○【映画感想】ジェイソン・ボーン【69点】「全てのカーチェイス必見」○

「帰ってきたジェイソン・ボーン」

アメリカ2016年アメリカ映画作品アメリカ
監督
ポール・グリーングラス
(『ボーン・アルティメイタム』『キャプテン・フィリップス』『ボーン・スプレマシー』『ユナイテッド93』)
出演
マット・デイモン
(『ボーン・アイデンティティー』『プライベート・ライアン』『グッド・ウィルハンティング/旅立ち』『ディパーテッド』)
アリシア・ヴィキャンデル
(『リリーのすべて』『コードネーム U.N.C.L.E.』『エクス・マキナ』)
トミー・リー・ジョーンズ
(『ノーカントリー』『メン・イン・ブラック』『逃亡者』)
ヴァンサン・カッセル
(『ブラック・スワン』『憎しみ』『アレックス』
9年ぶりにジェイソン・ボーンが帰ってきた
前作の『ボーン・アルティメイタム』から9年、スピンオフの『ボーン・レガシー』から4年。
誰も呼んでないし、誰も望んでないのに、ジェイソン・ボーンが帰ってきたw
監督、主演も前作同様、製作にマット・デイモンが加わり、トム・クルーズに続く、マット・デイモンの俺様ムービーが日本公開。
『ボーン・スプレマシー』等でハリウッドのトップスターになったマット・デイモン。
現在でもコンスタントに良作に出演し、『オデッセイ』ではアカデミー賞にノミネートするなど、今でも実力派として顕在しているが、『エリジウム』以降は、アクション映画からは遠ざかっていたが、出世作の続編でアクション映画に帰還。
コンスタントに色んなジャンルに出演するなぁ。
監督は、前作『ボーン・アルティメイタム』同様ポール・グリーングラス。
そんなに落ち目でもなく、『キャプテン・フィリップス』でも高い評価を得ていた。
なんで今『ジェイソン・ボーン』なのか?全くわからないまま普通に劇場公開。
普通に面白かった。
前作のラストで自分自身の正体を知り、過去を取り戻し、俗世界に消えていったジェイソン・ボーンだったが、彼の生活は『イースタン・プロミス』のように新しい生活、新しい家族など、得ることができなかったのだった。
彼は過去の任務の後遺症で心を病んでおり、孤独によなよな命のやり取りに身を投じていた。
なんだか、せっかく前作で大団円を迎えて、彼の辛い戦いも終わったって安堵していたのに、結果的に地獄だったという、もう俺たち一般人の未来もこの先いいこと全くないんじゃないか?という絶望感満載で幕開けした本作。
こういう無限に続編作られると主人公がただただ可哀想で、辛いんだよな。
さて時代もあれから9年という、オリンピックが二回も行われるぐらい時代が進んだわけで、さすがに前作に比べると追跡もSNSやソーシャルネットワーク等、地上のありとあらゆる場所に存在するネットワークの網に最も簡単に人を追える時代。
そんな変貌した世界に年老いたジェイソン・ボーンは、昔の仲間との再会によって、新たな陰謀と、さらなる過去の因縁が明かされるという物語。
やはり時代性を反映させた追跡劇は、ちょっと作り物らしさを感じさせるが、気持ちよくて面白い。
また時代背景を利用した舞台とシーンとガジェットがマッチしていて面白い。
ギリシャの追跡劇は映画ファン必見!!
このシークエンスが非常に面白かった。
さすが『ボーン・』シリーズ!!と言えるほどの追跡劇。
舞台は金融崩壊して日常茶飯事に暴動が起きるギリシャ。
そこに紛れて、同僚と再会するボーンだが、CIAは彼を察知。
ボーンは暴動に紛れて、市街地をバイクで爆走して、逃走を図る!
この暴動のシーン、もしや暴動に紛れて撮影したのでは?と思うほど危機感を感じる生々しい怖さがあるが、全部作り物!!
ポール・グリーングラスの手腕で再現された暴動だった。
その中を駆け抜けるわけだが、順路一つ一つにイベントが発生して、とても面白い。
まるでテレビゲームのイベントのようにアレヨアレヨと色んなことが起きて、すごい!!
こんなことよくできるよ!!
終盤のカーチェイスもやばい!!
終盤のカーチェイスは、ラスベガスを舞台にしたシークエンス。
しかも敵がSWATの頑丈な車を利用。
彼を追い詰めるべく乗用車で追いかけるが、その戦法が凄まじいのだが、逃走する車も高級車をバッタバッタなぎ払い、トランス・フォーマーかよ!!と思わせるような破壊シーンが非常に爽快で最高!!
また顛末も凄まじく、カジノに直撃してカジノの入り口が崩壊という、相変わらず最高のカーチェイスだった!!
全体的にシークエンスが少なく、あっという間に終わる!
シーン自体が比較的長く、映画は3つのイベントを描写して終わるため、上映時間のわりには短く思える。
それぞれのアクションを濃くしていてすごい。
作品としては望まれてない続編だったが、
シリーズが持っているカーチェイスや追跡劇を端的に面白く作ることで、普通に面白い映画になったが、肝心のストーリーが今ひとつ。
新キャラとして、若手でアカデミー賞も受賞したアリシア・ヴィキャンデルと超ベテランのトミーリー・ジョーンズ、さらには好敵手としてヴァンサン・カッセルと絶妙な人選をしているのだが、根本的に作品の需要が薄いからか、みんなが見たかった作品になっているかといえば、多分違うんだなと思う。根本的には『イーグルアイ』みたいな5年ぐらい前の映画だったな。
こんなに人殺しているジェイソン・ボーンがそろそろ、抹殺命令出てもおかしくないのでは?と思うのだが。
あとさすがに歳をとりすぎてて、ちょっと切ない。新ヒロインとか出てきてもいいのではないか?とか思うけども…。
まだ続編作成されるのかな?少しは希望をもたせた話にしてほしい。
アクションは手持ちカメラが効いててすごい!というシリーズの良さが今作には欠けていた。
カーチェイス等が非常に優れていて、相変わらずすごかった。
メモ得点メモ
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど  6/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
69点
ある部分のみを見たらすごく面白いんだよな!!
劇場でスルーしてもレンタルとか結構おすすめ。

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