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はじめに
1994年アメリカ出版
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1994年アメリカ出版
一応当時のアメリカではかなりの高い評価を色々な方面から得たらしい本作。
それもそのはず。
本作は、かなり異質でアメコミらしさは少なく、アメコミを俯瞰した年代記なのだから…。
最早、エンタメとはどこかかけ離れた徹底した俯瞰。
しかも描かれるのがマーベルヒーローの誕生とも言える。2012年に映画化された『アベンジャーズ』が登場する前の本当にマーベル社の初期ヒーローが登場しまくる。
元々複雑でめちゃくちゃな展開が多いマーベル。
それの初期なわけ。
もしその年代記を知っていれば、最高のアーティストであるアレックス・ロスが描くアートの数々を含めて、思い出深く、感動的だと思う。
むしろ逆に昨今のアメコミ映画ブームに便乗してアメコミを購入し始めた、私のような存在には、到底堪能しきれない、極端な作品でもある。
表紙がスパイダーマンだから、スパイダーマン活躍する?って思ってもそれが描かれるのは終盤の項目だけであって、さらには、それをヒーローの視点からは一切描かず、一人の真人間の視点で描かれるのだ。
それで個人的に気になったのが、この主人公。
自分には到底理解できない感情を持った男に思えた。
登場してきたヒーローにのめり込み、自身の考え方を持ち出して、本さえも出版するちょっとした異常者。まぁー最終的には世界の広がりとヒーローの安定についていけなくて、引退するんだけども、その主人公がどうにも好きになれない。
それとどうにかしてヒーローの視点で作品が見たいんだよなー。これは個人の感想だからね。
Amazonではかなり賞賛されているしね。
ただアレックス・ロスの絵は非常に素晴らしく、スパイダーマンをタイツを纏った存在であると完璧に描写したり、キャプテンアメリカなどの質感も素晴らしい。
アレックス・ロスは最高のアーティストであるけども、彼の絵って凄過ぎて話が安くなりがちなんだよね。という素人の意見。
自分は彼の作品なら『キングダムカム』が震えて、アメコミを尊敬するようになってしまいました。
これも真人間視点でおくられる物語なのだが、ヒーローとヒーローが苦悩し、彼らの視点で描かれることもあるのでたまらない。
最高に盛り上がりますよ!!シャザム!!
というわけで、『マーベルズ』記事を書くにあたって、もう一度読み直そうと頑張ったけど、読み終わるのにかなり時間がかかった。あとグラセフばっかりやっていますしね。(苦笑)
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