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【海外ドラマ】ジェレミー・クラークソン 農家になる【感想】

製作

2021年イギリス海外ドラマ

概要

イギリスの車ジャーナリストで
車の運転もレーサーばりに
運転でき、車のビデオ作品や
帯番組を多数持ってきて
イギリス版クイズミリオネアの
司会者も近年経験
車関係の本も執筆する
ジェレミー・クラークソン。

2019年9月
ジェレミー・クラークソンは
車番組を1シーズン終えて
ロンドンを去り
兼ねてから所持していた
土地にて農業を行うことにする。

農業未経験のジェレミーは
農業を勉強し
財力を生かし
農業に挑むのだが
全くもってうまくいかない。

2021年10月30日
Amazon Prime Videoにて鑑賞完了



失敗の連続を皮肉たっぷりに財力で乗り越える!

次何見よっかなぁーと
IMDbを見ていたhis。

2021年に配信され
高評を得ている本作を
今回は鑑賞することにしました。

ジェレミー・クラークソン
という人は全く知らなかったですが
Amazon Prime Videoの
大人気シリーズの
高級スポーツカーなどを
取り上げるエンタメ番組
『The Grand Tour』の
メインキャストで人気で有名な人。
イギリスでも長年車を扱った
バラエティ番組で人気を評し
日本ではみのもんたでお馴染みの
『クイズミリオネア』の
英国版2018年リブートにも
司会者として登壇しているので

言動も面白いし、博識もあるという安定感抜群の人

そんなジェレミーが
全く人生と無縁そうな
農業に取り組む。

農業車両の魅力に取り憑かれたご様子

財力にものを言わせ
もともと持っていた土地で
農業従事者が引退したことを
きっかけに
ジェレミーが0から農業で
金儲けをしようとする
スローライフだけじゃなくて
きっちり利益も得ようとする
欲望たっぷりな彼が、
めちゃめちゃ地獄を見るわけです。

とっても面白かったです!!

2021年12月8日時点でも
IMDbTOP250では
29位という超高評価

どうやらシーズン2も
決定しているようだ。

あととても英語の発音が綺麗だし、聞き取りやすくゆっくり喋るのでわかりやすくていいです!

以下各エピソードについて

チャプター1:トラクター作業

ランボルギーニのトラクター?

各エピソードの感想はタブを開いてください
まずは開墾作業の
道具を買うために
重機マニアが集まる
中古農業機械のオークションへ!
4Kで映し出される何に使われるか
わからない重機たちが萌える!

ユーモアの溢れる
ジェレミーのコメント一つ一つが
面白いのと間抜けな間が最高。

流石にスーパーカーコレクター
というだけあって
とりあえず新品のトラクターを

ランボルギーニ製トラクター

を買うという。
この選択がまず最悪
バラエティ番組的には
大いに大正解だけど
農業的には不正解すぎるわけで
20代で複数の畑を所持し
耕しているケイレヴなる若者が
この地を過去に耕していた
こともあり協力者として登場。
ジェレミーのアシストというか
相棒としてほぼ代わりに
対応してくれるというわけ。

それでもこのランボルギーニの
トラクターに
まず耕作用のパーツが
全然設置できなかったり

そもそもデカすぎて
小屋に入らなかったりと
まじで笑えるしょうもない
展開が描かれ続けてやばい。

しかもドイツ語ができない
という2人。

まさかのトラクターが
動かない事態も発生し
地獄を見続ける。

こういう番組の身を削って描かれるトラブルマジで面白い

そして1話の終盤では
実際に起きたイギリスでの
大雨により農業全体が大打撃を受ける
ことが描かれる。

その前提にあるのは
ジェレミーの愛する
車による大気汚染などもあり
環境破壊や地球温暖化に対する
重い課題を再度実感させる。

という幸先から絶望が待ち受けるジェレミーが最高

チャプター2:牧羊

欲の塊その2

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耕種農業だけじゃなく
余っている雑草だらけの土地を
活かす為に、
この雑草を放牧という形で
除草もこなそうと
相変わらず欲望まみれの
ジェレミー・クラークソン。

