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☆ホビット 思いがけない冒険 2013年1本目「伝説がマニアックに始まる」☆88点

「シリーズ6部作の第一章。」

アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ
製作
ピーター・ジャクソン
(『第9地区』『タンタンの冒険』)
監督
ピーター・ジャクソン
(『キング・コング』『ラブリー・ボーン』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)
出演
イアン・マッケラン
(『X-MEN ファイナルディシジョン』などのシリーズ 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)
ケイト・ブランシェット
(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『ロビン・フッド』『ハンナ』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)
ヒューゴ・ウィーヴィング
(『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』『マトリックス』シリーズ 『Vフォー・ヴェンデッタ』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)
クリストファー・リー
(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』『スターウォーズ エピソード2 クローン・ウォーズ』)
あらすじ
映画『ロード・オブ・ザ・リング』3作の前日譚である本作。
111歳の誕生日を迎えるビルボ・バギンズは、これまでの冒険を書き留めることにしながら、それの回想を始める。(この回想を書き終え、誕生日会の後、フロドの指輪の旅が始まるとも言える)
ちなみに前作の主人公であるフロドは、ビルボの養子になるので、ビルボはフロドの義理の父親と仮定しよう。

この映画の世界には人間の他にエルフ、ホビット、ドワーフなどの空想の存在が生きている。
その中のドワーフは、遥か昔、その類希なる器用さを利用し金脈を掘り当て、そこに住んでいた。
財宝に目が眩んだ王様は、自ら大量の黄金を所有し、ニヤニヤしていた。
王国は問題なく勃興し、平和な日々がおくられていた。
しかしある時、金が大好きな最強のドラゴンがその国に来襲、そのせいで王国は一気に滅んでしまうのだった。
そして、ドワーフが平穏を取るべく避難所に行くと、そこはオークたちの住処になっており、大決戦を繰り広げるのだが、そこで王様は命を落としてしまう、しかしその息子のトーリンがその場をしのぎ、オークを撃退するのだった。
それから幾多の時が去った。
ある日、50歳のビルボは灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)にはめられ、自宅に10人以上のドワーフが押し寄せる災難に合う。
そこで一番最後にきたのは、伝説の勇敢なドワーフの王トーリンだった。
そこで彼は、故郷を取り戻すべくあのドラゴンを倒しに行くというのだった。その道は閉ざされているのだが、それの解決策のヒントを手にしていた。
そして最後のメンバーとしてホビットであるビルボを迎えようというのだった。
何もかも初耳だったビルボは、その申し出を断る。
しかし翌朝、旅立った彼らを思い、その旅のことを思い、ドキドキが止まらなくなったビルボは、彼らの後を追いかけるのだった。
2013年1月3日鑑賞 IMAX3D劇場鑑賞
感想
あらすじの紹介をかなりオリジナルにしてしまったけど良かったかしら…。
2013年1本目です!!それが『ホビット』というのはちょっとインパクト強いんじゃないかな!!とか思ったり。いや『ホビット』上映時間が長くて、なかなか時間を作れなくてね。(苦笑)
多分、今年もそんなに映画見ないだろうな…。
つうわけで、紹介。
元々監督はギレルモ・デル・トロがやる予定だったようだけども、紆余曲折あってピーター・ジャクソンに戻ったという本作。でもギレルモ・デル・トロは今度はスターウォーズの新作の監督とかの情報が入って、それだけでもやっぱウキウキしちゃうわけだったり。
元々2部作だった本作は、原作も2部作。それでも色々お金が絡んでか3部作に変更。
そのせいか『スターウォーズ』同様6部作で、更に過去3本が後に作られるというなんだか同様の歴史を映画史に残すことになってしまっていてやはり映画ファンとしてウキウキ。まぁー『ホビット』はヒットしなかったみたいだけどもね。『~エピソード1 ファントム・メナス』は公開当時は大ヒットだったのにね…。
