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△リトル・ランボーズ 2011年度32本目△

「うーん。中盤の人物描写のぶれが微妙。ニューシネマ・イン・パラダイス的な映画ですが、その要素も薄い微妙な映画。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-リトル・ランボーズ

ユニオンジャック2008年イギリスフランス合同制作フランス
出演
ウィル・ポールター
(ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島)
予告

ターザンSTORYターザン
1982年ぐらいのイギリスでのお話。
映画館では、ランボーが公開されていた。それを盗撮する少年がいた彼の名前はリー・カーター(ウィル・ポーター)。彼は街一番の悪ガキで、悪いことをひたすらしていた。人は殴るし盗みも働く、最低な奴だった。
教室から出された少年がいる。彼の名前はウィル。出された理由は授業でTVを見るからだ。彼の家ではある宗教に入っており、TVや映画など一切の娯楽が禁止されているのだ。彼は早くに父親を無くし、家族は宗教に入っており、ウィルの楽しみは、ノートなどの落書きだけだった。
そんなある日、リーとウィルは出会った。リーのせいで、ウィルは校長室に呼ばれることになるのだが、リーはウィルを唆し、その場からウィルは逃げ出した。
その後学内で再会するとウィルはリーが校長先生に体罰にあったと勘違いして、彼を家まで送るのだった。
リーの家は裕福だが、母親が仕事で海外にいて兄と二人で住んでいた。家は老人ホームなので、人はいっぱいいる。
リーは集めたガラクタをウィルに見せ、ウィルは初めてのものに興味新々。
取り残されたウィルはあるものを見る。それは盗撮されたランボーで、ウィルはそれに影響されてしまうのだった。
リーは、テレビ局の映画コンテストに出品する為に映画を撮っていた、校長室の一見でウィルを手駒にしたリーはウィルを使って映画を撮るのだが、ランボーに影響されたウィルは自身を「ランボーの息子」と名付け、暴走を始める。それに乗ったリーは二人で、ランボーの息子を撮影始める。
学校ではフランスから留学生が来ていた。
その中でもおしゃれな少年がいた。彼は、学内でとても人気になっていた。
2011年6月9日鑑賞
ターザン感想ターザン
日本ではゲームクリエイターの小島秀夫がごり押ししたりと少し話題になった本作。
ちなみに小島秀夫は、メタルギアソリッドなどを作った人で、かなりのやり手だ。
でも08年の映画とあって、日本に来るのは少し遅かったと思う。
監督、出演は無名だが、本作の好演ががあってか、ウィル・ポーター君はハリウッドのナルニアシリーズに出演している。良いことだ。
表面上は、映画に影響された少年が映画を撮るという心暖まる映画だが、よく見るとなんか違う映画だ。
ランボーを見た少年がランボーに魅了されるという話なのだが、そもそも初代ランボーって社会派映画じゃなかった!!!?
確かに、それなりのヒットした作品だったと思うけど、1の内容は、ベトナム帰還兵の心情が描かれたアメリカンニューシネマだった気がするんだけど。
それを11歳の少年が娯楽映画として見て、ヒャッフー!!ってなるのは、ちょっとおかしいのでは。
そもそも初代ランボーでは人を殺さないわけで、挙げ句にラストは投降までしちゃう映画だし。
まぁー2ならわかるけどね。2は内容一変して、とことんアクション映画にしたらしいし。
戦争の傷跡的、ディアハンターの出来損ないを見て、子供がヒャッフーは色々とおかしい気がするが。
ちなみに筆者はランボー未見です。すみません。
それで二人が映画を撮ることになるいわゆる見所になるわけです。
これが、別に映画好きの心を揺さぶる!!といううわけではなく、少年の友情を深める要素として描かれています。
ですが、ランボーを通して二人の心が一つになるというわけではなく、ランボーしか知らない少年とランボーを盗撮して生業のようにしていた結果ランボーまがいの映画を撮ることになっただけで、正直根本にランボーが関わってはいないのです。期待していたのと違ってややがっかりでした。
こういう映画作りへのリスペクとは個人的には、「僕らのミライへ逆回転」の方が優れていた気がします。ちょっと知能指数の低い二人が、中身のなくなった映画のVHSの変わりに、その作品を自分たちで再現するという内容で、最終的には街を巻き込んで映画を撮影するという心温まる、映画が人と人を繋ぐ物語となっています。同様にニューシネマ・イン・パラダイスも映画が人の心繋ぐ物語ですね。
ですが、本作は、それが原因で二人の仲を裂いてしまいます。
それが二人の考え方の違いなどではなく、ランボーの陶酔した少年の暴走というのだから質が悪い。
そこにまさかの頻繁にインサートされるフランス人留学生の愚行に絡んでくるんだから、マジでがっかりです。
そこまでの二人の映画撮影の下りから展開はシフトして、物語は、調子こいた少年の物語になります。
まぁー初めての娯楽で抑圧された少年の暴走は仕方ないことですが、彼は最後まで己の愚行に気づかないので、ちょっといらだちます。
しかもずっとイライラの原因だったフランス人の留学生が物語全体に関わってきてしまい、最後にはとんでもなく辛いことまで起こしてしまうのです。
そもそも主役ってどちらかと言えば、孤独な少年のリー・カーターだったと思うのですが、悪ガキながらも理由があるわけで、その要素がラストに絡んできて泣けるのですが、それが中盤にぶれてしまって、主役が交代的な要素も含まれていて、かなりがっかりです。
でも子供な無垢さを強調しているのだったらぎりぎり大目に見れることかもしれませんがね。
終盤には、この手の映画にはおなじみの上映会がありますが、それが感動的ではあるものの、もうありきたり。
しかもその前の大事故があったので、見ている際は動揺もしていたし。
まぁーでもキャラクターたちは大事故に合いながらも最高の日だったと抜かしておりますので、もう何でも良いのでは無いでしょうか?
でも予告編の時は、二人のどっちかが遠くに行ってしまう系の映画だと思ったけど、もっと微妙なイライラ要素のある映画だったので、ちょっと驚いた。
思ったよりはつまらなかったので、あんまりおすすめできないですが、愛らしいのどかな映画が見たいならオススメ。でも個人的にはかなりいらついた。
メモ得点メモ
6
うーん。微妙。映画館で見ないで良かったかもしれない。
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