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【短評】キラー・スナイパー【忘備録シリーズ23】

2013年100本目 8月20日自宅DVD鑑賞
「クソ邦題がミス・リードを誘う久しぶりにおれやっちまった。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫~season 7~-キラー・スナイパー
アメリカ2011年アメリカ映画アメリカ

この邦題つけた奴は夢にフレディが出て来て不眠症になるべきだ。
短評シリーズも見事に20を越えたわけで、おれの筆の遅さがこんな思いつきでストレスを削減してくれるのだからありがたい。
本作を見たきっかけはツィッターで面白いって聞いたから。
なんかタイムラインに出て来て、面白いっていうからレンタルしてみた。『キラー・スナイパー』
この邦題を見る限り、映画内で狙撃手が出て来て、命を奪い合うスリリングな内容なんだなと思って、映画を再生すれど、いつまで経っても狙撃手は出てこない。
どうだろう。見ているおれは、狙撃手がもたらすアドレナリンを今か今かと楽しみにしている。
けれども映画は終わってしまった。しかもまるでデビッド・リンチの映画のような混沌とした世界観で映画は終わってしまった。狙撃手はどこに行った。だってこの映画のタイトルは『キラー・スナイパー』じゃないか…。
そんな戯言は置いておいて、原題を邦訳すると「殺し屋ジョー」
映画のあらすじは、頭の悪いクソみたいな生活をしている訳あり貧乏家族が、大金を手に入れるべく、主人公の母親を殺してお金を儲けようって話。
それを殺し屋の刑事に依頼すんだけども、その刑事ことジョー(マシュー・マコノヒー)がサイコパス、計画は成功したけども主人公たちが馬鹿過ぎて大金が手に入らないってわけで、映画はものすごい混沌へと落ちる。
稀代の名作ゴシック・ホラー『エクソシスト』の監督の作品である本作は、やはり正しい鑑賞の仕方があり、本作のジャンルはなんとコメディであった。
最早タイトルで面白いとか思ったおれは極端な負け組である。
勝ち組は完全にこの映画の肝である、だめな白人ことホワイトトラッシュの犯罪に対する軽薄さや、サイコパスであるマシュー・マコノヒー演じるキャラクターにノックアウト。本当にクズだらけの映画。
陰湿とも言える世界観もごちそうにかけるソースのよう。
それでいて妙にセクシーで頭の弱い妹がやたら裸体を披露する。
それこそが本作の正しい感想なんだろう。
だがおれはミスった。つまり微妙な映画だった。
映画としての出来はあんまりよくなかったと思う。編集も微妙で、完全に蹴りがキャストに当たってないのにキャストが超流血していたり、映像がTVっぽい安さがあるし(ホワイトトラッシュ感高まるよね。)無駄に脱ぐ俳優いるし、マシュー・マコノヒーもそんなにツボらなかった。当時は彼に熱心にはまっていたのだが…。あと映画の展開がかなり狂気で、こういう映画を見る予定じゃなかったからびっくりしちゃった。
事前準備が必要とも言える本作。
本質を見極められるのは映画玄人を超越した映画マスターだろう。

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