というわけで1話と同時並行で
畜産農業も実施する。

だが部下という位置付けの
20代の耕種農業家の
ケイレブはマジで儲からないから
止めろと忠告。

好奇心旺盛で貪欲な
ジェレミーは忠告無視で
羊を買いに行く。

普段見られない
畜産農業の裏側も興味深い

競りにも参加するが、
日本の魚市場の競同様
何言ってかわからない中も
参加して購入。

早速放牧するわけだが
土地から脱走したりと
さぁ大変。

今後のエピソードを彩る
悩みの種になるわけで

相変わらずバラエティ番組として大正解

結局プロの羊飼いを雇い
早速財力を活かす豪腕経営だが
赤字コースまっしぐら。

またジェレミーの新しい仲間として
マジで何を言ってるかわからない
この地で長年働いてた
70代おっさんのジェラルド登場。

マジで聞き取れない

それの対応するジェレミーが
また面白い。

そして早速不幸な事態にも遭遇し
愛着の湧いてきた羊の顛末が
せめてもの彼の夕飯になるという
あくまでも農業をしていることを
実感させるラストが秀逸。

チャプター3:直売所

欲の塊その3

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まずは形から入るのか
ありあまる財力と
ありあまるエネルギーと
ポジティブさという
最高の人間力を駆使し、
どこまでも貪欲に
ビジネスをせいこうさせようと
するジェレミー。

今回は近隣のキャンプ場を
ターゲットにし
自身の広大な土地を利用して
直売所を作ろうという
相変わらずの面白エピソード

一応1話と2話と同時並行の様子。

売るためのネタとして芋
そして小川という天然資源を
いかして高級食材のわさびを
栽培にも着手。

直売所も建てることにするが
前回にもあった
大洪水にも近い大雨の
影響により直売所が全くできないし
街からは反対されるという
相変わらずの面白エピソード

しかし意外にも
本人の求心力というか
芸能人としての格が功を奏して
直売所は品物が売り切れ状態。

ただ建物に不備があり1日で
終了という前途多難さは変わらず。

his0809
やれやれだぜとぼやく
ジェレミーにどハマり。
また困ったど天然リベラレルの
若い彼女の暴走もあり
新たなキャラが確立。

ケイレブの最低行為もあり最高

また2車線しかない田舎道で
地獄のような大渋滞を起こして
なかなかの有害っぷり。

チャプター4:再自然化

魅力的な4K空撮が最高

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相変わらずありあまる土地と財力を
駆使して地球温暖化対策という名目で
土地に池を作るという計画!!

ついにジェレミーはショベルカーを操縦

相変わらずのトラブルの連続

またフクロウを保護するために
フクロウが休める小さな小屋を
作り棒を立てるんだけど
それがまた笑える。

さらには羊たちの妊娠がわかったり
蜂蜜を売るために蜂を買ったり。

さてさて次はついにあの事態に。

チャプター5:パンデミック・パニック

2020年3月23日コロナ禍が始まった

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羊たちの出産の心配をしていた
ジェレミー。

だが2020年3月23日
イギリスはロックダウンになってしまう

でも農業従事者はロックダウン下でも
仕事ができるというわけで
ソーシャルディスタンスを保ちながら
撮影含めて彼らの戦いは続く!!

そんなわけで羊の出産

マスクしてないので
すっごく変な状況。

普通に貴重な映像過ぎてやばい

his0809
日本で言うところのDASH村

ただ子羊たちは全員肉加工工場に
送られてしまうんだよなぁー。

その他に苗を植える機械など登場。

相変わらず見応えたっぷりです。

あとケイレブがコロナの影響で
パーマかけられなかったの
笑える。

チャプター6:日照り

気候さえもジェレミーの敵になる

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2019年10月は大雨により
種まきができなかった。

そして2020年5月
雨季のはずが、
まさかの日照り。
最低の降水量という

農家に対してとても最悪の事態が続く

his0809
地球温暖化の影響が露骨に出ててやばい
日本ではそんなに問題視されていけど
アメリカの選挙でも
一つの焦点だったし
ロンドンは二酸化炭素排出車は、
街に入るだけで税金が加算されるとか
地球温暖化が深刻な問題に
なっていることを実感する。

ネタ的には
・水汲みで一悶着
・コロナ禍でのオンライン
 電話検査で一悶着
・水まきで一悶着
・羊の毛刈りで一悶着
とネタには事欠かないし
ユーモアたっぷりの
ジェレミーの皮肉の数々が
しっぽり面白い。

広大な土地の映像も
奥ゆかしく
上質ではあるんだが
やはり環境問題を
しっかり取り上げているので
社会風刺的にも秀逸なので
前話の歴史的な危機含めて
絶妙に作品の格式を高めてる。

チャプター7:手抜かり

問題は永遠に尽きない

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日照りが続く中
敷地内の小川の水を瓶詰めにして
天然水として売ることにしたわけだが
瓶詰め工場を貨物コンテナで
作ったら48.6度になったという
超面白展開が冒頭から
かまされてやばい。

