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◯【74点】機動戦士ガンダム【解説 考察 :UHDという劇場版の矜持そしてシネマコンサートについて】◯

製作

1981年日本映画

UHD版鑑賞したので大幅に記事修正!

監督

富野喜幸
機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者
ガンダム Gのレコンギスタ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

自称超詳しいあらすじ

ネタバレあらすじ
人類は宇宙に巨大コロニーを建設し、
階級の低い人々を率先して
宇宙に移民させていた。

宇宙にも地球以上の人口が
移り住んでから半世紀以上が
過ぎて宇宙世紀79年。

地球から1番遠いコロニーに住む
人々は独立国家を作成、
彼らは自らをジオン公国と名乗り、
思想家のジオン・ズム・ダイクンの
人類は宇宙での生きることによって
進化するという提唱を利用し、
宇宙に住む人々こそ
地球に住む人々より優れており、
宇宙と地球という
構図での戦争が始まる。

当初物資不足や人口不足が
懸念された宇宙側のジオンの
敗北が想定されていたが、
ジオン側は人型兵器
ザクⅡを開発し、大量配備。
地球の地球連邦軍側は
戦闘機と戦艦でのみの編隊。
さらに新たに発見された
ミノフスキー粒子により
レーダー群は全て無効化され、
戦争は目視での戦闘が優位化、
戦争は原始時代に戻った。
高機動なジオン軍の人型兵器こと
MSの縦横無尽な動きにより
的確に弱点を突かれ地球連邦軍は敗北。

ジオン軍はさらに地球に味方する
人々の住むコロニーを制圧し、
地球の地球連邦軍の本拠地に向けて
落下させるが、
地球連邦軍の激しい
抵抗により軌道がそらされる。

その結果地球の人口の半分が減少、
そしてジオン軍の地球侵攻と
連邦軍の敗北で早期に決着が
つくかに思えたが、
ジオン軍の物資不足により
戦争は停滞し泥沼化してしまう。

そして戦争が始まり
半年が過ぎたある時。

地球近郊のスペースコロニーの
中立の立場のサイド7。
この地では地球連邦軍の
極秘作戦V作戦が行われていた。
それを察知したジオン公国軍の
エースパイロットの
シャア・アズナブルが指揮する部隊は、
彼の部下を偵察に送る。
その地で地球連邦軍の
新型MSのガンダムを目撃した彼らは
出世欲に彼ら独断で攻撃を開始。

この地の民間人を巻き込む中、
ガンダムの開発責任者の
テム・レイの息子のアムロ・レイは、
以前から父が作る
ガンダムに興味を持っていた。

避難の途中に逃げ場を失った彼は
ガンダムに乗り込み、起動させる。
ザクⅡはガンダムを攻撃するが、
高性能なガンダムはザクⅡの攻撃を耐えて、
赤子のように破壊する。
そして民間人であるはずの
アムロの起点により
ザクⅡのコックピットのみを破壊し、
ジオン軍の襲撃は収束。

生き残ったサイド7の民間人は
ガンダムを受け取り予定だった
新造艦ホワイトベースに避難。
しかしホワイトベースの乗組員たちの
ほとんどはシャアの襲撃により死亡。
操縦士や救護係、オペレーター、
そしてパイロットは
サイド7に住む生き残った
若者たちが一時的に行うことになった。

出航したホワイトベースに対し、
シャアは自らの専用機を
出撃させ迎え撃つ。
圧倒的な強さに動揺する
アムロだったが、
ガンダムの性能により襲撃を免れ、
連邦軍の上層部の司令により、
ホワイトベースは
このまま地球にある
連邦軍の本拠地である
ジャブローに向かうことになった。

シャアの度重なる襲撃を退けて
地球にやってきた
ホワイトベース一行だったが、
シャアの策によりジオン軍の
総司令官の末っ子で
シャアの友人の
ガルマ・ザビの部隊が待ち受けていた。

2019年8月17日東京オペラシティ
シネマ・コンサート鑑賞 
2019年68本目
2021年8月16日UHD自宅鑑賞




2021年8月:UHDBOXを購入したので1作目を鑑賞

今年のお盆休み。
せっかく買ったけど
未開封だった本作を
コロナウイルスのワクチン
2回目を撃って副反応で
熱が出ている中、
やることがないので鑑賞しました。

UHDは買いなのか?
2年ぶりの鑑賞。
流石に既視感強いし、
前回の感想で十分内容については
書けていると思った。

4Kテレビで見るならUHDか?

