★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
1995年アメリカ映画
愛にできることはまだあるか?
キャスト
ヴァレリア・ゴリノ
・レインマン
・ホット・ショット
・ホット・ショット2
・リービング・ラスベガス
ネタバレ あらすじ
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シネフィル作品とはこういうものなのかもしれない。
・2019年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞
・2020年のゴールデングローブ賞
・外国語作品賞ノミネート。
・フランスのアカデミー賞である
セザール賞撮影賞受賞。
・12月25日現在IMDbにて
TOP250中241位
という2019年〜2020年初頭を騒がせた
本作を劇場鑑賞してきました。
正直ヨーロッパ映画祭関係の話題作は
あまり口に合わないが、
『パラサイト』はとても楽しめた。
しかし『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は
まったく口にあわなかったのと、
実はLGBT映画はそこまで
見ていて自分の中では沸き上がらないので、
スルーしようと思ったが、
日本橋に行く理由があったので、
せっかくなのでついでに見た。
感想としては、
スルーしてもよかったかなぁーという印象。
18世紀末の階級社会及び
現在以上に女性の価値が乏しく、
自由恋愛の少ない世界にて、
同性愛者として目覚めた?
もしくは元来??な2人が、
駆け引きをしながらも
惹かれあい中盤は結ばれるが、
終盤は離れ離れ。
当時の生きづらさに
それぞれの選択をして、
堪える2人の姿にちょっと胸熱。
むしろ上記の作品は
より過激にセンセーショナルに、
そして視覚的なメタファーを多用し、
今までに見たこともないような
エロティシズムも兼ね備え、
全く退屈させないど変態さを教示し
つつも身分の違いや
心情の変化など事細かに
描かれていた印象。
逆に上記作品の中盤までの内容を
緻密に描いていて、
正直あまりにも静かでゆったりしており
間延びしている印象。
特徴的な
劇中の伴奏、BGMの排除。
2人の感情が変化していく様は、
とても美しい浜辺の轟音の波音で、
暗喩しているのか??
逆に音楽は僅かなシーンに使用し、
そのシーンを強調させていた。
絵とはこのように描くのか。
恥ずかしながらあまりこのような
画家をモチーフにした作品は見たことがなく、
こうやって絵画は制作されていくのかぁと
新しい知識を得ることができてよかった。
予備知識が必要な文芸作品
劇中にて『オルフェウス』についての
引用がある。
オルフェウスという吟遊詩人が妻を失う際の
感じ方が映画内の2人の
恋愛の果てとして描かれるため、
その理解を深める上でも知識が
あったほうがいい。
また構図重視や
音楽の最小限にとどめる方式。
徹底した登場人物の少なさ。
狭い範囲のみを長時間描く、
濃密な映画作品であると感じましたが、
決して楽しく見る映画ではなく。
これぞ文芸映画作品!!
というのを久しぶりに味わった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
69点
正直主の2人がもともと同性愛者だったのか?
それともこれは永遠の恋だったのか?
その辺りはちょっと見えづらかった。
マリアンヌはもともとそっちぽいけど。
あとメイドが日本でいう上白石萌ちゃんに
似ているのに正統派ではなく
ちょっと乱れた感じなのは
ギャップ萌えありました。
日本だと無理だと思うけども。。。
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