ディズニー版、『トイ・ストーリー』というか、TVゲーム版『トイ・ストーリー』。
オリジナリティがあるか?と言われたら実際無い。
日本では、吹き替え版のみの上映かな?主人公の声はジョン・C・ライリーだったのだが、ここはジーニーの声でおなじみの山ちゃんで我慢しておこう。
まぁーそういうわけでTVゲーム?いやコンピューターゲーム版の『トイ・ストーリー』
コンピューターゲームの住人がゲームセンターが終わると、コンセントを通って、交流している世界でのお話。
主人公は30年以上もゲームセンターに設置されている、ドンキーコングのようなドット絵で描かれたゲームの悪役のラルフ。(この時点でなんだかおかしいような気もするが。)
30年もドット絵のゲームがゲーセンで稼働していることはかなり異様だし、今でもプレイしている人がいるのは、なんだかゲーム好きとしては変な気分。
しかしラルフは悩んでいた。悪役という役を演じることに嫌気がさしていたのだ。
ロールプレイングとも言える、悪役のポジション。しかし彼の働くゲームの世界で彼は、他のモブキャラにもとことん嫌われている。それはラルフの性格というよりは、ラルフが悪役だからという概念のせいなのだ。
更にひとりぼっちのラルフはそんな人生が嫌になって、毎晩ゲームの悪役たちが集まるセラピーで愚痴をこぼす日々。(そこには、初代ストリートファイター、いやキャミーも出てくるから実際は2か。のキャラがいたりする。実際異様。)
更には、可哀想なラルフは自身のゲームの30年稼働イベントに、呼ばれないという最悪な始末。
そこに乱入してしまったラルフはモブキャラの嫌がらせに腹を立ててしまい、イベントをめちゃくちゃにしてしまい、交換条件にメダルを手に入れたら、タワーの一室がラルフの家になるとか。
それを信じたラルフは、他のゲームの世界に侵入してしまうのだが、その結果、ゲームのキャラが他の世界に行く機会が増えてしまい。
結果的にレースゲームで謎の少女と出会ったラルフは、徐々に彼女と交流を深めて行く…。
まぁー結果的にラルフは悪役であることの必要性に目覚め、自身のイデオロギーを見つけるという良質な映画である。
まぁー根底にあるアイデアはやはり『トイ・ストーリー』だと思うが、主人公がドット絵で描かれたゲームの悪役というわけで、そこから最近のゲームの世界に介入するという、なんともゲーム好き向けな展開に走ったり、更には、ラルフのゲームの主人公である、マリオ的な存在が、なんでもかんでも一瞬で治してしまったり、性格がめちゃくちゃよかったり、更には、ハイデフゲームの女性と恋におちたりと、とんでもねぇ発想を具現化している点は普通に面白い。
更にメイン展開である、シュガーラッシュというレースの世界が、日本のきゃりーぱみゅぱみゅのような世界観であり、すごいカラフル。ちょっと目に毒なような気もしたが、悪役が実は…だったりとか、意外な展開もあったり、最後にはうっかり泣いてしまった私もいます。
あとは、注目すべきは、日本の萌えの文化を上手くヒロインに取り入れている。吹き替えだったから余計にアニメ声が印象的で、それを迎合できた自分もびっくり。
2Dで見たけども3Dで見ても面白そうだった。2Dで見たら画面が妙に白かったのがなんだか不愉快だった。
今作はアカデミー賞にもノミネートしていたが、メリダに負けてしまった。
自分的にはメリダの3倍ぐらいは楽しめたのだが、ちょっとカラフルでポップ過ぎたかな?って思うけど、これはこれで、とても面白かったので、是非春休みに家族で見てほしい。
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