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◯コンテイジョン 2011年度160本目◯

「すげぇー落ち込んだ時見たら、元気になる。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-コンテイジョン

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
監督
スティーブン・ソダバーグ
(オーシャンズ11、チェ、セックスと嘘とビデオテープ、インフォーマント!)
出演
マット・デイモン
(アジャストメント、トゥルー・グリット、ボーン・スプレマシー、ヒアアフター、インフォーマント!、グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち、インビクタス/負けざる者たち、オーシャンズ11)
グウィネス・パルトロー
(アイアンマン、アイアンマン2)
ジュード・ロウ
(シャーロック・ホームズ シャドウゲーム、ロード・トゥ・パーディション、レポゼッション・メン、スターリングラード)
ローレンス・フィッシュバーン
(マトリックス、プレデターズ、ラスベガスをぶっつぶせ)
マリオン・コティヤール
(エディット・ピアフ~愛の讃歌~、インセプション、ビッグフィッシュ)
ケイト・ウィンスレット
(タイタニック、エターナルサンシャイン、レボリューショナリーロード)
ジョン・ホークス
(ウィンターズ・ボーン)

ドクロあらすじドクロ
ある日、香港に転勤に行ったベス(グウィネス・パルトロー)がアメリカの自宅に帰ってくると風邪を引くのだが、その症状は深刻なものになり日が経つに連れて、ベスの症状は悪化。
ベスは突然意識不明の重体に陥り、死んでしまうのだった。
原因不明の病気に困惑するベスの旦那のミッチ(マット・デイモン)。しかしこの病気は全世界の各地で発症しており、その規模は徐々に広がって行く。
ミッチの息子もまた病気にかかり死んでしまうのだった。
この病気の対策チームの指揮を取る事になったのはエリス・チーヴァー(ローレンス・フィッシュバーン)。原因究明の為に、優秀な医師達を各国に派遣するのだが、彼らもまた病気の魔の手に犯されてしまう…。
そしてこの自体を逆手に取ったフリーライターのアラン・クラムウィード(ジュード・ロウ)は報道煽り、嘘の情報を流し、利益を得る事にしたのだ…。
2012年3月21日鑑賞
ドクロ感想ドクロ
2011年に公開された現在では『オーシャンズ11』旧作では『セックスと嘘とビデオテープ』アカデミー賞関係では『トラフィック』で有名なスティーブン・ソダバーグ監督の作品です。
内容は、新種の病原菌に感染した人々が徐々に増えて行き、世界の人々が次々に死んで行くという悍ましい内容をリアルに描いた映画です。
またキャスト陣の豪華さに注目。
前述で紹介したけど凄い多さ。
また一概に主役というのも決められていないのが印象的で、主役級の立場は感染の最初期でありながら抗体を持っていた最初の犠牲者の旦那を演じて、ウィルスがアメリカ全土に広がっていく様を追体験して、民衆の動向や家族を守るべき行動を起こす、ありふれたながら選ばれた存在を描き出したマット・デイモン。
対策チームのリーダーとして指揮を取り、民衆の立場でもありながら葛藤をするローレンス・フィッシュバーン。
最後に、この状態を利用して、自分勝手な情報を流したジュード・ロウが主役級かと思われます。
それ意外にも豪華な俳優陣が大量に出るのですが、多くが途中退場。
冒頭で出てそのまま退場の感染源とも言えるグウィネス・パルトローの死に様は印象的。しかもこいつが不貞を働いたりするから、報いを受けて残虐に死んだ印象が強い。
しかし映画内でも彼女の立場は重要で、病気の伝染経路を調べるべく、彼女の行動が死んだ後も彼女の姿描かれるのです。
このように他のスター達も、決して映画内で無駄に命を落とすような自体にはならず、移ろい行く状況の中の自然的な犠牲者として命を散らして行くのです。
しかし骨組みからするとスプラッターのようにどんどん人が死んで行きますが、やはり実際にウィルス災害が起きた時を、緻密に想定して、それを再現されている為に、確かにこの映画はホラー映画だと思いますが、そのような典型性的なホラーのように人を怯えさせるよりは、それぞれのキャラクターたちの姿がより現実的だった印象が強かったです。
てかキャラクターの中身が結構あったかな。
上映時間が2時間程でこの登場人物の多さで、キャラが薄いと思えなかったことは、かなり良く出来ているのではないでしょうか?
そんで、一応この映画はホラーなわけですが、映画の展開はどうなるか?というわけです。
ウィルスもののこれまでとは少し違い、人間たちが暴動を起こし始めたりする姿は、まさにゾンビ映画の如く。
ゾンビになっていないのに奴らはゾンビに成り果てた!!
怖いのはウィルスだけじゃない!!
という展開は、すごく胸熱で、とてもリアル。
そのリアルさは、中身だけで無く映像の簡素さからも感じられる。
舞台もアメリカのみに限らず、世界全土。いやアメリカと香港を中心としてかな?
が舞台になりカメラも普通とは違うのを利用しているので、そういった映像フェチも注目して欲しかったりする。
また劇中でワクチンが発見されるのですが、普通ならそれで映画はハッピーエンドを迎えるのが常ですが、この映画そこもやはり違う、現代社会がそれをどう受け止めて、どうなるかを緻密に考えており、その後もワクチン投与の抽選が行われるのです。
その描写が自分にはかなり衝撃的で、人間の誕生日の数、つまり365日から、宝くじの機器のようなもので、ビンゴゲームのようにそれが一個機械から出てくるのです。
そのワクチンが貰えるまで、外に出ても人間に直接さわることもできないわけです。
日本の難病ものの映画全てがどこか馬鹿らしく感じられるような、徹底した現実性を考慮した結果の展開のようです。
そんなことになったら、自分なんて速攻死亡でしょね。
平等というか、運というか、自分が運が悪いことに比べたら、この映画の登場人物の条理的でありながら不条理な死に比べたら、まだましな気がしてきて、すげぇー元気ない時、見たらなんか元気でました。
ありがとうございます。(笑)
また映画の最後には、この事件の発端とウイルス誕生の瞬間が用意されていて、その鮮やかな手口に舌鼓を打ったわけです。
メモ得点メモ
7
典型的なジャンル映画としてなかなか楽しめた。
別に不満もないが、特別最高に感動したようなことはない。
シチュエーション映画っていうやつだろうか?
また登場したキャラクターが結果全く絡まないのも印象的。直接は関係せず書面のみで関わるだけなど、かなり凝った映画だ。
興味を持ったら鑑賞してみて欲しい。というか早く地上波でやった方が良い。TVでやったら人気あるタイプの映画だと思う。
ちなみにジュード・ロウは、ネタとして良かった。
そういえば、『猿の惑星:ジェネシス』のラストのエンディングでの描写を映画化した内容として本作が当てはまるので、あのウィルスと本作のウィルスで脳内に置き換えれば、人間がどのようにして絶滅するか理解できると思う。(笑)
ところで何でIMAXで公開したんだ?(笑)
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じゃあ。次回こそは『未来を生きる君たちへ』

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