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◯【74点】機動戦士ガンダム【解説 考察 :UHDという劇場版の矜持そしてシネマコンサートについて】◯

服部隆之さんのプロの音楽家視点でのガンダムが熱かった。

ガンダムの音楽という
全く別視点でのガンダムの楽しみ方。
テレビゲームをやっても
音楽にフューチャーはしない。
映画音楽もハンスジマーや
ジョン・ウィリアムズ、
マイケル・ジアッチーノは鮮烈で
印象が強いが、
それ以外はそこまで詳しくない。

今回のイベントでは実際に数々の楽曲を
オーケストラ用に編曲している
なんて見ていて気がつかなった。
そもそものオリジナルでは
当時シンセサイザーが全盛期。
電子音の魅力をガンダムという
作品に内包していたことに驚く。
その音の再現が
現代のシンセサイザーでは難しく、
かなりこだわりを持って
再現をしたことを知るのであった。
またガンダムという作品が
フランス映画のような
音楽を極力減らした
構成にしている点については、
服部さんの指摘で初めて気がついた。
確かにオーケストラコンサートなのに
全然演奏しなかった。
普通の映画に比べたら
かなり音楽が少ないようだ。
それに関しては富野監督は
若気の至りと考えている部分も
あるらしいが、
やはり才能がある人は
当時の流行にも敏感で、
アニメーション以外にも
自分の作品として
強いこだわりがあったんだなと
感激した。
何気なく愛する作品である
ガンダムは掘れば掘るほど
魅力のあるものなのだなと、
違う魅力に気がつけて
ガノタとして至福でした。

まぁでもガンダム100周年とかは
90歳なので
祝えないなと思いました。

2021年9月:劇場版1作目よりTV版の方が面白かった

と本感想を書く前に
TVシリーズをBGM代わりに
1日中流していました。
ちょうど哀戦士まで見たので、
宇宙に行くぐらいまで。

劇場版1作目よりTV版の方が面白かった

まぁ正直何度見ても
1作目ってそこまで面白くないんですよね。
2時間20分もあるけど
人間ドラマが主体というか
ガンダムがすっごい活躍する
シーンとか全然ないじゃないですか。

でも
TV版だと毎回大活躍なんですよ。

劇場版では
第3話「敵の補給艦を叩け」
第8話「戦場は荒野」
とかカットなんですよね。
シャアとの激闘も
少なめになっていて、
淡々としている。

それに
第12話と第13話が入れ替わってる。
さらに
第11話「イセリナ、恋のあと」が
カットされていまして、
この回で
敵を倒すことに付随して
人に恨まれるという
アムロが戦っているのが
恋人のいた人間であることを
実感して、
この戦いの後に一時的なPTSDに
陥ってしまうんだよね。
そこの要素が抜け落ちて
母親のシーンが挿入されて、
アムロのドラマとしては
必要だったと思うけども
妙に辛気臭くて、
そこからPTSDっていうのも
なんだか信用できない。
その後の14話と15話も
面白かったりするわけで、
削ぎ落とされた結果
地味な逃避行人間ドラマに
なってしまって
エモーショナルな部分が
なくなってることに
今更気がつくのでした。

だからすぐに
『哀戦士』みよって
いつもならないんだよなぁ。。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.8/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

74点

そいえば新宿でガンダムの
謎解きゲームもやったし、
家でガンダムのボードゲームも
やって今年の夏のお盆休みは
ガンダム一色でした。
現在RGのνガンダムつくってますが、
いつから骨組みの部分も
組み立て式になったんですかね?
技術力がすご過ぎる。

パンフレットはサントラからの
楽曲抜粋のCDと音響さんと
指揮者の方のインタビューのみです。
これで4000円は高かった。
40周年のパンフも10年ごとに
ガンダムの作品をまとめて
あっさり紹介した冊子で残念だった。

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