問題はもう誰にも手に負えない
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2022年アメリカ海外ドラマ
製作総指揮
ビル・ヘイダー
アレック・バーグ
監督
アレック・バーグ
・シリコンバレー
ビル・ヘイダー
キャスト
あらすじ
2022年8月13日U-NEXTにて自宅鑑賞完了
ビル・ヘイダーの渾身の作品へ
2021年に日本でも
U-NEXTにて配信された
シーズン2。
その1年後、海外と同年に
シーズン3が日本でも配信開始。
夏休みの連休を用いてシーズン一挙鑑賞。
前シーズンまでは
『アトランタ』などで
大成功しているヒロ・ムライも
監督で参加していたが
今作は一転し
前シーズンで初監督した
主演で製作総指揮で脚本の
ビル・ヘイダーが半分以上の
5話を監督。
もう3話共同製作者の
アレック・・バーグが監督を
勤めている。
ビル・ヘイダー渾身の作品
結果的にはエミー賞の
コメディ部門にノミネート。
ライバルには
『テッド・ラッソ』もいて混戦だ!
実際シーズン2から期間空き過ぎと面白いドラマ増え過ぎ問題
とめちゃんこ面白いわけですが
シーズン1が2018年で
シーズン2が2019年なのに対して
シーズン3は2022年という
3年の空白があった本作。
日本だと1年で見れたわけだが
その1年でも大量に
面白いテレビドラマが多数。
特にMCUの猛攻などすごく
自分だけでも1年で20作品も
見ているしいずれも楽しかった。
さらには今作は30分程度の作品で
しかも全8話という比較的
短い作品なので
映画2本分ぐらいの賞味しかない。
それも最高なのだが
他の作品であっさり自分の脳が
塗り替えられてしまって
普通にシーズン2のこと
忘却の彼方。
シーズン1からの引用多め
結果的に海外でも視聴者数が
激減してしまった本作。
作品の展開も辛いことに
シーズン1の要素が重要要素としてあり
復習を強いられる部分もある。
最初はめっちゃ笑えたが終盤は怖い
笑いと狂気は紙一重
怖過ぎて笑っちゃう映画といえば
『死霊のはらわた』とか。
今作は前半こそは
ハンク中心の描写がほっこり
して笑えたり
ジーンとバリーの狂ったやりとりが
面白いし
通常営業の間の悪いバリーの
殺人の凶行がめちゃめちゃ笑えるものの
シーズン後半になると
ボリビア人のクリストバルの
拷問シーンや
その直前のライオンのシーンなど
脇役たちの処理の仕方含めて
すごく怖くかった。
純粋にコーエン兄弟ばりに
ドライでシニカルな展開や
どうにもならない展開が
バリーを待ち受ける。
シーズン2ほどのコメディから
一気にアクションのような展開は
そこまで多くなかったが
バリーの起こしたこと
バリーという人間について
笑えないほどのしんどい視点が
バリーの人生を追い詰めていく。
バリーがただただがんじがらめになって
虚しい物語へとシフトしてしまっていて
当初のコンセプトから
バリーという特異な人間の物語へ
シフトしてしまったのが。。。
演出として面白いの多数
と結局最高に面白かったわけ
間の抜けた展開が絶妙。
サリーのクソっぷりもやばかったが
あのスイーツ屋の店員の語りとか
無駄にセンスあるし
その後のバイクチェイスの
長回しなど唐突でめっちゃ面白い。
死後の世界迎えの展開とかの
ドライな描写はちょっとしんどいが
このしんどいキャラクターの
内面を克明に出す
ビル・ヘイダーやっぱりすごいなぁと。
今作は監督もほとんどしていて
彼の野心もめっちゃ感じられて
とても面白かった。
基本的にビル・ヘイダーがずっと最高
でもシーズン3にて多くのキャラが
越えてはいけない線を
越えまくってしまった。
サリーは襲撃者をぶっ殺して
しまったし。
バリーは逮捕されてしまうし
ジーンもまたバリーの逮捕に協力。
フューリーも逮捕され
ハンクも
敵組織を壊滅させることになったし。
ここからシーズン4は
どのように物語を紡ぐのか?