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◯【72点】ピーターラビット【解説 考察 :武闘派ウサギの映像革命】◯

ピーターラビット

製作

2018年オーストラリア・アメリカ映画

うさぎ可愛い。
2も気になる

監督

ウィル・グラック
小悪魔はなぜモテる?!
ステイ・フレンズ
・ANNIE/アニー

キャスト

ドーナル・グリーソン
エクス・マキナ
FRANK -フランク-
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
・アンナ・カレーニナ

ローズ・バーン
SPY/スパイ
・インシディアス
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
ネイバーズ

あらすじ

現代のイギリス北西部の湖水地方。
うさぎのピーターラビットは、マクレガー家近隣の原っぱの木の下に住んでいる。
彼は妹の三つ子と従兄弟の4人で暮らし、
近隣の野生動物たちと協力してマクレガー家の家庭菜園を襲撃して、
食べ物を盗んで暮らしている。

ピーターラビットとマクレガーとの因縁は古くから続いており、
ピーターラビットの幼少時に父親が彼に殺害されパイにされて食べられていた。
しかしそんな彼らをマクレガーの近所に住むビア(ローズ・バーン)は気にかけ、
窮地を度々救っていた。
そんなある日、いつものように死闘を繰り広げるマクレガーとピーターラビット。
ピーターの窮地にマクレガーは暴飲暴食が原因で死去。
ピーターラビットは野生動物たちを呼び寄せ、死んだマクレガーの家でパーティーを開く。

同じ頃、ロンドンにて。
マクレガーの甥であるトーマス(ドーナル・グリーソン)は、
イギリスの最大の老舗高級百貨店の玩具売り場で生真面目に働いていた。
ハロッズを愛しおもちゃを愛する彼は出世のために日々努力を行なっていたが、
社長の甥が出世することが決まっており、腹を立てた彼は売り場で大暴れしてしまい、
解雇されてしまう。
意気消沈した彼のもとに叔父の家がトーマスに相続されたことを連絡を受ける。
その家が高級避暑地であり、転売すれば、高値で売れることを知り、
彼は家を転売し、自分の玩具屋を開店しようと考えた。

人間が来たことを知ったピーターラビットは、
急いで家の中で隠れ、トーマスは、荒れ果てた屋敷に動揺し、
野生動物たちが山ほどいることに更に困惑するが、
彼らを全て追い出して、早速家を綺麗にする。

しかしピーターラビットたちは、庭の食べ物を狙い続ける。
そしてトーマスは彼らを駆除しようと企むが、
そこにビアが挨拶にやってくるが、
ビアとトーマスはだんだんと仲良くなっていき、
気づけばピーターラビットは生活のためではなく、
トーマスへの嫉妬で、嫌がらせに近い暴力行為を行い始め、
トーマスもまた彼らを倒すためにダイナマイトを使い始めてしまい、
死人が出てもおかしくない戦いの火蓋を切った。

2020年3月8日自宅Netflix鑑賞 2020年14本目



武闘派うさぎvs武闘派イギリス人

via GIPHY

自身のtwitterのタイムラインで上記のような表現で話題だった本作。
Netflixにあったので、前回の『セントラル・インテリジェンス』同様に、
軽い気持ちで流したら一気に全部見てしまった。

噂に聞いていたが絵本のイメージとは全く違う、
クソ悪巧みウサギのピーターラビットが人間とひたすら乱闘する映画で、
とてもびっくりした。

映像はとてもとても綺麗で、実在の動物のようなもふもふ感が素晴らしいのに、
こいつらが動く動く、しかもやることがえげつない。
殴る蹴る殴る蹴る。
挙句に家庭菜園で『プライベートライアン』のオマージュまでやるんだから笑える。
しかも異性関係の妬みが発端なのもまたまた。

電気ショックネタのCGの使い方が笑った

武闘派うさぎと生真面目イギリス人の死闘がメインの映画ですが、

via GIPHY

行き過ぎた2人の対決は、
電気柵を用いた殺し合いに発展。(最終的にはダイナマイト投げ)
その電気柵の電気ショックネタが、
めちゃめちゃ豪快な力技で笑える。
多分CGだと思うが、
アクション映画ばりにふっとぶ。
そのネタが最終盤でも再度出てくる天丼でまた笑える。
確実に背骨折れるぐらいの衝撃で不謹慎すぎるが、
やはりスラップスティック的なネタと速度と豪快さのインパクトは、
グッとくるものがある。

無駄CG技術

見所はうさぎ。
もふもふで生き物感あふれる細かな毛並みと
個性的なうさ耳がとても可愛い。
数の力を駆使しての5体もできて、それぞれ個性的という、
無駄CGアニメーション。

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基本的には直立歩行だけど、時々動物的な仕草が絶妙。

ドラマ面はすっからかんで終始バトルと可愛さアピールの連続。
でも実写との融合に違和感のなさもまたすごくて、
無駄すぎる技術力の高さを感じた。
しかしウサギ以外のキャラのデフォルメがいまいちで、アニメ感が際立ってしまう。

雑なメタ構造を利用したクライマックス嫌いじゃない

ピーターラビットの映画化であるということを意識して、
映画なら最後こうなるよね。ぐらいの気持ちをキャラクターたちが表現する。
唐突なメタ構造で終盤の強制大団円に持ち込むやり方、
このクオリティの映画なら全然問題ない。
その雑さ加減が逆に笑えてくる。

無駄に最後だから今までになかった演出をぶっ込んでく感じも嫌いじゃない。

でも個人的には、
ヒロインのローズ・バーン、好きな女優だけど、
今作ではちょっと年増過ぎる印象。
ウサギの声でデイジー・リドリーとマーゴット・ロビーとエリザベス・デビッキという
最強の若手美人布陣なのに、なぜ実写だとアラフォーの女優を起用?

via GIPHY

ドナルド・グリーソンも大好きな俳優で最高だったが、

via GIPHY

ちょっとローズ・バーンババァ過ぎでは?

via GIPHY

いや全く嫌いではないが、
そして謎のオーストラリア・アメリカ映画であるにもかかわらず、
ゴリゴリのイギリス感がさらなる謎を呼ぶ。

しかし見やすいし、はちゃめちゃで全く嫌いじゃない。
2も見たい。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6.5/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

72点

個人的には英語版のピーターラビットの声優さんが苦手。
吹き替え版の方が見易かったです。

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