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△ヤング≒アダルト 2011年度155本目△

「ジェイソン・ライトマンのビジョンの高名さ。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ヤング≒アダルト

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
監督
ジェイソン・ライトマン
(マイレージ、マイライフ、JUNO、サンキュー・スモーキング)
出演
シャーリーズ・セロン
(モンスター、イーオン・フラックス)
パトリック・ウィルソン
(オペラ座の怪人、ウォッチメン、アラフォー女子のベイビー・プラン、特攻野郎AチームTHE MOVIE )
予告編

わんわんあらすじわんわん
現代のアメリカ北部のミネソタ州のミネアポリスにメイビス・ゲイリー(シャーリーズ・セロン)がいた。彼女は37歳で独身。職業はゴーストライターで、若者向けの小説(トワイライトとか)のライトノベルを代筆している。
しかし担当から打ち切りが通達され、今度のシリーズで終了だ。ネタ探しをしながら過ごしていると一通のメールが来ているのを知る。
そのメールの差出人は高校時代の恋人からで、子供が生まれたという連絡だった。
それをメイビスは、彼からの救難信号と感じた彼女は、すぐさま故郷に旅立つ。
彼とは運命なのだ。最悪な結婚生活から自由を与えるべく彼女は里帰りをする。
2012年3月13日鑑賞
わんわん感想わんわん
2012年のアカデミー賞に合わしてか?さりげなくジェイソン・ライトマンの新作が全米公開され日本公開された。
主演には、シャーリーズ・セロンが担当。
この構図からして、前作の『マイレージ、マイライフ』のジョージ・クルーニーのような俳優自身に何かしらの挑戦を感じられる。
しかしジェイソン・ライトマンは相も変わらず、商業無視の自分のやりたいような映画を丁寧に素敵に作るよな。
前作でリストラ宣告人のイデオロギーを描いた監督。その前では奇抜な女子高生が妊娠しちゃうというほっこり映画を作り、その前はタバコ業界の仕掛け人の映画を描いたわけで…。そんな彼の長編第4作目は、大人になれない大人というとてつもなく痛い女を描いた映画のメガホンを取った。
脚本は『JUNO』の人が担当している。
しかしテイストはかなり違っており、同じ女性が描かれている以外は共通点も特にない。
感想としてはかなり距離のある映画。
主人公のメイビスがとても自分勝手な行動をするのを描く映画であるわけですが、それがどういうオチになるのか少し期待したのだが、それが妙に説教がましくて自分は釈然としない感じで終わった。
結構時間をかけてメイビスの行動を描いたにも関わらず、ラストは強引とも言えるフレーズを拝聴して帰って行く様は、なんだか変な気分でした。
正直言えば、この映画の主題がいまいちつかめていないのかもしれない。
都会に暮らす主人公は、酷い身勝手な勘違いをして田舎に帰る。
しかし田舎では、彼女はとても可哀想な存在だった。
だが…。
その彼女の可哀想さを描き、現代のアメリカの抱える都会批判?かと思いきや映画の結末としては、
どっちもおかしいという提議で映画を終わらせている。
確かにそれは非常に正しい提議だと思う。
でもその優柔不断な感じのラストは映画としてはやはり着地点がないような状況で、『マイレージ、マイライフ』で主人公が自分の仕事を否定し、人間として生きようと思った矢先現実を知り、また自身の天職である仕事に戻り空に帰って行く人間のイデオロギーを描いたわけでもない、非常に技術の高い出来の悪さを『ヤング・アダルト』では表現していたと筆者は思えた。
しかしそもそもが『ヤング・アダルト』とは一体なんなのか?もいまいちわからない。
まぁー確かに主人公の年齢は37歳と大人過ぎるぐらいであるのに立派とも言えない職業をしていて、身勝手な生き方をしている点は決して大人とは言えない。
しかし彼女だって劇中ではちゃんと辛い人生を生きている。子供を流産(多分子宮に問題ある?)が原因で旦那と離婚を経験しており、天涯孤独で都会で生きるのはなかなか過酷だ。
少しくらい人間のバランスの均衡が崩れている方が平常なのではないか?
それを考慮すれば、なかなか優れた脚本であることは言うまでもない。
田舎で幸せに生きるという安定感に主人公は自己の価値観のみで突撃した結果がこの映画というわけだ。
しかしジェイソン・ライトマン、何度も言うが
本当に自分の撮りたい映画だけ撮っていますね。
正直ファンとしては、ハリウッド系の映画を一本そろそろ手がけてほしいです。
とりあえず本作は脚本はなかなか距離はあったけど映像が凄く良かった。
オープニングの楽曲はちょとわからなかったが、それをテープで何度も何度もリピート再生をする際の映像がなかなか素敵。テープデッキの中身を映すわけだがそれが良い。
劇場で一番前で見たけど、それも良かったし、うまく文書に起こせないが、この監督の映像はとても映画的であって、細部にまでこだわっているように感じられる。
また監督らしい独特な世界観。と言ってもアメリカの庶民的な田舎臭さの捉え方が非常に気持ちいい。
やはりこの監督は才能があると実感できるのだ。
シャーリーズ・セロンについては、かなり体当たりな演技だったと思う。
頭皮の一部を抜いたり、メイクボロボロだったり髪もボロボロだったり、挙げ句にはとても見窄らしい裸を露にしたり。意外な展開?もあったり。
しかし今年の賞レースには惨敗でした。
ちょっと露骨だったよね。
またライトマンは数年後必ず賞レースに勝利する技量を持っていると筆者は思っているので、やはりこれ以降も監督の作品は要チェックだったと思います。
メモ得点メモ
6
まぁー面白くはなかったかな。でも見て良かった!!
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