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△【60点】ブラックホーク・ダウン【解説 考察 :米軍撤退】△

ブラックホーク・ダウン

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2001年アメリカ映画

アメリカの敗北
世界最強の敗北

製作

ジェリー・ブラッカイマー
・アルマゲドン
・パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
・タイタンズを忘れない
・パール・ハーバー

監督

リドリー・スコット
オデッセイ
グラディエーター
・テルマ&ルイーズ
・ブレードランナー

キャスト

キャスト一覧
ジョシュ・ハートネット
・パラサイト
・ブラック・ダリア
30デイズ・ナイト
・ラッキーナンバー7

ユアン・マクレガー
・8月の家族たち
・ムーラン・ルージュ
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
トレインスポッティング

エリック・バナ
・きみがぼくを見つけた日
・ミュンヘン
・トロイ
・チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼

ウィリアム・フィクナー
ドライブ・アングリー3D
クラッシュ
・アルマゲドン
・ミュータント・タートルズ

オーランド・ブルーム
ロード・オブ・ザ・リング
・パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
・キングダム・オブ・ヘブン

トム・ハーディ
インセプション
マッドマックス 怒りのデス・ロード
ダークナイト ライジング
・オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

ニコライ・コスター=ワルドー
ゲーム・オブ・スローンズ
・キング・オブ・エジプト
ヘッドハンター
・モルグ/屍体消失

ユエン・ブレムナー
トレインスポッティング
・T2 トレインスポッティング
・ワンダーウーマン
・エイリアンVSプレデター

あらすじ

ネタバレあらすじ
1993年アフリカ大陸東部にある
ソマリアでは内戦が起きていた。
内戦による現地人たちの
飢餓を見かねた国連は軍事介入を始める。
アメリカもまた現地に軍隊を派遣。
しかしアメリカは独断で軍事クーデターの中心人物で内戦のきっかけを生み出した
アイディード将軍の側近二人を拘束する作戦を結構。
わずか15分で完了するはずの任務だったが、
現地民兵による罠と思しき、通信網や即席の壁と無数の民兵たちの待ち伏せ攻撃により、
米軍は当初の作戦を遂行できず、もたもたしているうちにスーパーヘリコプターが、
攻撃を受けて墜落してしまう。
援護に来たヘリコプターもまた民兵たちの攻撃により墜落。
ターゲットを拉致することには成功したが、
護衛の兵士たちは民兵の襲撃により散り散りになってしまう。
またヘリコプターパイロットの救出のため、米兵の一部は、火線の激しい地へ、
赴かざるおえず。
司令部はこの地獄の事態に時間と兵士をすり減らしていく。

2020年3月27日自宅UHD鑑賞
2020年18本目




世界最強が負ける時

1993年のソマリア内戦で
軍事介入を強行したアメリカ軍が
無数の民兵に敗北し撤退した
史実を映画化した作品。

この度UHDが発売されたので
なんとなくで購入したので早速鑑賞。

本作は
リドリー・スコット監督作品だが、
これといって言及することはなし。

ベトナム戦争で敗北したアメリカは
ソマリアでも敗北していた。

呑気に過ごしていた米兵たちが
ソマリア民兵というか、
金欲しさの民間人なのか?
それとも資本主義や
民主主義への抵抗なのか、
無数と言っていいほど、
いやモガディシュ全市民が
銃をかついで、
いや拾った銃で襲撃してくる。

特殊作戦も陣形もクソもない、
ただ上官の指令を
こなそうとする米兵たちは、
葛藤もクソもなく、
生きるためにひたすら戦い続ける。
それまでの日常が壊れて、
どうのこうのではない、
アドレナリン出し続ける
マラソンのように、
無限沸きのアフリカ人と
戦わざる終えない。

戦争映画の様式美もない、無限乱戦で逆にすごい

戦争映画独特の無慈悲さ。
超兵器のカッコよさ。
勇敢な兵士の死ぬ直前の晴れ舞台。
泥沼で見る無数の人の蠢く姿。
ここぞというときの
ゴア表現での衝撃。
『プライベートライアン』や
『地獄の黙示録』など映画的な
エンタメ的カタルシスあったが、
今作にはその面影は一切ない。
無数に溢れかえる現地住人風の
民兵たちによる無数の弾幕。
ギャングっぽい奴らの銃撃に
高額アーマーを着込んだ米兵たちが、
防戦の一方。

どっから来るかもわからない
不意打ちの数々に、
気持ちをすり減らしてく米兵。

そのひたすらの不意打ちと
乱戦の数々が様式美無視で、
ごちゃごちゃしまくっていて、
逆にすごいと感じた。

リドリー・スコットは
アメリカの愚行に対する
非難で本作を監督したに違いない、
最強の兵器を用いた彼らは
多くの人々を殺害するが敗北する。
この作戦は成功したが、
その価値はあったのか
全くわからない。
結局大統領はアメリカ国民に
非難されてか、ソマリアを撤退。
終盤で脱出の目処が立ってから、
カッコいい音楽と、多数の兵器で、
効率よく撤退して、
最後はふらふらな感じの
まとめ方は良かったが、
全体的にごちゃごちゃしすぎた印象。

