執念を超えて
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2023年デンマークドイツスウェーデン映画
土と権力に立ち向かうマッツ・ミケルセンがたまらない!
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年2月16日劇場鑑賞
2025年12本目
Googleアドセンス広告
概要:耕せ栄誉のために!!だったのだが。。
2020年にデンマークにて出版された
『The Captain and Ann Barbara』
の映画化作品。
1755年。
庭師だった男が
25年間従軍し
その生真面目さと行動力で
大尉まで上り詰めた男が
一攫千金を信じ
デンマーク内で
荒地として実らない地と評された
ヒースを開墾するという
デンマークの歴史に潜んでいた
逸話。
主人公は元々
とある地主の家系にあったが
その地主の使用人との
愛人の子供(落とし子)。
だが息子として認められず
庭師として生きてきたが
自身の出世の怒りを
埋めるために荒地の開墾を
成功させた場合爵位を
いただくという
大胆不敵な条件を叩き詰め
ただ1人開墾を信じ行動するのだが
運命の巡り合わせで
家政婦として雇うことになった
女性とこの地域の地主に
虐待された彼女の夫。
さらには野盗に紛れた
親のない肌の黒い遊牧民の娘、
彼を支える神父たちとの
交流により信念と目的を
揺るがせながら
地主の許嫁を巡る
命をかけた地獄のような
対立が描かれる

賞レースに出品こそされたが
絡むことがなかった本作だが
北米批評家評価は77点。
北米の映画データベースサイト
IMDbでは3万人以上が鑑賞し
同じく10点満点中7.7点と高評価。
マッツ・ミッケルセンの
ファンなのでこの度鑑賞しました。
苦労が似合う男マッツ・ミッケルセン
と父親に認められず
苦しい生活から
軍隊に所属し
25年の月日を費やし
安寧を手にいれるために
ジャガイモドリームに
全てをかけたのに
苦難苦難苦難の連続の
マッツ・ミッケルセンであります!
たまたま雇った
わけありの夫婦が
ど畜生の因縁ありだったし
土地野盗と地主兼裁判官に
狙われて無法状態で
襲撃してくるし。
食料ないのに
子供に住みつかれる。
地主の恋模様に巻き込まれて
さらに逆恨みされるし
地主兼裁判官が最早サイコ。
畑は耕しても耕しても
あんまりうまくいかないし
遂に霜はたとうとするしと
終始困難に見舞われる
マッツ。
大尉の勲章を差し出す
悲しげなマッツ。
全ては本来手に入るはずだった
伯爵としての人生を
もう一度取り戻したかったのか?
まずい飯に愚痴るマッツ。
そして
遂にジャガイモ農業が認められて
爵位を手にするが
辛い日々を共に過ごした
娘同然の存在が新たな人生を見つけて
孤独になった時
この人生をくれた
ゆきずりの女を救うために
全てを捨てて旅立つマッツ。
マッツ・ミッケルセンは画になりすぎる!!

ここが良い:地味に映像が良い
荒地にぽつんと一軒家
という映画的に広角攻めが
抜群に効く要素。
農場や
人の移住など
町の勃興要素があったり。
裁判官の豪邸の映えだったり。
哀愁が滲み出てしまうマッツだったり。
映像的には見応えたっぷり。
終盤の夜襲の展開や
豪邸での復讐劇など
映像全体的に良かったです。
てんこ盛り:怒涛のサスペンスフルな終盤
終始無法者裁判官の
嫌がらせで苦しむわけですが
終盤には戦争経験を生かした
夜襲で血みどろ。
支えてくれた神父が
正論言ってるのに射殺など
ショッキングな展開。
最後には
マッツのため
そして愛した夫のために
復讐鬼へと変貌する
家政婦の血みどろ復讐劇など
マジクソいかついが
映画としては終盤まじで
救いがなかったので
なんか良かったです。
その後のマッツが子供を
もう一度取り戻す展開とか
もうてんこ盛りで
なんか良かったです。
ラスト泣いちゃいました。
なんで泣いちゃったか
わかんないんです。
ようやく
マッツが
落とし子の呪いから
解放されたんだなぁって。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.4/10
・映像のアプローチ 8.7/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 9/10
87点
英語のタイトルが
約束の地
デンマークのタイトルが
落とし子
日本のタイトルは
愛を耕すひと
英語だと
叙事詩っぽいかんじ
デンマークは
孤独な魂たちの出会い
っぽい感じ
日本は
マダムが好きそうなタイトル
だけど
しっかりマッツは自分の心を
耕してたわけではある。
関連記事
通販

広告
TVで放映中のアニメも見たい時に見れる!Huluで今すぐ視聴!2週間無料トライアル実施中!