結果的に6部作になった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。
しかし元々は児童書の『ホビット』、流石にそれじゃー映画化に際して物足りないのでは?
ということで、『ロード・オブ・ザ・リング』の小説の外伝シリーズの話しを『ホビット』本編に織り交ぜて、かなり『ロード・オブ・ザ・リング』よりの骨太なファンタジー映画に昇華されている。
正直、かなりマニア向けな内容に改変されている。
それはどうやら賛否両論らしいのだが、自分的にはむしろクソ嬉しかったりね。
確かに元々の要素だけだったら、あのトロール兄弟との対峙と謎解きとゴブリンとの戦い、指輪との出会いなどで1時間半ぐらいで収まって、なんだか物足りない子供っぽい映画になってたのかもしれない。(それも悪くないかも)
そこに外伝のオークとの戦いが盛り込まれたり茶色の魔法使いが出てきたりとより『ロード・オブ・ザ・リング』化しているというわけ。(あ。自分は原作読んでません。)
悪く言えば、『ロード・オブ・ザ・リング』の劣化リメイクとも思われそうだが、それでも元々優れた映画として名高い『ロード・オブ・ザ・リング』。
それの新作であり、また中つ国に観客として旅立つことに際して、喜びの声しかやっぱり上げられない自分がいる。
特にあの独特の音楽が流れれば、正直言って満足だったり。
なんせ世界観は前作同様完璧に近い実写化なわけで、そこに更にプラスαされているのだからこれはとても嬉しい一本。
しかも愉快なドワーフたちが歌を歌って踊ったり、ゴブリンたちが踊ったり、更にはあのゴラムが再度映画で蘇ったりと、大満足な一本だった。
また地味に『ロード・オブ・ザ・リング』への伏線が多数あるのも捨て難い、徐々に世界が闇に覆われて行く様や、なんだか怪しいサウロン。結果的に死んでしまうだろうドワーフたちの愉快な姿などなど、シンプルな映画とは言い難い超マニアックな一本!!とも言える!!
ファンは多分歓喜だが、一般の人は、この深過ぎる世界観に困惑するのかもしれない。
また主役であるビルボは、テレビドラマ『シャーロック』でワトソンを演じた人。イギリスで大人気の『シャーロック』は、もう2012年の映画界に影響を与えているのにはビックリ。自分も見たことあるが、結構面白かった。1話1時間半と少し長めで現代を舞台にしたシャーロックホームズが斬新。
また主人公のホームズを演じた俳優もネクロマンサーとして出演している。
その他に気になるのが、やはり無名な俳優が非常に多いこと。ここからまたスターが発掘されるかもしれないと思うとちょっと胸が躍る。少しかげりが見えてきた映画界だが、何か変わるかもしれない!!
メモ得点メモ
88
点数を100点満点に変えてみたけど、どうなんでしょうか。
全て年末の12月公開。『ロード・オブ・ザ・リング』とは違いまだ完成してないもよう。
スターウォーズエピソード1の退屈さとチャンバラ映画化を考慮しても本作の映画化は完璧とも思える。ルーカスよりピーター・ジャクソンは有能ということにする!!
やばアイフレームレートについての記載忘れていた。
自分IMAXで鑑賞して、その劇場がそのアイフレームレートだったわけよ。
そもそもそのアイフレームレートってなんだ?っていうと、普通の映画って1秒感に24コマなのよ。もっと簡単に言うと映画ってのはパラパラ漫画で、そんで1秒感に24枚の写真がぱらぱらされて動画になっているわけよ。
そんでこのアイフレームレートっていうのはそれが2倍で48枚なのよ。
すごいよね。
で、それが観客にどう写るかというと。映像のコマ数が増えているから動きが非常に滑らかになるわけよ。点って動くと線になるじゃない?その点が増えたらより綺麗に線に見えるじゃない?
でも既存の映画の概念で見るとすごーく気持ち悪い。異質過ぎ。
正直映画というよりはTV。
映画の世界観もファンタジーだしドラクエちっくだからむしろTVゲームを見ているような感覚に近い。
でもその分、3Dが綺麗に見えるという利点もあるんだよ!!やっぱりコマ数が多いから動きがあるシーンでも線がくっきりするからずっと立体を維持出来るみたい。
ただねー。これは個人差だけどもパンするシーンの焦点の合わなさがより際立って気持ち悪い。
そこもコマ数あるから普段よりは残像が少ないんだけども焦点が合わないと結局何もかも一緒。
余計に気持ち悪いね。
だからその新技術がまだ使いこなせてない印象も受けてて、未来的には凄いことになりそうな技術だとは思うが、ここでは完成してない印象。Blu-rayなどもアイフレームレートだと良いな。

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