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☆スピード・レーサー 2013年33本目 ☆「誰も作らない、作れないビジョンへの旅!」

「オレはこの映画が大好きだ!!」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-スピードレーサー
アメリカ2008年アメリカ映画アメリカ

2009年5月25日再鑑賞
2013年3月27日Blu-ray再鑑賞
あらすじはこちらから。
感想
Vフォーでもそうだったのだけどウシャウオスキー兄弟の映画は、なんかかっこいい。そしてどこか変でまさしくコミックのような映画。今作もまさしくそれで、映画の全体のデザインの面でまさに神懸かりな程に完成された世界観を魅せてくれます。まぁそれ以上に見ててわかるのは作り手が映画とか原作が大好きで大好きでしょうがないみたいに、素晴らしいこだわりの追求が随所にあります。音しかり動きしかりセリフしかり展開しかり、もう追求して追求して完全なものが出来ちゃいましたみたいな、非のうちどころの無い映画の完成です。話もね。なんかわかりやすいけどどっかひねくれてみたりでまぁでも想像がつくようなどっかで見たような話なのだけど、それさえもぶっ壊してくれるような色彩革命と映像革命に脱帽です。
とりあえず主人公の車の動きとスローモーションは涙ものです。てかもぅ全部のシーン涙ものです。えぇ。あの猿も確実に革命です。やりたい放題。つまり愛情なんです。みんなでやりたいことやって突っ走ったんです。夢追いかけたんです。つまり最初のスピードが自分の世界に突入して絵の車で突っ走り始めた瞬間から、もうこの映画は愛に満ちてるんです。あぁとりあえず4回は泣きました。
何故か興行成績はふるいませんでしたが、わかる人にずば抜けて刺さる一作だと思います。ここまで全てのシーンに対して明確なビジョンを持った監督達の才能に、ただゆだれが垂れるのです。
ここから二回目の感想。
とりあえずDVDで見直したわけです。
何故この映画がこんなに過小評価されてるのかいまいちわからない。だってこんなに娯楽でありながら尖った映画がそんなにあるわけないよ。すごいよ。やっぱり。
ラストのふわんふわんばこん。だとか、storyの構成だとか。妙な子供っぽさとか。クリスティーナリッチの可愛さとか。あのスピードの面白いぐらいのストイックさ。
イライラしたから車に乗ってコース突っ走ったりさ、冒頭のシーンとか、親父とか。兄とか。
こんな真っ直ぐな映画そんなに無いよ。
ここからは三回目だったりするんだけどね。
ついに買いました。うん。買って良かった。何度でも見たい一本だと個人的に思うしね。
やはり
ふあんふあんふあん
がもの凄くヤバいね。最高だよまったく。心地良いとはこのことだ。
4回目の感想。ここから2013年の4月に記入しました。
『クラウド・アトラス』を見て暇だったので、久しぶりに見てみましたよ。
まさかここまで自分がこの映画を何度も鑑賞しているとは思いませんでした。
今回はBlu-rayでの鑑賞です。
前回鑑賞した時よりも、より映画に詳しくなって、映画のビターな部分も考慮するようになったと思うが、何故この映画こんなに評価が低いんだろう。昔、この映画が面白いと言うだけで、絡んでくれるブロガーさんがいたが、この映画はそんなにカルト的な映画か?いやそれは違う、この映画はどの面においても面白いと思える映画ではないか?
苦しくなるような映像の洪水。ウシャウスキー兄弟の『マッハGOGO』ヘのリスペクトと映像化への絶対の取り組み。彼が作れば、どんなものも一瞬で質量と熱量を生み出せる。そのようなパワーがある。そうではないか?
確かに主人公の名前がスピードというのは、痛い、お父さんなんてTVゲームのマリオにそっくりだし、猿はウキャーって叫ぶし、クリスティーナ・リッチは史上に可愛い。
それがダメという前に、監督は、完璧なビジョンで自分の作りたいものを好き勝手に作っている。
悪ふざけとも思えるような描写、子供じみてると思える工場の演出。
ティム・バートンは良くてもウシャウスキー兄弟はダメなのか?
ウシャウスキー兄弟は確かな仕事をしてくれた。誰も望んではいなかったが、あそこには、確かに彼らの心意気があった。ただレースへの熱意だけで、レースに生きる物語を生み出した。
そんな誰も作ろうともしないものを生み出した。ありがとうウシャウスキー兄弟。
あんたたちのビジョンは本当に素晴らしい。これ以降も誰も思いつかないような世界観を見事に映像化してほしい。
あと個人的に最高だったのは、クリスティーナ・リッチです。可愛いですね。
得点
86
好きな人が増えますように。

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