△【60点】ブラックホーク・ダウン【解説 考察 :米軍撤退】△

ブラックホーク・ダウン

製作

2001年アメリカ映画

アメリカの敗北
世界最強の敗北

製作

ジェリー・ブラッカイマー
・アルマゲドン
・パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
・タイタンズを忘れない
・パール・ハーバー

監督

リドリー・スコット
オデッセイ
グラディエーター
・テルマ&ルイーズ
・ブレードランナー

キャスト

ジョシュ・ハートネット
・パラサイト
・ブラック・ダリア
30デイズ・ナイト
・ラッキーナンバー7

ユアン・マクレガー
・8月の家族たち
・ムーラン・ルージュ
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
トレインスポッティング

エリック・バナ
・きみがぼくを見つけた日
・ミュンヘン
・トロイ
・チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼

ウィリアム・フィクナー
ドライブ・アングリー3D
クラッシュ
・アルマゲドン
・ミュータント・タートルズ

オーランド・ブルーム
ロード・オブ・ザ・リング
・パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
・キングダム・オブ・ヘブン

トム・ハーディ
インセプション
マッドマックス 怒りのデス・ロード
ダークナイト ライジング
・オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

ニコライ・コスター=ワルドー
ゲーム・オブ・スローンズ
・キング・オブ・エジプト
ヘッドハンター
・モルグ/屍体消失

ユエン・ブレムナー
トレインスポッティング
・T2 トレインスポッティング
・ワンダーウーマン
・エイリアンVSプレデター

あらすじ

1993年アフリカ大陸東部にあるソマリアでは内戦が起きていた。
内戦による現地人たちの飢餓を見かねた国連は軍事介入を始める。
アメリカもまた現地に軍隊を派遣。
しかしアメリカは独断で軍事クーデターの中心人物で内戦のきっかけを生み出した
アイディード将軍の側近二人を拘束する作戦を結構。
わずか15分で完了するはずの任務だったが、
現地民兵による罠と思しき、通信網や即席の壁と無数の民兵たちの待ち伏せ攻撃により、
米軍は当初の作戦を遂行できず、もたもたしているうちにスーパーヘリコプターが、
攻撃を受けて墜落してしまう。
援護に来たヘリコプターもまた民兵たちの攻撃により墜落。
ターゲットを拉致することには成功したが、
護衛の兵士たちは民兵の襲撃により散り散りになってしまう。
またヘリコプターパイロットの救出のため、米兵の一部は、火線の激しい地へ、
赴かざるおえず。
司令部はこの地獄の事態に時間と兵士をすり減らしていく。

2020年3月27日自宅UHD鑑賞 2020年18本目



世界最強が負ける時

1993年のソマリア内戦で軍事介入を強行したアメリカ軍が
無数の民兵に敗北し撤退した史実を映画化した作品。

この度UHDが発売されたのでなんとなくで購入したので早速鑑賞。

本作はリドリー・スコット監督作品だが、これといって言及することはなし。

ベトナム戦争で敗北したアメリカはソマリアでも敗北していた。

呑気に過ごしていた米兵たちがソマリア民兵というか、
金欲しさの民間人なのか?それとも資本主義や民主主義への抵抗なのか、
無数と言っていいほど、いやモガディシュ全市民が銃をかついで、いや拾った銃で襲撃してくる。

特殊作戦も陣形もクソもない、ただ上官の指令をこなそうとする米兵たちは、
葛藤もクソもなく、生きるためにひたすら戦い続ける。
それまでの日常が壊れて、どうのこうのではない、
アドレナリン出し続けるマラソンのように、
無限沸きのアフリカ人と戦わざる終えない。

戦争映画の様式美もない、無限乱戦で逆にすごい

戦争映画独特の無慈悲さ。
超兵器のカッコよさ。
勇敢な兵士の死ぬ直前の晴れ舞台。
泥沼で見る無数の人の蠢く姿。
ここぞというときのゴア表現での衝撃。
『プライベートライアン』や『地獄の黙示録』など映画的なエンタメ的カタルシスあったが、
今作にはその面影は一切ない。
無数に溢れかえる現地住人風の民兵たちによる無数の弾幕。
ギャングっぽい奴らの銃撃に高額アーマーを着込んだ米兵たちが、防戦の一方。
どっから来るかもわからない不意打ちの数々に、
気持ちをすり減らしてく米兵。

そのひたすらの不意打ちと乱戦の数々が様式美無視で、ごちゃごちゃしまくっていて、
逆にすごいと感じた。

リドリー・スコットはアメリカの愚行に対する非難で本作を監督したに違いない、
最強の兵器を用いた彼らは多くの人々を殺害するが敗北する。
この作戦は成功したが、その価値はあったのか全くわからない。
結局大統領はアメリカ国民に非難されてか、ソマリアを撤退。
終盤で脱出の目処が立ってから、カッコいい音楽と、多数の兵器で、
効率よく撤退して、最後はふらふらな感じのまとめ方は良かったが、
全体的にごちゃごちゃしすぎた印象。

