★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2010年日本映画
(2009年公開版の改善版)
全く知らないエヴァンゲリオンが始まった
監督
庵野秀明
・シン・ゴジラ
・新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
あらすじ
セカンドインパクトという謎の事象により
人類の半数が死滅した世界。
日本にて14歳の碇シンジは久しく会ってなかった父に
突如呼び出しを受け、神奈川県箱根あたりにある
第3新東京市を訪れる謎の人型兵器
エヴァンゲリオン初号機に乗ることになり、
葛城ミサトの家に居候することになるのだった。
旧NERV北極基地にて
封印されていた使徒が目覚め暴れる。
謎の存在である
真希波・マリ・イラストリアスは、
封印監視特化型限定兵器
人造人間エヴァンゲリオン
局地仕様 仮設5号機を用いて撃退。
5号機含めて自爆し、北極基地も壊滅。
そこにはNERV関係者の加持リョウジもいて、
彼はマリと繋がりがあり、
何かをそこから回収していた。
パイロットして活躍し中学校でも
友人を得た碇シンジは、
父との交流も再び始める。
だがまたも新たなる使徒が襲来。
そこにヨーロッパ軍より
新造のエヴァンゲリオン2号機が
投入され使徒を単独で撃退。
日本のNERVに合流する。
パイロットの同じく14歳の
式波・アスカ・ラングレーが
葛城ミサトの家に居候することになり
シンジは困るが、
それよりもシンジは前回の戦いで共闘した
綾波との交流を望んでいた。
3人は新たなる使徒を共闘し倒したことに
より一層仲が深まる。
綾波はゲンドウとシンジの仲を取り持とうと
考え、食事会を開こうとする。
だが急遽その日にアメリカで調整中の
エヴァンゲリオン3号機が
日本に移設されテストされることになった。
そのパイロットは綾波に変わりアスカが務める
ことになるのだが、
食事会が開かれる直前に
エヴァンゲリオン3号機は大きな爆発を引き起こし、
基地にいたリツコとミサトは安否不明。
3号機には使徒が寄生され、使徒と認識される。
パイロットのアスカは脱出を試みるが不能。
シンジは何も知らずに初号機にて
戦地に赴くことになる。。。。
2021年1月10日自宅Blu-ray鑑賞
2021年3本目
EVA Q IMAX版に向けて復習
IMAX版のQが張り切って製作された
という話を聞き、
今年シンが公開されることもあるし、
再鑑賞して見た。
今回は自宅にあるBlu-rayを用いての鑑賞。
Blu-rayなので2.22になる。
以前劇場鑑賞してから11年の歳月が経っている。
当時驚いたのはエヴァンゲリオンが
わずか2年で続編が公開されたことが
とても衝撃だった。
また111分という2時間近い作品ながら、
5体もの使徒が登場し、
それぞれ戦いが描かれる。
ロボットアニメとして戦闘シーンがとても多くて見応えたっぷり!
前作『序』では、
使徒が3体しか出てこなく、
物語も本編の序盤を丁寧に
間延びしつつ描いていたにもかかわらず、
今作は序盤からTV版とは全く違う展開が描かれて嬉しい
序盤から全く知らない5号機という
多足型のエヴァの登場や
物体としては規格外の使徒が登場し、
全く知らないマリというキャラクターが
登場し、
全く知らないエヴァンゲリオンが幕を開ける
『序』とはいったい何だったのか?
逆にエヴァンゲリオンへの入り口としては、
とても正しいと思う。
『序』を見てTV版を見て旧劇を見て、
しんどくなってからの『破』は絶対的正義だと思う。
幸福へ向かうエヴァンゲリオン、今度こそシンジは幸せになれるのか?
『序』にてリメイクか?と思わされた本作。
しかしエピローグのようにカヲルくんが
「今度こそ君を幸せにして見せる」
という台詞があり、
今作は前作の世界の次の世界なのでは?
と思わし、
オープニングから一気に全く違う
エヴァンゲリオンが始まり。
そして全くデザインの新しい使徒が襲来し、
ますます新しい円環に入った
エヴァンゲリオンであることが明示される。
中盤までシンジは明るく、
この世界で幸せをつかもうとするのだが、
第9の使徒が結局寄生型のEVAで、
同じコースに戻りつつあるが、
最終版のシンジの気持ちは、
『スパロボ』風の熱血感チックな思考になり、
全く違う次回作へ繋がる
とても大きな幕が開けて映画は終わる。
多くのキャラがシンジを応援し、
彼の幸せを掴もうとすることを援護するが、
次回作『Q』ではその期待を大きく裏切る
庵野秀明の趣味が爆発する。
今作を大きなミスリードへの伏線。
そしてロボットアニメとしての魅力を
充実させ、これまでエヴァが避けてきた
ところを敢えて補い。
エンタメ感を高めていて、
個人的には新劇場版そのものを好きになった
キッカケでもある。
また『シン』のポスターにて描かれる
交わる線路や劇中での精神世界を描く際の
電車の描写など、
その線路が『まごころを君に』などに
連なる過去作とは無関係ではないことを
明示していることを最近知った。
次回予告は本編だった
『Q』を見て全く知らない展開すぎて
誰もが驚愕を受けるのだが、
その設定はなんと今作『破』のラストの
おきまりの次回予告と繋がっていた。
てっきりその次回予告が本編として
描かれるかと思いきや
あれじたいがエピローグとしての
本編であったと見直して知るのだった。
破のラストによりニアサードインパクトが
発生し、人類はまたも滅亡寸前。
拘束されたNERV職員は加持さんらしき
人物とマリの手引きにより脱走し、
反NERVの人になる。
凍結され封印されたEVA初号機と碇シンジなど、
この要素が文字と一枚の絵であったわけで、
それを踏まえて『Q』を見ると
意外とすんなり見れるのでした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.5/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 8.5/10
・上映時間と個人的趣味 8.22/10
79点
IMAX版Qの鑑賞準備完了です!
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『シン』の公開までスパロボでもやって
首を長くして待つのだ。