溶接万歳
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに：ご訪問ありがとうございます
製作
1986年イギリス・アメリカ映画
何故か低予算ソリッドホラーからSFビッグバジェット映画に変更
監督
ジェームズ・キャメロン
・タイタニック
・ターミネーター2
・アバター
・アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年1月21日自宅Disney+鑑賞
2025年7本目
Googleアドセンス広告
『エイリアン』シリーズ早速崩壊の危機？怒涛の方針転換！
10年以上前に鑑賞したことがあるが
あんまり面白くなかった記憶のある
『エイリアン2』を再鑑賞しました。
2025年1月21日時点で
今作は北米の映画データベースサイト
IMDbのTOP250にて69位に入っている本作。
80万人が鑑賞し平均評価8.4/10点という
超高評価作品。
※ちなみに1は50位です。
1のラストで猫と一緒に逃げ延びた
リプリーでしたが
まさかの
57年間冷凍睡眠
自分たちがうっかり降り立った
星は今や植民地！
という住む人に悪夢のような
事実を聞かされ
居ても立っても居られない
リプリー！
そしてその星の住民と
連絡が取れなくなった！！
悲劇の幕開け！
ゼノモーフを知らない
海兵隊たちと一緒に
行くことになったリプリー。
海兵隊たちの異様な
テンションの高さと
軽さに危機感を持つリプリー！
ウェイ！ウェイ！系の陽キャ野郎ども
と10名前後いただが
1時間後に
大量のエイリアンとの遭遇で
ものの見事に壊滅し
ブチ切れ擬似母化したリプリーが
遺児を救うべく単身奮闘！
と
低予算スリラー
『ターミネーター』
で大成功した
ジェームズ・キャメロンが
初めてビッグバジェットで映画を
撮ったとも言える
記念碑的作品。
制作費は前作の1.7倍となり
舞台も狭い密室が続いた宇宙船から
惑星の大きな基地や一部屋外を舞台に
大量のゼノモーフとの戦いを
中心に描かれる
マッシブモンスターパニック映画
へと変貌した。
前作では武器がないまま
隠れんぼ的に逃げるのが主であったが
今作は海兵隊の活躍が描かれるので
ゴリゴリに銃火器があるわけですが
それを使う彼らがかなり無能なので
戦力的にはほぼ均衡という状況。
混乱：リプリーのキャラ変更
前作ではアンドロイドに
殺されそうになったり
ほぼ無力な女性として
逃げ惑いつつも
奇を衒って倒したりと
等身大の女性が勝機を掴むところに
胸が熱くなったが
今作ではなんかキャラ変貌。
1作目では他の人物にもフォーカスが
あたっておりリプリーが主役というより
唯一の生き残りがリプリーだった！
という要素が強かった気がしたが
今作ではリプリー主体の作品に転換。
ゴリゴリにトラウマに苦しむ
リプリーはまだしも
ゼノモーフアドバイザーとして
作戦に参加とか
実は私パワーローダーの免許持ってるのよ！
という謎のアピール（伏線）だったり
使えない海兵隊たちにブチギレて
現場を指揮しようとしたりと
リプリーが全く知らないめちゃイカつい姉ちゃんに！
また家族をゼノモーフに食べられた
子供、ニュートを保護してから
母性爆発の母ちゃんキャラへ変貌！
攫われたニュートを脱出時間も
特に考えずに全力で奪還しに行く！！
火炎放射器やアサルトライフル
はたまたパワーローダーを駆使して
大量のゼノモーフやクイーンと戦う！
さらに劇中では海兵隊の
ヒックスといい感じに。
男勝りな友情関係を構築されてますます困惑する
終盤では
クイーンVS擬似母という最高のカードが
描かれる。
過去の復讐や57年間を奪われた
リプリーの怒りを象徴するかのように
クイーンの卵たちを
クイーンの目の前で焼きまくる
リプリーの神々しさは
ジェームズ・キャメロン監督が
強い女性を描く天啓を受けたかのごとく
アメイジング。
このリプリーの描きたかは
この後に描かれる
『ターミネーター2』の
サラ・コナーの変貌にも継承
されていってるなぁと感慨深くなる。
ここが良い：まさかのサイバーパンク的アプローチ
1作目ではSF的なアプローチで
洗練された
美術力の高さに感激したが
今作では出来損ないの
『スター・ウォーズ』の
模型演出などを感じさせる
妙なチープさと
やたら軽装な兵士たちと
その軽装装備にそれぞれの個性を
持ち込んだり
特殊なLMGを用いたり
それの練習をしたりと
妙な趣向がツボをついてくる
絶妙なバランスがあるわけです。
チープな飛行機や
2020年代のテスラの車
『サイバートラック』を感じさせる
輸送車両のデザインなどなど
本当に妙にそそられるところがあり