坊主ばっかで誰が誰か分かりづらい

キャストで紹介したが、
当時大活躍のジョシュ・ハートネットが主人公の本作だが、役職がよくわからない。
どう見ても若いが小隊長。
逆にユアン・マクレガーが変な役で登場。
冒頭ではオーランド・ブルームが18歳として出てくるが、
それ以降、ラストシーンまで出てこなくてびっくり。
映画だったらだいたい最初に出てきたキャラが主人公だと思うのだが、
そういったルールが壊れている映画で見ていて混乱した。
米軍が負けるという混沌を表す天才的な采配なのか?
また重要キャラでエリック・バナが出てくるが、
序盤の最後の方に出てくる。。。。
他にも多数の坊主頭でヘルメット着用なので、
ほぼキャストが活躍しないが、
徳緒的な顔たちのユエン・ブレムナーとその相棒としてキャリア初期のトム・ハーディが
出ていて、今見るとびっくりするが、この二人がイチャイチャしているのを見ると、
同じく世代的におかしいんじゃないか?と違和感を感じてしまう。

活躍するのはエリック・バナとウィリアム・フィクナー。
どっちも小隊長で活躍するし、エリック・バナはトラックを破壊。
ウィリアム・フィクナーはユアン・マクレガーとイチャイチャ。

司令官としてサム・シェパードが終始厳しい決断をするが、
全く言及されないが、彼のせいで多くの人が死んでいる。
そもそもこの作戦をなぜアメリカ単独でやったのか、
その内情などは一切なく、作戦が失敗したというアクションだけが終始描かれ、
渦中で悩み苦しむサム・シェパードに違和感。
2000年代の映画ってこういう映画多かったような記憶が呼び起こされる。
まだアメリカがイケイケだった時代。
リーマンショック前で景気もずっと良かったし、
アメリカ批判よりも愛国者としての葛藤のカッコよさというもだけが描かれる。
リドリー・スコット的というよりは、ジェリー・ブラッカイマー的な作品なのかもしれない。

当時の景気の良い映画にしては社会派よりだったので比較的好評だったのかな

現代だったら、サム・シェパードに絶望する周囲の姿などのショットが多数あるだろうな。

ちなみに命を省みずに救出に行った米兵はなんと『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェイミー。
現実でも亡くなってしまった人なので、仕方ないが、なんとも無惨だった。

アフリカ人の扱いがひどい

露骨なアメリカ中心映画の風体か、
本当に無数にアフリカ人が銃持って襲撃してくる。
そこに出てくる人たちの背景は何一つなく、一方的に攻めてくる。
みんな同じような顔、意思を感じない人。
正直映画のギミックでしかなく、ロボットで代用もできるし、CGでも代用できるだろう。
ゾンビともなんも変わらない扱いだ。
それがひたすら襲撃してくる。

なんとも傲慢な映画なんだろうかと違和感が募ってくる。
その顕著なシーンが終盤でのヘリコプター連隊の屋上射撃のシーン、
同じカットが繰り返されるのだ。
笑けてくる。

当時のアメリカの非人道っぷりをうまく表現したというか、
この行いをするアメリカ兵ではなく、アメリカの国という愚行。
その中でもアメリカ兵の仲間思いや愛国心は確かに感じ、英雄譚のようにも見えるが、
圧倒的な敗北が確かに描かれていた。

ちなみにUHD効果は全然なかったと思います。

フィルム粒子強めの作品なので、高解像度がすごいとかそういうのは期待できないので、
あくまでもBlu-rayよりも綺麗程度。
音はオリジナルと比較してないので。。。
XBOX用のヘッドフォン買おうかな。。。。

TV吹替初収録特別版はBlu-rayオンリーなので見てないです。
ただ1周目をエクステンデッド・カット完全版で字幕、
2周目を劇場公開版で吹き替えで鑑賞。
違いについては、むしろ冒頭が劇場公開版の方が長かったような錯覚。

あとエクステ版ではユアン・マクレガーがお得意のコーヒーを作るシーンが、
劇場公開版にはなかった?というかユアン・マクレガーが全体的に増えた?
あとヘリコプターを守ろうとした人たちが
アフリカ人にもみくちゃにされてぐちゃぐちゃにされるシーン?
全体的に長いシーンでどこが減ったかわからず。
本当に新作レンタル開始した時期に見て、地上波でチラッと見て、
今回が3回目ぐらいだからな全然覚えてないし、なんで購入してしまったのか??
あとUHDは画質頑張りすぎてるからか、特典が入ってなくBlu-rayにしかないの不便なんだよな。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 5/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

60点

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