モンハンっぽい設定の中、どんどん能力値があがる主人公
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2024年日本のTVアニメ
うわ。season1主人公が強くなるだけで終わった。
ネタバレ あらすじ
2025年5月6日自宅鑑賞
概要:韓国で大ヒットした現代を舞台にした転生+RPG小説のアニメ化
2024年1月〜3月に合計12話放映されたTVアニメシリーズ。原作は2016年から2018年に韓国で連載された小説。制作は近年では『ソードアート・オンライン』シリーズ、『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ペルソナ』シリーズなど話題のアニメを多数制作した株式会社A-1 Pictures。今作は現実世界にゲームのようなファンタジーの怪物たちが侵食と人類がファンタジー的な能力を覚醒したりする世界で、モンスターたちと戦う力こそあるがその中でも最弱の力しか手に入れられなかった主人公が、とある儀式に成功したのか?それとも何者かに干渉されたのか?彼だけがレベルアップという特殊な事象とゲームのメニュー画面を開くことができるようになってしまい、それまで身体能力や魔力などは初期能力はその人の持って生まれたものだけであとはお金を出して強い装備を買ったりするしか出来なかったのだが、主人公は筋トレや魔物を倒すと経験値を入手してその結果自身の能力値を高めたり、クエストというものをクリアすることで強力な武器を手にいれることができるという、一人だけ違う設定になってしまい、体格と人格も変貌しながら、母親を救うことができるアイテムを手にいれるため、ひたすたらレベルアップを繰り広げて能力を高めるというお話。背景には別のストーリーも進行してはいるのだが、このシーズン1では主人公が強くなって転職クエストなる特殊な試練をクリアして普通の人間が取得できない死体使いの力を手にして完結。この世界の秘密の一端や、謎の島の物語やその他のキャラの禍根などはほんの少し描き、主人公の変化に終始した不思議なシーズン1だった。

大人向け?:グロ要素もある韓国っぽい感じ
第一話から家族のいる登場人物が惨殺されまくる展開や、主人公の欠損描写などもあり『進撃の巨人』を彷彿させる側面もある。またその後もあくどいことを考える犯罪者たちも多数登場し外道的展開も繰り広げられ、主人公もそれに適応し外道っぽいスキルを覚醒するし、真人間たちの普通の殺し合いが描かれる展開には驚いた。韓国映画の中でも『チェイサー』とか『悪魔を見た』とかのバイオレンス系の要素がとても強く感じた。この辺りが海外勢に支持されているのではないかと考えた。

実は:世界的に超高評価作品
今作を見た経緯は2025年5月24日時点で今作は北米の映画データベースサイトIMDbのTOP250のTV部門にて200位に入っている本作。7万7000人が鑑賞し平均評価8.6/10点という超高評価作品。もともと原作が韓国であるからや、海外展開も視野に入れていた作品のようで海外の配信サービスでの配信もあり海外勢を取り込むことに成功したようです。日本のアニメーションの質の安定感はあるので、海外勢が早めにキャッチできるとなると自ずと高い評価には結びつきやすいよなぁと。
違い?:それでなろう系の転生ものと何が違うのか?
この手のアニメ、正直近年大量に生産されている。自分の知る限り2016年の『この素晴らしい世界に祝福を!』やら2021年の『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』無職だったり会社員だったりニートだったりが運悪く死んで異世界のファンタジー世界に行って豊かな人生をやり直すだとか、持ち前の得意分野で人生開けるとか、亜種では料理スキルとか、田舎のおじさんが最強で都会に出てきてチヤホヤされるなど無数に量産されていく。それで今作はどこが違うかというと、見ているとテレビゲーム調のシステムが採用されて楽しい、そこは『この素晴らしい世界に祝福を!』も一緒だが、そしてやたら登場人物が酷い目に遭う。想定より強力なモンスターが出てきてしまって、ハンターたちが惨殺されてしまうとかは毎回ある印象。またシーズン1では、弱いハンターを利用して囮にして殺そうとする悪巧みだったり、冒険中に関係ない人物を仲間が襲撃して殺すなり、普通に人間の犯罪が勃発。その悪どい展開の数々のエグさは日本人が作るものってより韓流の海外向け映画やドラマシリーズのような恐ろしさがある印象。キャラデザなど萌え要素などの魅力は一切なく、美形の女性と男性が大体同じ骨格と目をしてたりとキャラの魅力は薄めだし、登場する敵のデザインもそんなに凝っている印象が少ないところも日本のビジネス的な視点が抜け落ちていて、逆にノイズが少なくて見やすいかなぁと思う。むしろWEB漫画出身の作品とあって、わざと凝らせなかったところはあると思うが。登場人物はだいたい20代以上の人がほとんどで、無駄な萌えがないが、妙に女性の胸を強調したり、すぐに女性が主人公に好意を持ってちょっと変なノリで話す感じは妙な韓国ドラマ風味もあって異質。やたら登場人物がダンジョン内でジャージとかシャツなの斬新で好き。
違和感:舞台は日本っぽいけど韓国だと思う
登場するキャラクターは日本人だが、テンションなどは人情重視の韓国人の印象。お酒を飲むシーン大体焼肉だし、冒頭に登場する島の地形感が全然親近感湧かず、新潟県の佐渡島かなんかなのか?沖縄県なのかもしれないが、なんか違和感。実際は済州島っぽいですね。原作は完結しているようなので、この作品が今後どうなるのか?シーズン2も一気に見れる状況なので見てみようと思います。

ウィンドウの英語に字幕があれば:第2話のラスト
シーズン2だと字幕が出てくるのですがシーズン1ではとりあえずディズニー+では字幕はなし。第二話のラストで生贄として犠牲になり惨たらしく殺される主人公。この時に登場したのシークレットクエスト「無力な者の勇気」をクリアという英文でした。これしっかりわかってたらもうちょっと納得感持ってシーズン2見れたなぁと。主人公が仕組まれた存在ではなくて、世界自体が何者かに仕組まれてて、このダンジョンにはそういうイベントを盛り込んだ何者かがいて、たまたま主人公がそれを成功させ、再覚醒としてシークレットクエスト「無力な者の勇気」をクリアしたので「システム」という能力を覚醒させ、世界の仕組みに触れられ、また謎の大呪術師カンディアルの祝福を受けて、毒無効とHP全回復が可能になり、死亡後に復活ができたというわけ。ただ「システム」側により別の存在に変わってしまっている可能せも匂わせられている。

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