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★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
1974年アメリカ映画
別の話を交互に描きマイケルの悲惨さを高めてるが、自分は苦手な手法だ。
監督
フランシス・フォード・コッポラ
・地獄の黙示録
・ゴッドファーザー
・カンバセーション…盗聴…
・ドラキュラ
キャスト
あらすじ
2010年11月4日鑑賞 2010年度97本目2007年版世界の映画オタクが選んだ
史上最高の映画ベスト201! 13位
2020年12月1日 自宅Hulu鑑賞
2020年67本目
世界で3番目に愛される映画を10年ぶりに鑑賞
前回鑑賞から10年の時が経ちこの度再鑑賞。
前回同様
『ゴッドファーザー』から連続で鑑賞。
何の因果だろうか?
また10年後同様に2本立てするのだろうか?
今作は自分が頻繁に利用しているIMDb内の
ユーザー評価総合3位という超高評価映画だ。
1位は『ショーシャンクの空に』
2位が『ゴッドファーザー』
3位が本作だ。
そんなわけで前回の感想が以下となる。
2010年に20代の時の感想
長いから見るのに時間かかった。
前作は運良く映画館で見ることが出来て
すっごい楽しめたけど、
今回は自宅でのBlu-ray鑑賞。
※当時はまだTSUTAYAがあって
そこでレンタルしてきた。
今作には集中力を割く要素が山ほどあって
一番はやっぱり映画の時間構成が複雑なとこ。
最初にヴィトーの幼少期から始まり
マイケルの奮闘?転落?に変わり
また一定の長い時間が過ぎると
ヴィトーに戻るというわけ。
自分的にはどうもマイケルが
好きになれないので
ヴィトーのシーンになると
すっごいテンション上がるが
マイケルになると一気にダレる。
そもそもここまで長いと
映画本編だけでは一体この映画が何なのかも
わからなくなってしまった。
マイケルパートのキューバ正月での
キューバが崩壊した所は全く持って
この映画ってなんなの?と思った。
登場人物の多さや、複雑な小ネタ。
また本編の時系列の難しさ
本作が前作から年月が
経っているのはわかるが
前作のキャラが誰で誰か
似てるけど違うのか?
そういう複雑さがとても感じる。
そういう意味では前作の方が
物語に焦点があっていて普通に面白かったし
色々キャラ立ちしていたし話自体も面白い。
むしろ本作は複雑に成り過ぎていて
映画本編を見るよりも
観た後に色んな情報を調べ
また詳細な設定等を知った方が楽しめる。
それって正直、どうなんだろ?
観てる最中は全く面白くなかったが
調べてみて、深いなぁーと思うことは、
映画として面白いという
イコール関係になるとはあんまり思えないな。
そもそも本作はヴィトーの成功と
マイケルの転落を描いていて
それを対比的に見している
その二人にあるのは、
明確な時代の違いであり
時代に愛された男ヴィトーと時代に嫌われた男マイケル。
昔はもっとシンプルだったと
前作でマーロン・ブランドは言っており
マイケルはその複雑な時代を苦労しながら
ファミリーを守る為に頑張るのだが
全ては裏目に出るという…。
だがマイケル可哀想と一概に思えない
そもそもマイケルは仕方なく
ゴッドファーザーになった身だと
自分は解釈していて
1でのマイケルの青ざめっぷりときたら
誰よりもふさわしくない存在に
なってしまった男。
その彼が転落することなど
観てなくても必然と感じられる。
逆にズルいのが
ヴィトーの青年期を演じたデニーロ。
デニーロに与えられたのは
成功する運命と異質な役柄。
その二つを完全にものにした
デニーロの存在感は輝く。
ずっと落ち目のアル・パチーノを
完全に喰っている。
アル・パチーノは可哀想だが(笑)
まぁーあとあと思うとマイケルパートでの
兄との和解とあのオチは衝撃的で心に残る。
ただそこはフレドを演じた俳優さんの
力のおかげだと思う。
彼はきっと大脇役になると思ったが、
残念ながら若くして
他界してしまったみたいだ。
正直印象的だったから悲しい。
本当になんというか1が好きだったオレは
マイケルが何か苦手でファミリーを
愛してこそのゴッドファーザーなのに
それさえも守れなくなったマイケルが…。
でも恐ろしいのはそれもコッポラは
計算していたかもしれないのが、
今作が神かかっているのかもしれない。
個人的には、時代というか、
デニーロの描かれていた背景が好きだな。
本当にシンプルで。
でも一番ぐっときたのは、
1のちょっと前の時代を描いた
シーンが終盤にあって、
そこでコルレオーネの家族が
ヴィトーの誕生日を祝う為に
集合しているんだけど喧嘩しちゃうんだ。
、
そうやって家族が一同にするシーンが
すっごい感慨深いしやばい。
多分ゴッドファーザーの自分の好きな部分は
家族ってことで1でそれが崩壊を始めるけど
ソニーとトムが笑い合って冗談飛ばして
マイケル馬鹿にするような感じが
好きだったんだよね。
そういうの見ると余計に
1が素晴らしいと思えた。
2には苦しさしかないからちょっとあれ
インターミッションもあるし。
見返したけど2010年の時の感想とあんまり変わらない。。。
連続して見なければ十分すごい映画
やはり個人的問題点として
ヴィトーパート
マイケルパート
上記が交互に描かれる。
ヴィトーは大成功。
マイケルは愛すべきものたちを失い続けるが
ヴィトー以上の経済的成功を手にする。
ヴィトーパートは単純。
マイケルパートはマイケルの思考が読めず
駆け引きの連続
怒り狂うマイケルや切り捨てるマイケル。
ストレスフルな展開。
上記同様2人の生まれた時代の差
マフィアを取り巻く環境規模の差。
その差がうまく描かれているのだが
それを交互にすることで
物語を追いかけるのが難しくなっている。
映像的には、
ヴィトーの初めての殺しのシーンの
祭りのパレードの移動シーンがすごい。
またマイケルの公開聴取をするシーンが
本当にそういうことが行われているような
リアルさとそこでも切り札を仕込む
マイケルの策士っぷりが面白い。
1作目と映画の構成や展開に大きく違い
1作目が楽しければそれとは違う映画過ぎて
ちょっと辛い、さらに3時間もある本作は
苦行であることは言うまでもない。
物語に多数の要素を潜めているが
映画内では明確に描かれない。
キューバ革命などを舞台装置しているのは
時代的にふさわしいのか個人的には
理解ができなかった。
製作者たちのエゴが前に出過ぎた作品なのではないか?
個人的にはそのように感じたのだった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
78点
昔よりは楽しめたと思う。
3はコッポラが
「ゴッドファーザーと関係ない」
って言ってたから多分見ない。
もしマイケルが父と自分の差を
誰かに吐露したらエモかったし
好きになったろうな。
ただマイケルはそれはしない。
これは1人抱え続け、ただ歩んでいく。
その道に邪魔者がいれば消し去って。
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通販
キューバでのスーパーマンの所業が
どんなものだったのかせめて後ろ姿だけでも
見たかったです。
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