『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』感想:一言でいうと
映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』を4歳の娘と劇場鑑賞。hisSCOREは66点。テレビシリーズにはあまりハマれなかった自分ですが、長田光平さんの画面力と、ギャバンキラーとの泥臭いタイマンはかなり良かったです。特に終盤のコンバットスーツが壊れながら戦う姿は、短い映画の中でもしっかり見応えがありました。
一方で、エモルギア、ギャバリオン粒子などの用語が次々飛び交うノリはやっぱりしんどい。さらに『角醒ハンター オメガホーン』の登場も、自分には物語上の必然というより露骨な番宣に見えてしまいました。
この記事では良かった点・気になった点に加えて、4歳の娘の反応もまとめています。感想本文にも新フォームや終盤の展開に触れるネタバレがあります。完全なネタバレあらすじは後半に折りたたんでいます。
製作
2026年日本映画
2026年8月11日劇場鑑賞
2026年28本目
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概要:スーパー戦隊を中断させてメタルヒーロー復活させたけど、低予算電波系過ぎでは?
50年続いたスーパー戦隊シリーズをいったん一区切りにし、東映・テレビ朝日は新シリーズ「PROJECT R.E.D.」を始動。第1弾として、1982年の『宇宙刑事ギャバン』の精神を踏襲した『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が2026年2月15日から7月19日まで全23話放送されました。
もしかしたら海外ドラマなどのシーズン制を導入して、続編なども企画しているかもしれないが、翌週の2026年7月26日からは別の宇宙を舞台にしたPROJECT R.E.D.の第二弾作品である『角醒ハンター オメガホーン』の放送が開始した。
私としては前番組であった『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』については50年記念作品として気になり1話を見たが面白くて、結果的に全話家族で鑑賞し、娘が大ハマりし、シアターGロッソにも通いました。
しかし『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』については1話を鑑賞した際に、敵キャラのコスチュームの廃止、敵モンスターのデザインが1種類、ギャバンのコスチュームも背面のパーツ数が少ないなど、かなり予算削減を感じました。
訳のわからない多元宇宙の設定もあり、刑事要素もあまり感じないし、多次元を移動する要素もあまり理解できない。
ギャバンが複数いる意味もよくわからないし、物語の設定的に、レッドことギャバン・インフィニティ以外は番組後期まで共闘できない設定などもあり、盛り上がりに欠けた印象。
それでも4歳の娘はしっかりハマっていた様子で、シアターGロッソにも行ったし、ほとんど放送を見たようで、今回の映画も見たいということで同席しました。
困惑:用語多すぎて、キャラクターが電波系にしか見えない
個人的に番組がハマってなかったのもあるが、今作もやはり用語が多すぎる。
エモルギアの設定など、今回の感想を書くにあたってしっかり調べてようやくわかってきたところはある。用語のアナグラムの面白さなどスーパー戦隊から精神的デザイン性が継がれてて面白いが、舌足らずの若い俳優さんがいうとマジでピンとこない。
挙句に作品自体を盛り上げるための造語もあって、ギャバインとか超ギャバいとか、全くピンとこない言葉が飛び交う。
後年の『カブタック』などを思わせるパトランの癖の強いデザインも、なんだかなぁという感じ。ギャバリオン粒子とか、アンチギャバリオン粒子とかエモルギアとかルミナスとか、
ギャバまではいいが、そこから派生のギャバリオンとか、さらにコスモギャバリオンとか、ギャバリオントリガーとかビジネス用語を理解するのに必死なおっさんとしてはこの意味不明なカタカナの応酬はオタクも困惑する電波系かよ??と思ってしまいました。蒸着の説明ナレーションもここまで積み重なるとしんどいですよ。

不要:『角醒ハンター オメガホーン』の客演は脈絡が薄い
