Multiplex広告:記事は下部から

◎【超人気記事 Netflix映画:83点】ブラック・ミラー: バンダースナッチ【あなたが物語を選びトゥルーエンドにたどり着け】◎

ブラックミラー バンダースナッチ

13000PV達成しました。ありがとうございます。

製作

2018年イギリス映画

監督

デヴィッド・スレイド
・ハードキャンディ
30デイズ・ナイト
・エクリプス/トワイライト・サーガ

出演

フィン・ホワイトヘッド
ダンケルク
ウィル・ポールター
・メイズ・ランナー
なんちゃって家族
ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島
・デトロイト

あらすじ

1984年8月のイギリス。
ステファン(フィン・ホワイトヘッド)は若
手フリープログラマー、正確にはニート。
彼は選択肢を選んで物語を作る本である
F・デイビスの著書
『バンダースナッチ』のゲーム化を検討し、
自主制作している。
そのゲームソフトは当時誰も
作ったことがない革新的なTVゲームだった。
ゲーム内容はプレイヤーが洞窟を探検する。
途中の分かれ道でプレイヤーが道を選択、
道中に出会う魔物への行動を選択し、
ゴールを目指すゲームだ。

ステファンはゲームのデモを
ゲーム会社に売り込みに行くことを続けており、
制作費やゲーム会社からの販売などを
交渉していたが、うまくいかなかった。
しかしタッカーソフトに売り込みに行った際に、
制作したゲームに興味を持ってもらえた。

12月に発売することを条件に
契約をしないかと社長に提案される。
そこには売れっ子天才プログラマーの
コリン(ウィル・ポールター)もいたが、
彼はゲーム製作は会社ですべきではないと
アドバイスを送る。

だがステファンはゲームを製作するために
社長と契約をする。

12月ステファンはゲームを会社で製作、発売。
しかしゲームレビュー番組に酷評されてしまい、
散々な結果になってしまう。

社長の下で製作したために、
ゲームの完成度よりも発売に向けての
低クオリティでの強行販売や社長のセンスのない
アドバイスにより
ゲームの質が下がってしまった。

映画はそこで終わったかのように思えるが、
私たち視聴者に選択のチャンスが与えられる。

コリンのことを思い出すと早朝に戻り、
再選択のチャンスが現れる。

早朝の朝食の選択、移動中の音楽の選択。
そして社長との契約の選択。

社長と契約しなかったステファンは、
自宅で1人こもってゲームを製作する。

しかし彼は母親の死をきっかけに
精神的に危うい側面があり、
ゲーム製作にのめり込むうちに
精神状態が悪化していく。
まるで自分の選択が自分自身の選択ではなく、
誰か何者かに選ばれているような。
そして、その何者かによって
自分の人生が見られているかのような。

彼はバンダースナッチという作者が
制作中に精神異常を起こし、
家族を殺害したように、
彼もまたどんどん精神を病んでいくのだった。

2018年12月29日 Netflix自宅鑑賞
2018年128本目



Netflix制作の海外ドラマの映画版だけども映画の話を選択できる1本

あけましておめでとうございます。
明日から仕事ですが、年内に見た映画の感想は、
今日中に書かなければと
急いで記事を書いているhis0809でございます。

さてさてネット上で
話題になっていたので鑑賞しました。
『ブラックミラー:バンダースナッチ』
元々は2011年からイギリスの4チャンネルが
製作している1話完結型の海外ドラマでして、
シーズン3以降はNetflixが
製作を依頼しているドラマシリーズ。
Imdbでもドラマシリーズの中でも
2019年1月6日時点で、
トップ250の31に入ってる
高評価テレビドラマシリーズ。
『ストレンジャー・シングス』や
『ツイン・ピークス』よりも高評です。

その年末に向けた特番で、

その物語は視聴者が選択できる。
インタラクティブ(対話型)型の
映像作品になってます。
選択によって作品が途中で終わったり、
最終的なエンディングも視聴者の選択によって
ガラッと変わるものとなっており、

総映像時間が5時間近くあり、
エンドロールにたどり着くまでは
だいたい1時間30分ぐらいという
ちょうど映画1本分ぐらいの作り。

うん。よくあるテレビゲームのADV、
ギャルゲーとかのノベルゲーを質の高い映像で
作ったゲームのような映画ですね。
映画かどうかまた微妙ですが。

映画ってよりゲーム。トゥルーエンドにたどり着けるか?