UHDはHDRの関係で
全体的に黒っぽかった。

his
色が濃いとも言える

そして4Kリマスターされた
同梱されるBlu-rayの方だが、
解像度の違いで
4Kテレビで見ると
粒子が荒く何かフィルターが
あるように感じられた。

UHDでは手書きの線が
いっぱい動いているように
感じさせてくれるが、
Blu-rayではその線が潰れている。

音についてはどっちも良かった。

UHDとBlu-ray実際に写真撮って画質を比較してみた。

長いので以下を開いてください。

UHDの違いは強烈だった???
UHDを購入したが
過去に
劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション
を購入しているので、
せっかくなので4Kテレビに
PS5で映して
iPhone12で撮影し、
どんな感じで違うか
比較してみようと思う。

ワードプレスだと
iPhoneの写真形式だと
アップロードできず、
JPGに変換したら見事に潰れて
しまったので、
試しにHEICを
Twitterにアップロードして
そちらを
ブログ上に転載する。

まずはUHD

UHDに同封されているBlu-ray


上記のUHDと違って白っぽい。
静止画として見ると色の量としては
UHDの方が多く見える。
動くと鮮明にUHDの情報量が
多く見え途中の線が潰れている
部分などもあり、物足りない。
音質はUHD版と同等に感じた。

HDリマスター版Blu-ray


見慣れている発色のガンダム。
色が全然白っぽい。
光などのシーンは眩しく感じる。
しかしこの後のシーンでは、
画面の絵に大量の傷があることが
わかり、
4Kリマスター版は大幅に
修正もしくはより良い状態の
ものとなっていることがわかる。
音声はモノラルなため
やや物足りない。

また同様に特別版も撮影したが、
画質は一緒。
しかし再録版とあって、
クリアになっているが、
違和感が非常にある。

おまけ:Netflixでの配信版


手軽に見れるNetflix版も撮影。
ハードはApple TV4K。
リマスターHD版と同等。

まとめ

UHD綺麗だったが、
記憶の中の色と違い過ぎて
違和感が強い。
最高の『ガンダム体験』という
べきなのかはもはやわからない。
逆に製作者たちは
本来の色というものが
ようやく再現された!とか
そういう意見があるのかもしれない。
難しい

ブックレットにて

今までできなかったフィルムの
色味を再現し、劇場で見た印象に
近づける。

his
なるほど!!

今作は劇場でのフィルム上映の色を再現していた

だから色が濃いのか!
これについては以前
クリストファー・ノーランが
リマスターした
『2001年宇宙の旅』の
フィルム上映の
あまりにも発色豊かな映像に
興奮した感動を
このUHDで再現したかった
ということなんだなぁと納得した。
でもそれどうなんだろ。
まぁあくまでも劇場版として
TVの再編集版としてではなく
劇場版としての矜持を
このUHD化では意識しているという
ことなんだろう。

2019年8月シネマ・コンサートに初参加

シネマコンサートレポ


機動戦士ガンダム40周年プロジェクト
の企画の一つとして、
劇場版『機動戦士ガンダム』
シネマ・コンサートが
開催されると聞いて、
きっとガンダムを彩る楽曲を
生オーケストラが
演奏してくれると勘違いして、
迷わずSS席を予約したわけです。

しかしこのシネマ・コンサート。
歴史ある映画イベントでして、
映画を流しながらBGMを
生オーケストラが演奏する
というイベント。

何も知らなかったわけですが
劇場版『機動戦士ガンダム』
つまり1作目を上映し、
音楽は生演奏という特殊な上映。
まぁー『スター・ウォーズ』や
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『ハリー・ポッター』では
おなじみのイベントなのではないかな?

それがこの度ガンダムで
やるというのだから、
それはそれでプレミアムな
イベントなんだろうな。
しかも東京オペラシティという
上流社会なところに
貧民オタクが堂々と
音楽を鑑賞できるのだから、
映画オタとしてもありがたい機会。

訓練されたガノタなので、
会場20分前には
会場に着き入場待機、
入場後はすぐに物販列に
とりあえず並び、
コンサートパンフと
40周年パンフを購入。
その後は、
特別展示「THE MEMORY OF GUNDAM」を閲覧。
まぁこれまで多数の
ガンダムイベントに参加している
訓練されたオタクとしては、
見たことあるようなものも
多数見受けられるが、
見たことないようなものも
多数あったりして、
結構面白かった。
写真OKなのだが、
見事に展示物の表面に光が
当たって反射してまともに
写真が取れなかった。

生富野拝んだ

今回のイベントは
本来なら前日の金曜日のみに
富野監督がゲストで来る予定だったが、
なんと土曜日も参加していただける。
オープニングでの生富野を初めて拝んだ。
あと何故か市川紗椰さんが
オタク代表の美人タレントとして参加。
富野監督の作品は
もちろん見ているという
ハイスペックオタク。

