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デジャヴ 2010年度56本目

「倫理的にぶっ飛んだ、ファンタジーアクション?」

$果てしない未来へ~seasonⅤ~-デジャヴ

アメリカ2006年アメリカ制作アメリカ
監督
トニー・スコット
(トゥルー・ロマンス)
出演
デンゼル・ワシントン
(アメリカンギャングスタ)
船STORY船
ある日、500名が乗るフェリーが何者かにより爆破されてしまう。その事故の捜査に当たることになった火器、タバコ捜査所のダグ(デンゼル・ワシントン)は、事件の痕跡を見つけ、一人の女性のもとに行き着くが、その女性は、事件の数日前に失踪していて家も事件現場の一つのようになっていた。
だが不思議なことに、その家にダグの指紋が多数あったのだ。
必死に事件を追うダグのもとに、FBIの捜査官が現れ、彼を新兵器を扱ってるチームに導くのだった。
そこにあったのは、事件の数字前の世界を、擬似的に作り出した投影したマシーンだった。
その捜査班と協力してダグは、事件を解決しようとするのだった。
歯車感想歯車
以前にも見たことがあるんだけど、テレビでやってたのを録画して、また見た。
まぁーはっきり言って、この映画大して面白いとは思えないんだよなぁー。
とりあえずこの映画の扱ってる、デジャヴっていう要素が、奇怪。
そもそもデジャヴって、「前にもあったような気がする」という脳の混乱の意味だけど、本作が、その面を扱ってるのは、冒頭のわずか15分の2分程で、ほどなくして、その要素は、最先端のマシーンによって、一気に別次元の問題に切り替わってしまう。
そもそもデジャヴを主題として扱う映画であったら、デジャヴだらけの倒錯した映画にして、終盤驚きの展開。というのが定石で、またフィルムノワール的な荘厳で、不気味な映画にした方が、面白いと思う。
だが本作は、主題無視で、「アクションハリウッド映画」という別の製作者的欲求が強くなっているように、最先端のマシーンが出てきて、大胆にSFに変えている。
また主人公の役が、火器、タバコなんちゃらの捜査官という地味な役で、そんな彼が、アメリカの中枢の組織にいきなり引き抜かれるて、最先端のマシーンに出会うという、なんとも「アメリカって実は、超凄いんだぜ」という、アホっぽい展開だ。
個人的にそういう要素を扱うなら、G.I.ジョー並みにぶっ飛んでくれないと、ちょっと嫌だ。(笑)
その主人公の妙なリアルさ(デンゼル・ワシントンの起用によって)が相まって、このSFがやたらSFぽくない点は、逆に評価するべきかも。でもそこが、余計に「デジャヴじゃなくね?この映画!!」になる気もするが…。
そして個人的に、頭にサイエンスマークが出るのが、一人暴走カーチェイス。
その超スーパーマシーンを装着したデンゼルが、犯人の映像を追いかけるために、車に乗って、そのまま公道を暴走するという、衝撃のシーン。
デンゼル視点になると、ハラハラドキドキの映像が楽しめて、良いのだが、倫理的に見ると、はた迷惑な話、捜査をしてるとは言え、違う映像見ながら、公道を暴走して、罪も無い車と激突しまくるという大胆なプロット。
いや、オレは許せないよ。だってマトリックスのリローデッドのカーチェイスの方が、ガジェット頭おかしいけど、あっち、別次元の話やん。こっち妙にリアリティーあるやん。迷惑で不快でしょ。
そしてまぁー変な展開になって、一気に、ファンタジーになるんだけど、正直ここからはあんま面白くない気がする。
正直前述のぶっ飛び要素は、アクション映画的で面白いけど(不倫理だが)、ラストからは、一気に捜査映画になって、犯人を追うレベルの映画になる。悪役が魅力的ならまだしも、そこまで魅力的でもない。
結構ちぐはぐで、変な映画。
そもそも、あれがああした時って、前の世界は一体どうなったの?
その放置ぶりがいまいち微妙。
トニー・スコットは、トゥルー・ロマンスとエネミー・オブ・アメリカが結構好きだったけど、これとサブウェイは微妙?
でもこの映画結構評価高いから、実は面白いのかも?
メモ得点メモ
4点
何か、ミステリーを強引に制作者側が、アクション映画にしたような強欲な映画。ただ終盤は頭おかしくなって突っ走ったような変な映画。また見たいと思います。(笑)

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