映像としてはやたら広角で
ダイナミックで
意外とものがあったりなかったりという
変な錯覚を感じさせる映像の数々が
大画面には魅力たっぷり。
特に印象が強いのがバスクエス。
中性的なヒスパニック系の女性。
独特な角刈りと男勝りな感じが
カッコイイのだが
あのジェンダーレスな感じは
現在の男性っぽい女性の
オリジン的にも見えるし
サイバーパンクを感じさせる。
4Kになってここがダメ：古いモニター映像がある
1作目にも宇宙船のモニター映像が
あるわけですが
それは古いSF映画の
醍醐味的な面白さで
ガジェットしてありなんですが
今作は演出として
テレビモニターの映像が登場する。
探索チームの現地映像を
モニター撮影してハラハラドキドキ
するのですが
これが今回4K版で鑑賞したのですが
絵のバランスがめちゃめちゃなのです。
4K解像度できめ細かくなった映像の
中のざらざらの映像が非常に
野暮ったく当時の魅力が
損なわれてしまっている。
それであれば普通にモニター映像も
本編と同じように撮影して欲しかったなぁと
思うのでした。
あとここでの通信エラーとか
命令が通じないって展開
すっごくチープで笑える。
各自の判断で撤退すりゃあ良いのに
その場で立ち止まって殺されてるの。
使い捨てとしてユタ社が選別
していたとしてももっと
どうにかならなかったのか？と思う。
ここが苦手：脚本が雑
超大量にゼノモーフが登場するが
酸の体液の設定が雑。
床とか穴開くのかな？と思ったら
開かないけど返り血浴びたら
致命傷だし。
あとそもそも話としては
最悪な事態に巻き込まれて
奮闘するリプリーという
内容の物語で中身があんまりない。
リプリーは女性として
女性同士の決着をつけた！
というパニック映画に落ちは
つけているかもしれないが
結局また冷凍睡眠しておしまいだし。
その後：気になって3を確認して絶望した
この後リプリーたちは
報われるのか？
と思い3の冒頭とラストをざっと見て絶望。
この後冷凍睡眠中にまたも彼らの
襲撃にあって牢獄惑星に墜落して
助けたニュートとヒックスは死亡。
生き残ったリプリーは
結局エイリアンに寄生されて
最後溶鉱炉に身投げする
フィンチャーの
『ターミネーター2』オマージュ。
4で再びリプリーが復活させられるという
絶望に次ぐ絶望。
その布石は2の中身のない
はちゃめちゃ映画感に確かに布石
あったし
そりゃエイリアンを生み出した1人の
リドリー・スコットもやり直したくも
なるよなぁ。。。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7.5/10
・キャラクターの魅力 6.5/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
67点
中盤の飛行機墜落の合成映像が
結構迫力あって感動した。
解像度とか悪いけど
当時のVFX技術を
味わえる貴重な映像で感激。
完全版じゃないの
見てしまったがこれで
良かったのだろうか。。。
あとやたら溶接で扉やらパイプとかを
開いたり閉じたりするの面白かった。
そして溶接して侵入を防ぐ展開
結構好きでした。
関連記事
通販
Disney＋には完全版はなく
UHDには完全版が収録されている模様。
ちょと気になる。。。
広告
TVで放映中のアニメも見たい時に見れる！Huluで今すぐ視聴！2週間無料トライアル実施中！
-
IMDb Top 250 レビュー【海外アニメ】リック・アンド・モーティ シーズン1 【解説 考察:見返すと新たな視点あるやつ】 -
IMDb Top 250 レビュー【超人気記事】リック・アンド・モーティ シーズン5 【解説 考察:大きく物語が動いたが 単話はやや物足りない】 -
映画感想倉庫 現在:710本◎【78点】パスト ライブス／再会【レビュー 考察：技巧的で素晴らしい映画】◎ -
映画感想倉庫 現在:710本◯【70点】ザ・フラッシュ【解説 考察：DC映画の総括に文句を言いたい】◯ -
観てよかった！本当に面白い映画 540選◎【83点】デューン 砂の惑星 PART2【解説 考察：原作小説の怒涛の展開が面白さを加速させる】◎ -
映画感想倉庫 現在:710本◯【75点】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結【解説 考察:使い捨てはゴア処理にて血祭りに】○ -
海外ドラマの感想【海外ドラマ】ピースメイカー【感想】 -
映画感想倉庫 現在:710本◯【66点】ターミネーター ニュー・フェイト【解説 考察 :凄腕CG屋の怒涛の現実超越アクション】◯
