「グッバイ!マイケル・ウェスティン!」
2007年から製作されていた『バーン・ノーティス』もシーズン7にしてついに完結。
シーズン7は全13話と非常に短い。
あらすじ
【感想】バーン・ノーティス シーズン6 見たよー。
シーズン6で、ドラマ内のルールが崩壊し、サブゲストが死亡し、物語は急転直下。
ついにマイケルは、自分をバーンしてノーティスした組織の裏ボスをぶっ殺し、元凶を滅ぼすことに成功したが、まだマイケルに安息は無い。
そもそもマイケルは何がしたいのか。
スパイに戻りたくて戻りたくて仕方なかった男は、前シーズンの影響で、仲間を救うべく、CIAの潜入工作員に転身していた。
このミッションが成功しなければ、彼の家族と友人は一生幽閉だ。
解説
最終巻を手にするまで気がつかなかったが、全13話と非常に短い。
作品としては、これまで一話完結型で、シーズンを通して一つの大きなミッションを完遂する為に1話ごとにちょっと進行すタイプであったが、今作は違う。
シーズンを通して、CIAの潜入ミッションが基本的に描かれる。
そのミッションを通して、マイケルは、これまで溜め込んできたストレスが一気に爆発し、カリスマ性の高いテロ組織のリーダーを信望してしまう。
そしてフィナーレに避けることのできない犠牲が決定する。
作品としては、過去シーズンとは異色。
最終回は愛もある。
ただかなりエグいストーリーになってしまったものの、最終回としては、愛のあるものになったと思う。
海外ドラマなら毎度お馴染みの冒頭の人物紹介。
その文言を劇中で印象的に冗談として使い、最後のフィーのセリフでは「マイネーム、イズ、マイケル、ウェスティン、アイ、ユーストゥー、ビー、スパイ」を印象的に使ってくれる。
シリーズを通して、大好きなキャラクターだらけの作品だったので、終了は寂しい。
ただ、今シーズンでは、マイケルは一切、心から笑っていなかったし、過去シーズンのように、潜入工作としてちんけなチンピラを演じるような楽しさもなく、とことんヘビーなものになってしまった。
せめて、特番で、いつもの彼らで一つのミッション、人助けを見たい。
まぁーそれもあの人がいないから、無理か。
『バーン・ノーティス』は『グランド・セフト・オート』みたいだった。
思えば、『バーン・ノーティス』という作品は、『グランド・セフト・オート』みたいだった。
最初は街の小悪党などを倒すべく、潜入ばっかしてたが、いつしか軍事組織やらマフィアやらを相手にして、終盤ではCIAやらFBIやらを相手にしたりと、しかもミッション単位の一話完結型なとこも似ている。
舞台であるマイアミもまたね。
『バーン・ノーティス』はスパイドラマの仮面をつけたファミリードラマ
一見、スパイものを主題にしているように見えたが、ここまでアットホームだったのも、根本的には家族というチーム愛を描いた作品だったなと最終回を見終わってようやく思うのだった。
だからこそ、この作品のキャラクターが愛おしく思えた。
最後に鑑賞直後のツィートを転載。
・バーンノーティスはシーズン5が低迷期か。
・シーズン序盤は、詐欺師を騙すために詐欺師仲間になったりしてて楽しかった。中盤のシーズンぐらいからマフィアやらギャングの大きい組織と戦って、終盤のシーズンではFBIやらCIAやらテロ組織に潜入と、完全にグラセフみたいな展開だった。そこがバーンノーティスの良かったところ。
・ただ序盤シーズンは、はめようとしたら失敗して最後の機転で全部丸く収めるのが爽快だったけど、後半シーズンは、追い詰められたら太刀打ち出来ずに取り引きやら九死に一生を得るみたいになってて、賛否両論な醍醐味のあるバーンノーティス。終盤マイケルが一切笑わね。
・バーンノーティスの最終回の台詞はロマンチックだなぁ。シューテムやらビッチィズやら
・バーンノーティスファイナルシーズン鑑賞終了。少し駆け足だったが、最終話はオープニングオマージュなどもあってほっこり。ただちょっと辛い展開もあった。見終わってようやく気付いたが、バーンノーティスってスパイものの仮面被った家族の物語だったんだな。だからこんなに楽しく見れたんだな。
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これでバーン・ノーティスが終わり。グリーはもう飽きたし。
今後は、『ハウス・オブ・カード』と『アロー』ぐらいだな。
ただ合間に『ブレイキング・バッド』をフールーで見てます。
『24』『プリズンブレイク』『ヒーローズ』と世代的に楽しんだが、その流れが『バーン・ノーティス』で終わりなんだな。なんか寂しい。
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