またエピソードとしては以下
ジェレミーの天然意識高い系彼女の
リサが直売所でやらかし。
どっからか商品を仕入れては
定価以下で売るという
荒技に笑いが絶えない。

ジェレミーはわさびを収穫し
都会嫌いのケイレブに
販売及び交渉を依頼。

ケイレブ
地獄のロンドン紀行の幕開け

ロンドンの地獄の煽り運転と
車線変更地獄に驚愕。

挙句に飛び込み営業させられ
なかなか気の毒だが笑える。

ロンドンの街並みも拝めて最高

そしてついに月日が経ち
収穫という
ジェレミークラークソンの農家の
最終結果が。。

チャプター8:収穫

最終回にてジェレミーが得た利益とは??

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ついに最終回。
1年以上農業に取り組み
ついに収穫の時期を迎える。

序盤はまさかの『グッドフェローズ』の終盤のパロディというクソオシャ展開!!

収穫の条件は整ったけども
天気の影響で
収穫ができる期間がわずかしかなく
さらには必要なコンバインも
ないという
相変わらずのクソ展開。

運良く新たな仲間に出会え
コンバインを手に入れたが
作業はケイレブの協力
含めても徹夜作業という
最終回にして超過酷展開!

また子羊たちの出荷や
近隣同業者の悲劇を垣間見たりと
多くの困難を乗り越え
2020年9月ついに
農家として1年が経つ。

そして最終結果。
まさかの昨年よりも
売り上げが9万ドルも下がり
40%も収入ダウン。

天気というか
地球温暖化の影響。

そして補助金含めて
彼の得たこの1年間の利益は
100ポンドちょと。

わずか2万円程度。

いやまぁ
利益出たんかいというとこですが
それ以上にジェレミーの
人生においては最高の日々を
送ったとのまとめ方で
人間的には豊かになれたけども
それをまた同じように
1年間できるか??
という最後の問いに
ジェレミークラークソンは
最大の決断をする。

総評

最高に面白かった

ジェレミークラークソンという
魅力的なおっさんだけじゃなく
彼に悪態をつく優秀な若者
ケイレブやら
何言ってかわからない人やら
切実にお金の話をする人やら
個性豊かで面白い。
そして高画質な広角映像の数々や
かっちょいい重機も含めて
映像の質もとても高い。

そして人間模様に加え
受難の日々がまた笑えるが
作品は農業というものの
過酷さと
現代の環境汚染による
地球の変化に対しての
警報も確かに行っており
見る側に笑い以上の
課題を提示してくれる。

興味があったら後学のためにも是非見て欲しいやつです

レンタル

his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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2 件のコメント

  • 「愛着の湧いてきた羊の顛末がせめてもの彼の夕飯になるというあくまでも農業をしていることを実感させるラストが秀逸。」

    英語で見ていれば、あるいは英語+日本語でもじっくり見てればわかることだけど、あの場面で彼が食べていたシェパードパイの羊は、あの子達ではありません。病気で殺処分された羊が、持ち込んだ人に戻ることはないのです。

    「君たち」「You」と表現されたのは、単なる羊全般。彼が処分場に持って行った羊じゃない。日本人でこの番組のレビュー書いている人のほとんどは、同じ間違いしてるけど。

  • LVさんコメントありがとうございます。
    第二話「牧羊」の終盤に対してのご指摘ですね。

    もう一度見直しました。

    確かに「殺処分した羊を食べた」と言う明確な表現はされておらず
    最終盤のエピローグ的な部分でシェパードパイを食べるときに
    「I actually thought
    I wouldn’t be able to eat them,but」
    とありこの部分のthemが殺処分した羊を指すような表現でミスリードを
    招くような演出に編集か脚本が実施していることを確認できました。

    この場合のthemは羊全てを指していると言うことですよね。

    そして殺処分する直後に食肉用の羊をさして
    彼らは加工されると言う描写もモンタージュされており
    殺処分された彼らも同様に食肉される。
    とミスリードされる構成ではありますね。

    またI actually thoughtの部分でも
    死んだ彼らをこのような形で供養できるとは思えなかった。
    と言うような表現にミスリードもできるので
    これは製作者たちのミスリード的な脚本に多くの視聴者がやられたと
    考えられますね。

    その部分の常識がなければそう思ってしまうのは当然ですね。
    なぜなら私たちは農家ではないのですから。

    農家の厳しさをエモーショナルに壮大に描く本ドラマは
    湾曲された表現も勿論あると思いますが
    それもまた一つの面白さだと再解釈しました。

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