坊主ばっかで誰が誰か分かりづらい

キャストで紹介したが、
当時大活躍の
ジョシュ・ハートネットが
主人公の本作だが、
役職がよくわからない。
どう見ても若いが小隊長。
逆にユアン・マクレガーが
変な役で登場。
冒頭ではオーランド・ブルームが
18歳として出てくるが、
それ以降、ラストシーンまで
出てこなくてびっくり。
映画だったらだいたい
最初に出てきたキャラが
主人公だと思うのだが、
そういったルールが
壊れている映画で見ていて混乱した。

米軍が負けるという
混沌を表す天才的な采配なのか?

また重要キャラで
エリック・バナが出てくるが、
序盤の最後の方に出てくる。。。。
他にも多数の坊主頭で
ヘルメット着用なので、
ほぼキャストが活躍しないが、
特徴的な顔立ちの
ユエン・ブレムナーとその相棒として
キャリア初期のトム・ハーディが
出ていて、今見るとびっくりするが、
この二人が
イチャイチャしているのを見ると、
同じく2人の活躍する時代が
違いすぎるため、
違和感を感じてしまう。

活躍するのは
エリック・バナと
ウィリアム・フィクナー。
どっちも小隊長で活躍するし、
エリック・バナはトラックを破壊。
ウィリアム・フィクナーは
ユアン・マクレガーとイチャイチャ。

司令官として
サム・シェパードが
終始厳しい決断をするが、
全く言及されないが、
彼のせいで多くの人が死んでいる。

そもそもこの作戦を
なぜアメリカ単独でやったのか、
その内情などは一切なく、
作戦が失敗したという
アクションだけが終始描かれ、
渦中で悩み苦しむ
サム・シェパードに違和感。
2000年代の映画って
こういう映画多かったような
記憶が呼び起こされる。
まだアメリカがイケイケだった時代。
リーマンショック前で
景気もずっと良かったし、
アメリカ批判よりも
愛国者としての葛藤のカッコよさ
というもだけが描かれる。

リドリー・スコット的というよりは、
ジェリー・ブラッカイマー的な
作品なのかもしれない。

当時の景気の良い映画にしては社会派よりだったので比較的好評だったのかな

現代だったら、
サム・シェパードに絶望する
周囲の姿などのショットが
多数あるだろうな。

ちなみに命を省みずに
救出に行った米兵はなんと
『ゲーム・オブ・スローンズ』の
ジェイミー。

現実でも亡くなってしまった人なので、
仕方ないが、なんとも無惨だった。

アフリカ人の扱いがひどい

露骨なアメリカ中心映画の風体か、
本当に無数にアフリカ人が
銃持って襲撃してくる。
そこに出てくる人たちの背景は
何一つなく、一方的に攻めてくる。
みんな同じような顔、
意思を感じない人。
正直映画のギミックでしかなく、
ロボットで代用もできるし、
CGでも代用できるだろう。
ゾンビともなんも変わらない扱いだ。
それがひたすら襲撃してくる。

なんと傲慢な映画なんだろうかと
違和感が募ってくる

その顕著なシーンが終盤での
ヘリコプター連隊の屋上射撃のシーン、
同じカットが繰り返されるのだ。
笑けてくる。

当時のアメリカの非人道っぷりを
うまく表現したというか、
この行いをするアメリカ兵ではなく、
アメリカの国という愚行。
その中でもアメリカ兵の仲間思いや
愛国心は確かに感じ、
英雄譚のようにも見えるが、
圧倒的な敗北が確かに描かれていた。

ちなみにUHD効果は全然なかったと思います。

フィルム粒子強めの作品なので、
高解像度がすごいとか
そういうのは期待できないので、
あくまでもBlu-rayよりも綺麗程度。
音はオリジナルと比較してないので。
XBOX用のヘッドフォン買おうかな。

TV吹替初収録特別版は
Blu-rayオンリーなので
見てないです。
ただ1周目を
エクステンデッド・カット完全版で
字幕
2周目を劇場公開版で
吹き替えで鑑賞。
違いについては、
むしろ冒頭が劇場公開版の方が
長かったような錯覚。

あとエクステ版では
ユアン・マクレガーが
お得意のコーヒーを作るシーンが、
劇場公開版にはなかった?というか
ユアン・マクレガーが
全体的に増えた?
あとヘリコプターを
守ろうとした人たちが
アフリカ人にもみくちゃにされて
ぐちゃぐちゃにされるシーン?
全体的に長いシーンで
どこが減ったかわからず。
本当に新作レンタル開始した
時期に見て、
地上波でチラッと見て、
今回が3回目ぐらいだからな
全然覚えてないし、
なんで購入してしまったのか??
あとUHDは画質頑張りすぎてるからか、
特典が入ってなく
Blu-rayにしかないの不便なんだよな。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 5/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

60点

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