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△ドアーズ/まぼろしの世界 2011年度18本目△

「既存の映像だけで構成されたアーティスト公認のドキュメンタリー映画ですが、そこに真実があるとは自分は思っておりません。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ドアーズ/まぼろしの世界

アメリカ2009年アメリカ制作アメリカ
出演
ドアーズ
ナレーション
ジョニー・デップ
(GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~)
予告

CDSTORYCD
1965年から1970年まで活躍したアメリカ出身のバンド、ドアーズの結成からフロントマンであるボーカルのジム・モリソンが死ぬまでを描いている。
またバンドであるドアーズを扱っているが、焦点はジム・モリソンである。
2011年5月7日鑑賞
CD感想CD
高校の中盤ぐらいから洋楽を好むようになり、放送委員として活動していて、学校にロックンロールをならしたいと思い、音楽を流すようになって、専門学校時代に空いた時間で洋楽を勉強したりして、洋楽フリークになったわけです。
そして現在、ある日、本作の予告編を見て、自分はロックンロールの体現を感じ、自分の友人の中で音楽の道に進む友人と共に鑑賞しようと画策するが、それも失敗し、レンタルして鑑賞した今に至る。
そもそも自分は、ドアーズ自体、名前しか知らないという無知ぶりなのだが、とりあえず「ジム・モリソン」が死んだことは、予告時点で察していたのと、このバンドが凄い事自体は常識として感じていた。
まさにそんなドアーズを良く知らない人の為のドアーズの概要を知り得る作品が本作ということで、よろしいかと。
物語は謎の男が暴走するシーンから始まる、途中途中の節目には彼の暴走がある。
これが、この映画唯一の撮りおろしかと思いきや、なんとこれもジム・モリソン本人が出演した映画の1シーンを利用したそうで、それは観賞後に知った。
前述の部分で気づいたと思うが、本作は、既存の映像でのみ作られた映画である。
ちなみにインタビューなどは一切なく、当時の記録が基本になるため、イベントを集約した形に近く、ドキュメンタリー映画ではあるものの、真実に迫っているとは思えなかった。
だからこそ、誰でも知ってそうなこと、つまり概要が描かれた作品と筆者は捉えました。
怖いことにメンバーのインタビューなどが一切なく、ジム・モリソンの行動や言論を中心に捉え、またそれにメンバーが暗黙を示しているのが、人間として不気味で、それでも問題なくドアーズは成り立っているのを見ると、メンバーがある意味、無能である。と描いているとも思えました。
そこで比べるべきは、「アンヴィル」のドキュメンタリー映画です。これはメンバーにかなり迫っており、またツアーにも同行。そして辛い生活もドキュメントし、如実に廃れたバンドが描かれていてとても感動しましたが、本作にはそういった感情論が唾棄されており、とことん「ふーん」な感じで進んでいました。
あと本作の特徴的だと思えたのが、ドアーズの発展とアメリカの社会情勢がリンクさせられている点。
時代が彼らと生きていたと思えますが、これがやり過ぎとも思え、ちょっと微妙。
ただドアーズの音楽性については、かなりインパクトを感じさせられました。
そもそもフラメンコギターとジャズのドラムとオルガンと、ジム・モリソンの感性という、異色なもののケミストリーがもの凄く、それを実感できるだけ本作には見る価値が十分にある。
またステレオで鑑賞したけど、音楽が凄い!!ということなどは特に感じられず、そもそも序盤は滅多に音楽も流れなかったりと絶妙に悪いバランスのバンドを追った作品と思えました。
なんと言っても既存というのが、制約を多く生み出しており。
逆に言えば、既存だけで良く作ったな!!というものです。
ナレーションはゴンゾという映画に引き続き、ジョニー・デップです。
ジョニー・デップはそういう意味で惹かれるものがありますね。
最後ですが、原題はあなたがあなたが風変わりになる時で、アルバム名のまぼろしの世界とは違い、あちらのアルバム名の原題は風変わりな日です。
メモ得点メモ
6
興味があったら見てみると良いと思う。予備知識程度で。ただ音楽もので胸が熱くなるドキュメンタリーを見たいなら、是非とも「アンヴィル 夢をあきらめられない男たち」を見てほしい。(笑)その後の「レスラー」とかも熱そう。(笑)
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じゃ。またね。

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