ここから2回目の鑑賞の感想
Blu-rayを購入を検討したが
予算が無くとりあえずレンタルで
あめすぱ再鑑賞。
最近『ベスト・オブ・スパイダーマン』という
日本語邦訳されたスパイダーマンが
主人公のアメコミを購入し読んだのだが
それはコミックのスパイダーマンの
傑作選というやつで
スパイダーマンが如何にして
愛されているかを知ることができた。
今回の鑑賞では
原作との違いとかを書けたら良いのだが…。
『スパイダーマン』シリーズは
やはりオープニングがイケているよな!!
ちょっと『ドラゴン・タトゥーの女』風で
現代的!!
よく見てみれば学園生活では
ピーターのポジションが
そんなにイケて無くない…。
ちょっと友達が居ない程度、実際イケメン。
ピーターが意地悪されるのだが
ここで既に原作と食い違っていたり。
本来ピーターに正義感は
ないようにも思える。
事なかれ主義なのだが…。
今作には冒頭の家族離散の件や
大いなる陰謀が裏の筋として確立されている。
原作ではほとんどない要素で
別にワクワクしなかったりする。
シリーズ化を踏まえたことにより
発生した要素でこれにより
単作での面白みが半減することを
製作は大した問題と捉えていない…。
ピーターの父と母が飛行機事故で
なくなったというのは原作にあるが
彼らが秘密結社であることは
描かれてなかったような…。
一度復活するけども
敵のサイボーグらしいし
そもそもピーターの家族の物語として
スパイダーマンが面白いとはおれは思えない。
スパイダーマンの人柄に惹かれ
応援したくなるようなことが
あるから通り名として
親愛なる隣人と呼ばれるのではないだろうか?
今作では主人公がガリ勉であることが
凄く似つかわしくない。
原作だといつも参考書を
持っているようなクソガリ勉。
こんなチャラいやろうが
ヒーローになったところで誰が応援するか?
クソガリ勉がスーパーパワーを手にして
それをストレスのはけ口にしていたら
力の責任を感じ、ヒーローとして覚醒する。
それがスパイダーマンの良さだと思うのだが
果たしてその良さが映画に
にじみ出ていたのだろうか?
逆に悪役であるリザード博士は
なかなか良いと思う。
地下鉄でスパイダーマンの能力が
覚醒するシーンだが
あまりにも不自然過ぎる。
もうやばいぐらいクソ。
吹き替え版で見直しているのだが
脇役のやつらの声やる気無さ過ぎだろう。
人間との対比で人間を描く…のが
映画というものなのだがー
この意味のあるかわからない学園生活は
いったいなんなんだろうかー。
何故この映画が意外と高評なのだろうかー。
こうイケメンが普通に女子と仲良くなって
オプションでスーパーパワーを
手に入れられてもね
全然応援できないし
感情移入も難度が高い。
古典的と言えるイケて無い男が
スーパーパワーを手に入れることで
ちょっとイケてる新たな人生を手に入れるが
それもまた辛い人生の一つであるような方が
全然好印象なんだが…。
スパイダーマンようやく登場。
誕生するまで1時間。正直もう飽きたよ。つまんねぇー。
これが2時間半じゃなくて1時間半だったら
普通に面白いと思うが
こうまで長いと退屈でしかない。
てかスパイダーマンの糸の
販売元特定して買った人調べれば
誰がスパイダーマンか
一目瞭然じゃないか?
スパイダーマンであることを
中盤で恋人に明かすのは全然面白くない。
2でそれが生きてくるなら
面白いんだけどねー。
本当にヒーロー映画としての無駄な青春要素が
盛り込まれ過ぎて全然全然面白くないし
イケメンと美女が年齢偽って
キスばっかしてるの見てると凄くイライラする。
しかもさりげなく『スーパーマン』の
オマージュや!!腹立つ!!
お前ら24と26だろ?何が17歳だ爆発しろ!!
あああああ。
そうだったこの映画非ヒーロー映画なんだった。
地味なコンセプトの映画なら映像が優れて
時折派手な映像を盛り込むことで
映画が映えたりしますが
派手なコンセプトの映画で
派手なことが一切なく
地味でずっと攻めるなら
骨太な人間ドラマが必要だと思う。
スパイダーマンが携帯で町中で電話
それを見てる住民がにやにやする…。
どんなコメディ?
スパイダーマンが素顔を晒すということは
難しい要素だよね。
アメコミでも正体を晒したことにより
身内が殺されるという展開に陥ってしまい
結局スパイダーマンの世界を
リセットすることになってしまったしさ。
本作の一番のハイライトは
スパイダーマンに住民が手を貸すシーン。
スパイダーマンという新米のヒーローが
市民により初めて本物のヒーローへと変貌する
非常に珍しいシーン。
本作ではベンおじさんのシーンが
酷いことになっているので
内面的な描きが全くなく
その分このシーンは印象的になる。
それにしても本作は無名な役者が多いし
リザードという悪役がいまいち力強さに欠ける。
もっとスーパーパワーを披露すれば
なんか映画全体が派手になるんだけどな。
『スパイダーマン』のグリーンゴブリンなんて
空飛んだり、カボチャ爆弾投げたりと
エクセレントだった。
スパイダーマンのネームバリューのみ
という感じの映画。
まぁーNYのビル街を駆け巡る
スパイダーマンの映えっぷりは凄いが
そこまでが非常に長い。
2012年の映画はそういう映画が非常に多かった。
最後の戦いはCG全快で
非常に盛り上がるんだよなぁー。
この印象だけは良好。
だから直後に感想を言うとなると
好印象が多いと思うが
最初から最後まで
感想を連ねると非常に残念な映画。
映画においてラストシーンの
絶頂のみを評価するか
全てのシーンを包括するかが難しいよな。
ラストあたりは結構面白いんだよね。
でもそこまでまじつまらない。
途中で止めようと思ったし
たどり着くのに2時間かかった。
2時間は貴重な時間だよ。
コミック1冊で済むような内容を
どうしてここま長々としてしまったか…。
スパイダーマンはラスト20分。
アベンジャーズはラスト40分と
時折見せるウケール展開が
盛り込まれていて楽しい。
個人的にはやはり悪役の思考は好意的。
悪いことをしようと暴れていたのではなく
自分なりに世界を救おうとした結果
暴走してしまい
自身の悪意にも気づけないところとか結構良い。
問題は主人公のグダグダか…。
うう。
見終わったけどもやっぱラスト以外がだるい。
Blu-rayだと日本人の歌じゃないね。