリーン・ホーネット』『イングロリアス・バスターズ』)
オーランド・ブルーム
(『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、『ロード・オブ・ザ・リング』)
真面目なあらすじ
時代は17世紀、ヨーロッパ。
物語はイタリアのヴェネツィアで幕を開ける。フランスの銃士の中でも格別に有名な三銃士は、その中の1人の長年の恋人ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の任務である、ダヴィンチの生み出した飛行船の設計図を盗むのを手伝っていた。任務が成功し酒を酌み交わすのだが、ミレディに毒を盛られた三銃士たちは、そのまま倒れ、ミレディはイギリスのバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)に仕えており、設計図ごと彼と共に消えてしまうのだった。
残された三銃士たちは、フランスのパリに戻り月日が経ち、この一件で銃士としての資格も失ってしまった。
1年後のこと、フランスの田舎の方で、ダルタニアンが銃士だった父の意思を継ぎパリに向けて旅立つのだった。常識知らずのダルタニアンはパリに着いた途端揉め事を起こし、辛くも命を逃れた彼だったが、またも辺の人に喧嘩というか決闘を挑む、そしてその売った相手こそは、失墜した三銃士の面々だったのだ。
決闘の時刻に揃った三銃士とダルタニアン。
しかしそこには、政府の執政官らしき人物の直営の騎士団が現れ、元三銃士とダルタニアンに襲いかかるのだった。
圧倒的大差を退けた元三銃士とダルタニアンは、王宮に呼び出され、若き王に気に入られてしまう。復職した彼らを待ち受けていたのは、執政官による陰謀だった。その背後にはミレディの存在もいるのだった。
2012年7月22日鑑賞
感想
『バイオハザード』シリーズの監督兼制作のポール・W・S・アンダーソンがフランスの小説『三銃士』を3D映画冒険活劇としてハリウッドスタイルで映画化!!
勿論『バイオハザード』同様、妻のミラ・ジョヴォヴィッチが謎のアクションヒロインとして出演している。
その時点で、色々とダメな映画だ。
まぁー100歩譲って、ポール・アンダーソンの映画ということでミラ・ジョヴォヴィッチが出ることは、仕方ないということにしよう。
それにしてもだよ。タイトルになっている三銃士の面々がほとんど無名のイギリスの俳優というのは如何なものなのだろうか?そもそも舞台がフランスなはずなのに、勿論映画の中身は、英語で進行するのは、ハリウッドで作られたアメリカ映画上仕方が無いが、その三銃士よりも悪役っぽい人々が有名所をそろえているのもなかなかな謎めいている。
そして彼らが、劇中に全然活躍しないのもまた色々とお粗末というか低能な映画だ。
まぁーそんなことを言ってもポール・w・s・アンダーソン監督の映画だし、『プレデターVSエイリアン』で二大ホラー映画の怪物が揃ったのに、まさかのプレデターが女子と手を組んでエイリアンを一緒にやっつけてしまうというオバカハリウッド映画に昇華させた天才だし、『デス・レース』なんてマリオカートの映画化だし。『バイオハザード』に至っては4で覚醒したアリスの能力をリセットさせるという禁じ手を使って、第5作目も2012年の9月に公開されて、ちゃんと愛妻を主演にしているんだから間違い!!
しかもそんな低能な映画を作っても興行成績が非常に良いのだから、彼のやっていることはジャスティスなんだ!!だから映画が低能であってもジャスティスだし、ヒットしたからそんなことは別に問題じゃない。
彼の熱心なファンがいるのも至極当然なのだ!!
まぁーそういうわけで、人気があったからBlu-rayでレンタルして鑑賞したわけです。
映画館ではお金と時間をどぶに捨てる気がしたので敬遠しました。ハハハ。
そんなわけで映画を見たのですが、まず『三銃士』っていうのが、マジでよくわからないという盲点。最初に3D技術を見せつけながら解説があったけど、まぁーそんなことより三銃士にミラ・ジョヴォヴィッチがいるという謎の状況に、ファースト・インプレッションは困惑というわけ。
「え?三銃士って4人一組なの?」
その4人目が監督の妻というミラクルは置いておいて、冒頭はなかなかアクションとかが凝っていて、無難な王道ハリウッド映画を予感させてわくわくするのですが、序盤でいきなり1年という時間経過があるのです。ハハハ。
その後、主人公が三銃士の誰かから若い調子に乗った青年にチェンジ!!