海外在住時に聖戦士ダイバインを見て
育った発言に御大将が大感激。

俺の作品は海外でも通用していたのか!
とめっちゃ喜んでいた。
しかし生富野、
実際に仕事では絶対絡みたくない
マイペースイキリおじさんだ。
メンタルはまだ現役発言も
納得いくパワフルさ。
司会進行を妨げ、
強引に進行させるパワーも発揮。
すごいぞ!!
ちゃっかり
Gレコのキャップを被ってるのも
すごいぞ。
僕らのおかげで
東京オペラシティという
上流社会での上映ができて
マジ感謝とのこと。

本編鑑賞

もう6回ぐらいは
見ているのではないか本作。
正直言えば、
1作目の劇場版は
あまり好きじゃない。

物語としてはプロローグで
ロボットアニメとしての
戦闘ものよりも、
人物描写に焦点を置いた作風。
人の所作や目線や、
動きなどの細かさや、
極力BGMを減らした静と
動を意識した演出など、
冴え渡っているが、
その分静か過ぎて退屈。
冒頭のガンダムの
60mmバルカンの威力の
インフレや、
シャアのヘルメットが
おっきくなったり
小さくなったりなどの
中途半端な質の作画など
ツッコミどころ満載。
一部の色塗りも
中途半端で当時の
制作背景の
過酷を感じたり
感じなかったり。

コアファイターのミサイルだけで
ジオンの補給基地を
壊滅させたりといろいろ無茶苦茶。
しかしシャアの
シャワーシーンなども
お色気シーンもあるにはあるが、
まだまだアムロが
戦士として覚醒しておらず、
PTSDを発症したりと、
生々しい展開が
神経質で繊細な作風。
ドラマ面は関係づくりが
メインでいまいち足りないなぁと。
ここでの丁寧な描写ひとつひとつが
ロボットアニメのレベルを
一段階高めたのかなと思ってしまう。

秀逸な設定の数々が
この時点で何度見ても感動。
また当時のアニメ業界の
洗礼のようにジオン軍士官の服や
ジオン公国の居城が禍々しいのが、
現代でも
違和感なくなってるのがすごい。

エポックメイキングな作品として
ガノタとしてもすっごく偉大。
でも自分としては2作目、
3作目の方が哀戦士やら
めぐりあいやビギニングとか
ニュータイプ論の盛り上がりとか
スピリチュアルで好きなんです。

色褪せてるようで色あせなくてすごい。
でも眠かった!

ガンダム見たいけど演奏も堪能したいがアンバランス

初めてのシネマ・コンサート。
本編はBGMが抜かれて台詞のみに
再編集された特別版が上映。
これの弊害で、
セリフがオーケストラの演奏で
かき消されてしまうわけ。
まぁ何度もガンダム見ているから、
そんなセリフきこえなくても、
大体はわかるんだけどね。
それでも集中が
途切れてしまうとこもある。

Gジェネ1作目の感動を呼び起こされる

ガンダムの音楽に対しては
むしろビームライフルの音という
魅力ぐらいしか気づかなかったが、
そんなことよりも
ガンダムの活躍するテーマの曲では、
PlayStationで発売された
『Gジェネレーション』で
初めてガンダムでザクを攻撃した際に、
戦闘デモを再生したあの感動を思い出した。
本編よりもゲームで
よく耳にする楽曲が、
目の前で演奏され、
とても感動的だった。
ただ楽曲こそ
そんなに多くないんだよなぁ。

エンディングの
やしきたかじんさんの
砂の十字架がむっちゃ盛ってて
かっこよかったです。

富野VS福田

本編終了後は富野監督と
ガンダムSEEDの福田監督と
司会者と市川紗椰さんのトークショー。
富野監督はどうやら
ガンダムSEEDが好きじゃないようで、
そりゃまぁ自分の作った
ガンダムを似通った感じで
平成用にリメイクして、
平成のスタンダードにして
大金を稼いだガンダムですからね。

そりゃあ富野監督の妬みの原因です。
彼のおかげで今でもガンダムが
作られるとは言ってるものの、
あまり仲良く話したくないご様子。
当初は参加しない予定だったようで、
ガンダムSEEDでの劇中音楽の
裏話などを想定していたが、
福田監督の気を使いまくった感じで
話が動き、
是非ガンダムファンとして2作目も、
そして哀戦士を生オーケストラで
拝聴したいと第二弾開催を
提案していた。

個人的にはガンダム
SEED destinyが
駄作過ぎるので
福田監督は好きじゃないが、
流石にちょっとかわいそう。
同じアニメーション監督としての
楽屋話がすっごく気になったが、
その話題はとても少なめ。

2021年に再鑑賞して今更気づいたことは次のページに

his
次のページに2021年に再鑑賞した時に気づいたこと書きました。

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