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◯【69点】燃ゆる女の肖像【解説 考察 :18世紀末にてLGBT】◯

燃ゆる女の肖像

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

1995年アメリカ映画

愛にできることはまだあるか?

キャスト

ヴァレリア・ゴリノ
・レインマン
・ホット・ショット
・ホット・ショット2
・リービング・ラスベガス

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
18世紀末。
マリアンヌはフランスで絵画を学生に教えていた。
肖像画の課題として自身を描かせた彼女。
その品評の最中に1人の生徒がマリアンヌが教室に
出していた絵『燃ゆる女の肖像』について質問する。
そしてマリアンヌはその絵の着想を得た
彼女の過去を回想する。

数年前、女性画家としては社会的に受け入れられず、
お見合い用の肖像画を書く仕事をしていた彼女は、
フランス最北西のブルターニュの果ての海辺の屋敷にて
画家を翻弄する女性エロイーズの肖像画を描くために
やってきた。

エロイーズはまもなくミラノの貴族と結婚する予定だ。
もとは彼女の姉が結婚する予定だったが、
自殺をしてしまったのだ。
修道院から連れ戻されたエロイーズは、
結婚を拒否しお見合い画のポーズを取るのを拒むのだ。
エロイーズの母(ヴァレリア・ゴリノ)は、
マリアンヌに画家であることをエロイーズには
明かさず女友達として密かに絵を描くことを
依頼する。
マリアンヌとエロイーズは少しずつ親しくなり、
マリアンヌは密かに彼女の特徴をメモし、
それをもとに肖像画を仕上げる。
完成した肖像画をエロイーズに見せることにした
マリアンヌ。

エロイーズはその絵を自分自身を見て
描いたものではないと批判し、
画家のプライドか?それとも本質から逃げた
マリアンヌの恋心か?
苛立った彼女は肖像画を破壊してしまう。
逆にエロイーズは真摯に向き合おうとする
マリアンヌに答え、
ポーズを取るようになる。
しかすエロイーズとマリアンヌは
お互いの本質を真剣に見合い、
惹かれあっていた。

ある時エロイーズの家の家政婦が
うっかり妊娠していることが発覚。
彼女の中絶を手伝うことにする。

2020年12月12日劇場鑑賞 2020年71本目

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アデル、ブルーは熱い色




シネフィル作品とはこういうものなのかもしれない。

・2019年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞
・2020年のゴールデングローブ賞
・外国語作品賞ノミネート。
・フランスのアカデミー賞である
セザール賞撮影賞受賞。
・12月25日現在IMDbにて
TOP250中241位

という2019年〜2020年初頭を騒がせた
本作を劇場鑑賞してきました。

via GIPHY

正直ヨーロッパ映画祭関係の話題作は
あまり口に合わないが、
『パラサイト』はとても楽しめた。
しかし『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は
まったく口にあわなかったのと、
実はLGBT映画はそこまで
見ていて自分の中では沸き上がらないので、
スルーしようと思ったが、
日本橋に行く理由があったので、
せっかくなのでついでに見た。

感想としては、
スルーしてもよかったかなぁーという印象。

via GIPHY

18世紀末の階級社会及び
現在以上に女性の価値が乏しく、
自由恋愛の少ない世界にて、
同性愛者として目覚めた?
もしくは元来??な2人が、
駆け引きをしながらも
惹かれあい中盤は結ばれるが、
終盤は離れ離れ。

当時の生きづらさに
それぞれの選択をして、
堪える2人の姿にちょっと胸熱。

his
ごめん。同じ内容を『アデル、ブルーは熱い色』で見たことあるわ。。。

むしろ上記の作品は
より過激にセンセーショナルに、
そして視覚的なメタファーを多用し、
今までに見たこともないような
エロティシズムも兼ね備え、
全く退屈させないど変態さを教示し
つつも身分の違いや
心情の変化など事細かに
描かれていた印象。

逆に上記作品の中盤までの内容を
緻密に描いていて、

正直あまりにも静かでゆったりしており
間延びしている印象。

特徴的な
劇中の伴奏、BGMの排除。
2人の感情が変化していく様は、
とても美しい浜辺の轟音の波音で、
暗喩しているのか??

逆に音楽は僅かなシーンに使用し、
そのシーンを強調させていた。

絵とはこのように描くのか。

恥ずかしながらあまりこのような
画家をモチーフにした作品は見たことがなく、
こうやって絵画は制作されていくのかぁと
新しい知識を得ることができてよかった。

via GIPHY

予備知識が必要な文芸作品

劇中にて『オルフェウス』についての
引用がある。
オルフェウスという吟遊詩人が妻を失う際の
感じ方が映画内の2人の
恋愛の果てとして描かれるため、
その理解を深める上でも知識が
あったほうがいい。

また構図重視や
音楽の最小限にとどめる方式。
徹底した登場人物の少なさ。
狭い範囲のみを長時間描く、
濃密な映画作品であると感じましたが、
決して楽しく見る映画ではなく。
これぞ文芸映画作品!!
というのを久しぶりに味わった。

his
Bunkamuraで公開する映画は苦手です。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

69点

正直主の2人がもともと同性愛者だったのか?
それともこれは永遠の恋だったのか?
その辺りはちょっと見えづらかった。
マリアンヌはもともとそっちぽいけど。
あとメイドが日本でいう上白石萌ちゃんに
似ているのに正統派ではなく
ちょっと乱れた感じなのは
ギャップ萌えありました。
日本だと無理だと思うけども。。。

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