その無鉄砲な彼が三銃士に出会うまでのお話にチェンジしました。
いや正確には彼が主人公だったようです。父と同じ銃士になるんだ!!
んで、三銃士と出会い(まぁー元ですが)、一緒に共闘。
でも、このシークエンスも妙なんだよな。
政府の高官の部下を惨殺しているにも関わらず無罪放免だし、挙げ句にファッションにこだわる王子に気に入られて、三銃士に戻るんだよね。正確には4銃士だけど。
んで、なんだこの原作冒涜の脚本はけしからん!!とか思って、Wikipediaで調べたら、『三銃士』って元々4人で行動する話しなのね。( ̄□ ̄;)
だからある意味では原作に忠実というか。
まぁーようやく主役たちが揃ったと思ったら、ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションの独占場があってね。
うん。まぁー監督の奥さんだし仕方ないよね。
んで気がついたらもう映画の半分くらいなんだけど、いまいち緊張感がなくて、緩い会話を楽しそうにしているのよ。
王様は服の流行と、王妃との恋愛で頭がいっぱいだしさ。
んで、その王妃と王様の間を引き裂こうとして首飾りを盗んで、それを取り戻すっていうのが、大きな物語のあらすじなんだけど、もうその時点で緩いというか。まぁー冒険活劇だしね。
でも気がついたらさぁ。船が空を飛んでいるんだよね。(苦笑)
その船がいつ作られたとか、どうやって飛んでいるとか、飛ぶのに専門技術が必要だとか、そういう描写は無くてね、皆飛行船に乗っているのよ。
それでね、三銃士が序盤のアクションのように大胆な殺陣を見せてくれるとオレは期待していたのよ。それだったら王道ハリウッドとして面白いじゃない?
そしたらね。三銃士は船から銃撃するだけなの。
いや。本当にね。それはね。ちょっと驚いちゃった。ミラ・ジョヴォヴィッチには派手なアクションシーンがあるのに、三銃士には無いのかよ!!ってね。
しかもね。フランスにも飛行船があってね。もうね。
うん。コルセットにぎゅっと締められたおっぱいの潰れ具合がとても魅力的なんだ。
本当にあのおっぱいは良い!!
だからね。これね。もう色々映画作りを間違えているンじゃないか?と思うのよ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』だって、殺陣のシーンは凄く面白いし、ちゃんと皆戦うのよ。
でもね。これオーランド・ブルームは出オチ、クリストファー・ヴァルツは何故か1人で殺陣を披露するという練習だけ見せてくれて戦闘一切無し。
終盤の戦闘はあるが、それがダルタニアンと騎士団みたいなやつの隊長なの、しかも戦闘場所もいまいち見応えがなくてね。
どうしてこんなことになったんだという感じに思えたね。
得点
4点
子供だまし!!
でも『バイオハザード』シリーズが好きなら楽しめるのかもしれない。
ちなみに3Dは最初だけと思われる。
てか普通に作ったらもっと面白い映画になるはずでわ?なんでこんなに中途半端なんだ?
妻への愛と王の服装と潰れたおっぱいは結構こだわっていたよ!!
ちなみに英語圏の評論家の評価の平均は100点中35点。(苦笑)
imdbでは5.8点となってました。うん。やはりなかなか酷い。
てか興行成績チェックしたら全米では2000万ドルしか3Dなのに稼げていなくて、海外での売り上げで1億ドル突破って、結構酷い成績じゃねえか!!全米の成績じゃ赤字で世界興行で黒字というなかなかのクソっぷり。
ちなみに世界興行の中でダントツで日本が稼いでます!!日本こんなに小さい国なのにアメリカの興行成績より稼いでるよ。本当に俺たち映画に関しては馬鹿だよな!!マジで痛いぜ!!本当に悲しい。
色んなトーナメントに参加しています。
日本の映画人口を本気で目覚めさせたい。
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 3D&2Dブルーレイセット [Blu-ray]3602円
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