33分しかない本編ですが、後番組の『角醒ハンター オメガホーン』から主人公のキャプテン・オメガホーンと角獣王・炎角が登場し巨大な怪物を撃退。
一応多元宇宙というやりたい放題の作風なので、時間軸としては同一な為、今回の長谷さんの太陽を隠した行為の悪影響が起きて怪物が1体だけ発生し暴れたので炎角が撃退。
他のギャバンたちが登場して各宇宙で怪物を倒すのはいいとしてもオメガホーンは脈絡ないなぁと。
助っ人でもないし、その頃オメガホーンの宇宙では!という感じに突如流れて事件解決という感じ。
後番組の番宣目的が露骨で、作品としては不要過ぎる。『平成仮面ライダー』の夏映画でのお決まりのネタをこっちでもやったにしては、脈絡もバトンタッチ感もないただの番宣映像の挿入でマジでいらないなぁと思いました。
あと根本的にオメガホーンは無しという印象です。
ここが良い:長田光平さんの観てられる画面力
映画見てて思いましたが、この俳優さんの演技、臭くないです。この手のスーパー戦隊系のレッドってTV初主演の人とか多いですが、長田光平さんは2.5次元舞台の有名どころ『刀剣乱舞』出身の方で、ある程度演技に厚みがあるおかげか、結構観てられるなぁって思いました。もしかしたらスーツアクター出身の監督の演出力ってのもあるのかもと思いますが、俳優として物語を引っ張っていく力のある人だったなぁと思いました。敵対する長谷さんともしっかりタイマンを張れている俳優力を感じさせてくれました。
結果的に後番組のオメガホーンにも出演が決まり(そもそも潜入捜査官役で同じキャラなのかもしれませんが)、PROJECT R.E.D.の看板を背負う俳優として東映にとって重要な存在になるのでしょうか?
爽やかながらも濃さのあるイケメンお兄さんの役回りが本当に見事で、終盤のコンバットスーツ割れで顔が少し出てるところでもおでこと目のバランスが凄まじく良い感じでした。
今年はあるかわかりませんが、シアターGロッソで本人出演回があれば見れたら良いなぁと思いました。
4歳の娘の感想
本作をみたがった娘の感想ですが、楽しかったそうです。
ギャバンキラーとの戦いや新フォームへの変身などが良かったようです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ、濃さ、テーマ性 6/10
・映像のアプローチ 6.5/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 7.4/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
66点
まとめ
楽しい作品だったなぁと思いました。
設定とかよくわからずに見て、やや困惑しましたが、俳優の力を実感できました。
『オメガホーン』についてはポケモン要素と『冒険大陸アニアキングダム』の恐竜や動物の一風変わったキメラデザインとモンスターハンター要素という感じで、さらに低年齢向けにしたのかなぁと思うのですが、流石に女の子がハマる要素も薄いし、アクションシーンもロボットシーンもなく、邪道に走った印象が強い。その番宣も無関係すぎて肩透かしでしたね。
テレビ放送時の正味がオープニングとエンディングを考慮すると18分程度で、映画は33分と約2倍の尺でした。ただ、多元宇宙の設定や、そこでのそれぞれのコンバットスーツの登場などを考えると、どうしても中心の物語は薄くなることは否めない。それでも戦闘シーンで物語の主軸を描いてわかりやすくまとまっていた印象でした。テレビシリーズで登場したロボットもしっかり活躍したので、頑張った感があると思います。一応、本作って本編の後日談という立ち位置なんでしょうか?
確かに作品名通り、太陽が感情を手に入れて泣いたり笑ったりしてたなぁと思いますが、あのノリは知育番組っぽくて苦手ではあるし、そもそも太陽要素なくても良かったのでは?と思う部分もありました。
じゃあどうすれば良いのか?と思う点もありますが、太陽要素をなくして、各宇宙のギャバンをギャバンキラーが倒して、最後にレッドが勝つとか、アクション要素しかない話でも良かったなぁと思ったり。
まぁ。。一応本編未完な感じでシーズン2に近づきそうな部分もあったし、それはやり辛いか?
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