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◯ステキな金縛り 2012年度56本目◯「世界よこれが日本のコメディー映画だ!」

「世界よこれが日本のコメディー映画だ!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ステキな金縛り
日本2011年日本制作日本

監督
三谷幸喜
(『THE 有頂天ホテル』『みんなのいえ』『ラヂオの時間』『マジックアワー』)
予告編

映画あらすじネタバレ有り映画
ある日の夜、密会をしていたある青年カップルの元に、男(山本耕史)の妻で不倫相手の女の姉(竹内結子)がやってくる。
不倫の事実に驚愕した姉は妹(竹内結子)とつかみ合いになり、そしてどちらかが死んでしまう。一部始終をみていた男にはある考えがあった。
弁護士の宝生エミ(深津絵里)は弁護士だ父親が著名な弁護士だった彼女だが、彼女は弁護士としての実力が乏しかった。
そんな時、事務所の社長である速水悠(阿部寛)はそんな後が無い宝生に次の案件を渡す。
その中身は、矢部五郎を弁護するのだが、彼は妻殺しの容疑がかかっている。矢部にはアリバイがないのだが、矢部自身は殺害を認めず。彼は「金縛りにあっていた。」と主張する。
とりあえず宝生はどうにかするべく、彼の主張に信憑性を手に入れようと矢部が泊まっていた人里離れまくった山奥にある民宿に行った宝生は、そこで泊まると落ち武者の幽霊に出会うのだった。
矢部の無実が証明出来ると思った宝生は、落ち武者の幽霊、更科六兵衛( 西田敏行)に裁判での証言を求める。困った六兵衛だったが、凄まじく真剣に裁判で証言をしてもらうとする宝生に負けて一緒に東京まで行くことになる。
そうして幽霊と人間の共同生活と裁判バトルが始まるのであった!!
2012年7月30日鑑賞
映画感想映画
2011年に制作された三谷幸喜作品で、2012年としては最新作にあたる本作。
Blu-rayで見たよ。
三谷幸喜って結構映画を撮っていると思ったけど映画としてはまだ監督としては5本目。
しかしTV業界では89年から脚本家として活躍し、舞台やテレビドラマと日本のエンターテイメントの重鎮のようなお人。
そんな三谷幸喜が生み出した作品は、エンターテイメント色の強いコメディー。
裁判の証言に幽霊を立たすという前代未聞のファンタジー映画。
主演には『悪人』で世界的に賞賛された深津絵里が実力のない年齢不詳の弁護士を演じて、年齢不詳の可愛さをとことん披露する。
その相方がやっぱり大物のコメディーが得意な西田敏行。
そういうわけで感想ですが、テレビ業界やら舞台の大物の三谷幸喜の映画作品ともあって、色々な俳優陣が色々なキャラクターを演じている。
その俳優の概念を打ち崩すとも言える、摩訶不思議なキャラを他の映画作品では主役を張るような人が演じるのだからやっぱり三谷幸喜は凄い。
そんな日本の映像作品のお祭り騒ぎのような本作。
荒唐無稽な物語には、終盤では死の使いが出てきたりとなかなか大胆。
まぁー大物俳優たちが暴走しているという意味で十分見応えがあるが、肝心の中身もそれなりに真面目に作っているのは言うまでもない。これだけ多くの作品を映像化している人の脚本ですしね。
それでも上映時間が長かったり、あと阿部寛が死ぬ展開がちょっと唐突だったり。
見ていてなかなか面白かったけど、これは好みが別れそう。
問題は、いまいちカタルシス的なものがなくてお祭り騒ぎな感じな所か?見終わった後、何が残るかと言えば、全くない。とりあえず深津絵里が可愛いかったということで良いか!!
メモ得点
7
普通にオススメです。凄い人たちがアホなことする日本の映画が見たいなら特にオススメ!!
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