道中選択のミスでバッドエンドになりつつも、
指定されたところまで戻ることができるので、
一応時間をかければ
エンドロールにたどり着ける作品。

ネタバレになってしまうが、
自分が見たのは2種類。

根本的にゲームを完成させて
成功を得るという王道なラストはなく、
自分は見たことないですが、
そもそもの『ブラックミラー』
自体がバッドエンド系のトゥルーエンドが主体。

序盤のカウンセリングで母親のことを
カウンセラーと共有することで、
主人公の中の一番のトラウマである母親を
事故で失ったので、その事故から
母親を救うというわけで、
夢か幻か、過去に戻る選択の力を使い、
過去を改変して、現実を改変し、
死を迎えるエンド。
多分本物のトゥルーエンド。

もう一つは、
完全に母親とのトラウマを
劇中で描かない設定で、
ゲームを完成させるために、
心の迷宮のどん底まで落ち、
元になった本の作者同様に精神異常をきたし、
父親を殺害し、
死体をバラバラにした後、
狂気のゲーム作品を完成させるが、
その後事件が公になってしまい、
発売中止で伝説のゲーム化する、
そして2018年にNetflixが
この呪われたゲームをもとに
映像作品を製作するという
メタ構造でのエンド。

滑稽なのが、脚本製作の分析段階で
パソコンがフリーズするという展開で、
そこを視聴者である自分たちが
パソコンを破壊する、お茶をかける
などを選択して、結局作れないという、
なかなかのメタ構造。
その後選択肢を選んで過去に戻って、
母親エンドに進ませようとする構造。

それ以外はあるのかわかりません。

また死体を埋める展開にすると
隣人の犬が掘り起こし終了。
大幅にやり直しになるので、
ゲームそのものが発売できず、
牢獄エンドに陥ってしまう。

重要なウィル・ポールター要素

via GIPHY

売れっ子ゲームプログラマー役の
ウィル・ポールター。

幼少の演技から知ってるからか、
近年の濃い役所の多さに、
出てくると、お!ってなる俳優さん。
この前はチン子出したり、
暴行しまくったクソだったりと、
今回は売れっ子ゲームプログラマーであり、
ヒッピー薬中毒。
なんかかなり本編絡んでキーに
なりそうだと思ったけど、
エンディングには絡まないようで、
薬をやって自殺して途中退場か、
薬をやらないで、
とりあえずいるだけの人か
最終盤で殺してしまうみたいな存在のよう。
話の結末は絡んでこないが、
話の途中の展開を大幅に変える存在という
なかなか面白い立ち回り。

メタ構造が面白い

すっごいメタ構造の本作。
主人公を視聴者として操るわけですが、
それを物語の主人公である
ステファンが感じており、
自分は気が狂ってしまったと感じ始めたり、
視聴者とダイレクトに
コミニケーションを取ろうとしたりと、

インタラクティブ映像作品としての
一歩進んだ感じがメタ構造的に面白い。
また無意識に自分の物語が
やり直されていると自覚していたり、
意識を無意識に共有しているため、
会ったことのない登場人物を
会ったことあるようにしてしまうという、
視聴者目線での主人公の混乱などなど
メタ的に面白い作りになっていて、
映像ファンにはたまらない展開が
多数ある。

Netflixに操られているならもっと楽しませてやりましょうよ!!

謎のNetflixの選択を選ぶと行けるバッドエンド。
物語の中にNetflixという1980年代では
存在しない要素を盛り込み、
完全にメタな展開なわけですが、
それを選ぶことで、ギャグ展開に発展。
楽屋オチプラス精神異常展開という
超メタメタな展開も面白いが、
そのまま戦って変な展開になるなど

この映画3時間は遊び倒せる。

作品の構造が面白いな。

もともと5時間の映像作品。
バンダースナッチ同様に選んだ選択によって
物語が紡がれる。

時間表示を見てると、進んだり戻ったりと面白い。

正味4時間で、
1時間は選択用のループ映像という印象で、
選択をすることによって決まったチャプターに
飛ぶタイプなのかなって思う。

総評

全体的に救いのない話なのが辛いが、
映像も全体的に凝っていて面白い。
薬物のシーンやスティーブン・キングの
『シークレット・ウィンドウ』の展開での
狂った映像感やら、
8ビットでのゲーム製作など面白かった。
演技も全体的に良かったし、
BGMに関しては選択によって
選ぶことが可能という面白仕様。

ただ2タイプしかエンドがないマルチエンド仕様とは
言い難いのが惜しい。
もしかしたら本物のトゥルーエンドが
何かしらあるのかもしれないが。

※電話番号というキーワードが
検索でありましたが、
これは本編を見てると出てきますが、
これの求め方が
『アンダー・ザ・シルバーレイク』ばりに頭バグった
捜査の仕方になってます。
ちゃんと見てれば画面に表示されます。
20541です。

祝エミー賞受賞

テレビ映画部門・作品賞をまさかの受賞。
てか本作って映画として評価していいの?
インタラクティブコンテンツとして、
次世代の映像作品の
楽しみ方を提供してもらったけども、
それを映画として評価していいのか?
今後こういうコンテンツ、つまりやるドラ、
ギャルゲー、ADVの映像作品が増えるのか?
それなら

『STEINS;GATE ELITE』とか超完成系だよな。

しかしまさか受賞するとは。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7.5/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

83点

AMAZON通販

関連記事

▼個人的関連記事
感想リンク:【Netflixオリジナル】ラブ、デス&ロボット シーズン1【ネタバレ感想:全話簡易レビュー 人気記事】

【Netflixオリジナル】ラブ、デス&ロボット シーズン1【ネタバレ感想:全話簡易レビュー 人気記事】

3日に1回更新を予定してます。また来てください!

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA