【リック・アンド・モーティ シーズン9】全話感想・考察|とりあえず今シーズンもすごかった!

放送・配信

2026年5月24日〜7月26日 アメリカ・Adult Swim放送
2026年5月25日〜 U-NEXT配信

あらすじ

あらすじ

天才科学者のリックは別次元のリックにより次元移動装置の開発をさせられるため、家族を奪われた。そしてその別次元のリックは全次元のリックの妻の存在そのものを消し去ってしまった。リックは別次元の孫のモーティと絆を深め、さらに別次元のリックとモーティが死んだ次元に行き家族として成り済ますのであった。そしてリックは遂に娘と妻の仇を追い詰め復讐を遂げた。復讐を終えたリックは相変わらず孫のモーティとサマーと一緒に冒険を続けている。

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まずはリック・アンド・モーティのまとめ記事でも確認しますか?
感想リンク:【海外アニメ】Rick and Mortyはどこから見る?シーズン別感想まとめ

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感想

『リック・アンド・モーティ』シーズン9全10話をU-NEXTで鑑賞しました。結論からいうと、かなり上質なシーズンだったと思います。

第1話からいきなりイーヴィル・モーティが登場し、スノーボールの再登場、リックの頭と体が分離して殺し合う回、生命の進化を丸ごと描く回など、相変わらずアイデアがおかしい。シーズンを通した大きな敵や物語は薄くなりましたが、そのぶん単話の完成度はかなり高く、個人的には前シーズンよりも止まらずに見てしまいました。

この記事では、シーズン9全10話の感想と原題・映画やTV作品の元ネタを、ネタバレありで振り返ります。最終話まで内容に触れているので、未鑑賞の方はご注意ください。

それでは以下、各エピソードの感想です。

エピソード1:モーティに首ったけ

原題は『There’s Something About Morty』。元ネタは1998年のカオス系ラブコメディ『There’s Something About Mary』=『メリーに首ったけ』。キャメロン・ディアスの出世作ですね。
タイトルネタの映画とは関係ないように思えるが、早速ラスボス級の存在であるイーヴィル・モーティが登場。

リックはイーヴィル・モーティに脅されて、モーティ以外の家族の存在を全次元から抹消されるのを止めることを条件にモーティに隠れて彼と冒険に出ていたというわけでした。
リックと同等以上の力を持つ彼は、次元を股に掛ける星を食べる怪物(マーベルのギャラクタスみたいなやつ)を協力してあっさり倒すことができますが、彼の注意を引きつけてる内に人質を管理する装置を破壊し、
ほぼほぼ全面戦争という、シーズン初っ端からクライマックスで、
凄まじい戦闘作画が拝めるのでめちゃめちゃ面白いですね。

イーヴィル・モーティは普通にポータルガンも作れるみたいだし、リックを脳みそになるまで追い詰めるという最強っぷりがやばいです。
シリーズ最強の存在かな?

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彼と敵対しているというサマーはどれほど強いのだろうか??
しかし根本的には寂しかったようで、結果的にこの次元のモーティやスミス一家を殺すことは絶対しないが、まさかの時間警察に捕まるという衝撃の展開で退場。
またもシーズンを動かすような強大な存在を早々に退場させてしまった本シリーズ。
またもシーズンを動かすような強大な存在を早々に退場させてしまった本シリーズ。残るはミスター・プーピーバットホールがどこまで悪に落ちているか??

エピソード2:リック・デイズ/7ナイツ

原題は「Ricks Days, Seven Nights」。元ネタは1998年のハリソン・フォード主演映画『Six Days, Seven Nights』=『6デイズ/7ナイツ』ですね。

前話のラストで「休暇が必要だ」と言っていたリック。今回は、記憶を消して別の惑星で“テッド”として過ごすリックが、自分の体の異常に気づき、自分が偽物のバケーション用の記憶を持った存在であることを知らされる、というやや哲学的なお話です。

これがとても面白い。

結局のところ、テッドはリックである自分を受け入れ始めてしまう。その姿は、シリーズ初期、シーズン1の頃のゲロを吐きまくっていたリックを彷彿とさせます。

最後の最後で、記憶を転送したようにも見えるオチは、どちらとも断言できない含みのある終わり方でした。シリーズを通しても最高レベルの回が急に現れたような印象があります。

エピソード3:リック流カンフー・ハッスル

打って変わってのややクソ回! 悪ふざけも本シリーズの魅力!!

原題は「Rick Fu Hustle」。元ネタはチャウ・シンチーの映画『カンフー・ハッスル』でしょうか。

悪のカンフーマスターの老人と出会ったことをきっかけに、「前に5歩進んだら死ぬ」という必殺技をかけられたリックが、科学の力で立ち向かうクソ展開。そして、今シーズンのエピソード1から追加されたプールを舞台にした、ジェリーとプール自動掃除マシーンのラブホラーというクソ2本立てです。

エピソード4:リック・ランズ・スルー・イット

原題は「A Ricker Runs Through It」。1992年のブラッド・ピット出演映画『リバー・ランズ・スルー・イット』のパロディでしょう。同じく冒頭で別次元の宇宙の川で釣りをするので、タイトルとの関連性はあります。

全く知らないキャラであるリースが登場しますが、こいつはリックがパスワードを忘れた時にやってくる謎のアンドロイド。パスワード認証用のロボットなのですが、モーティはそのことを知らず、彼を親友の1人だと思い込んでいるという、わけのわからない話です。

独特の話し方でテキサス訛りを感じさせるリース。
もしかしてマシュー・マコノヒーが声優か?と思ったんですが、惜しい。
オーウェン・ウィルソンが声優でした!いい声です!!

エピソード4感想

訳のわからない話はまだ終わらず、このリースを廃棄しようとしたリックですが、それをモーティが救おうとする話。
結果的にリースを逃す場所は、リックのよく飲んでるアルコールを製造している惑星にしたのですが、
一見温厚そうな住人ですが、リックとはめちゃめちゃ対立していて、
その星のレジスタンスがリースをとっ捕まえて、
パスワード係だったリースの脳をいじりリックたちの住む家のセキュリティをハッキング。

リックたちの家は、マグマも出る謎のセキュリティで、家具のほとんどが自走式の兵器に変形できるという驚愕の設定が明かされ、スミス一家が「またかぁ。。」のノリで家具たちと戦うという、
野球の守備のような一体感でこなしていくのがまた面白い。
ちなみにこの光景がシーズン9のポスターに採用されています。
上部のリックの頭部は、エピソード6からの流用です。

このエピソードの面白いところの一つは、スミスたちが住んでいる家の構造が判明したこと。
何度も破壊されている印象の家でしたが、地下深くまでリックの研究所が広がり、凄まじいセキュリティまで施されていることが判明。別次元からリックとモーティがやってきた後、かなり改良されてきたのでしょう。

最終的にリース本人は死にましたが、その体をダグというガス生命体に供与することで、リースの存在自体は生き続けるというモーティの理想の物語で幕を閉じる。
ただ、それも結局は「モーティがいいと思った終わり方ならそれでいい」という彼の独善的な思考なんですよね。この世界観の歪みこそ、『リック・アンド・モーティ』らしさだなぁと思うのです。

エピソード5:ジャー・バッド

来たぞ!ジェリー回、そしてシーズン1のエピソード2で別れた飼い犬スノーボールが再登場。歩行装置と脳を強化する装置を装備し、別次元へ旅立ったスノーボールたちは、もちろんそのまま経済的・文化的に発展した都市を構築するのはいいのだけど、まさかの人間に近い生物を生成し、ペットとして使役しているというヤバい世界。

エピソード5感想
その世界に旧友との幸せな時間を過ごそうとやってきたモーティだったけども、その政治的な実情を見てしまって、道徳的に問題のある自分たちの世界を崩壊させることを恐れたスノーボールは、モーティ殺害を考えるが、モーティは介入すると悪い結果につながると考え、距離を取ろうとする。しかし運悪くレジスタンスに遭遇してしまい、今までのサバイバルスキルが覚醒して救世主として扱われてしまう。道徳的な問題よりもかつての飼い犬に命を狙われたことに腹を立てたモーティはリック不在の中、しつけをするためにスノーボールたちの政府と戦うことを決心する。

同時並行で、久しぶりに就職面接の機会を得たジェリーが不安を抑えるためにリックから薬を借りるが、その正体は脳に寄生虫を入れて恐怖を和らげるというもの。
ジェリーの人体は寄生虫に侵され、またジェリーの奇行はエスカレートしていく。
演出はリュック・ベッソンの映画『LUCY/ルーシー』からの引用があってうけます。

まさかの2本立てのストーリーラインでどっちもめっちゃ面白いです。

タイトルの元ネタは1997年の映画『Air Bud』。邦題では『エア・バディ』。
ゴールデン・レトリバーがバスケするなかなかの内容の映画。
もちろん見たことないです。シリーズ化されて、続編ではアメフトをするみたいです。
スピンオフも複数あり2013年にはスーパーヒーロー化もされてます。
そして2027年1月には『Air Bud Returns』まで公開予定という、調べてて頭がおかしくなりそうです。

ちなみにタイトルはジェリーの名前でパロディーされている珍しい回。
とりあえずジェリーが久しぶりに就職するんですが、シーズン9後半でめっちゃいじられて面白いです。

エピソード6:リックの頭が消える日

邦題で大幅に変更されていますが、原題は『Erickerhead』、デヴィッド・リンチ監督の『イレイザーヘッド』が元ネタ。まぁリックの頭とそこから下が分離して、再会するまでのお話かと思いきや再会したら殺し合うという相変わらずめちゃくちゃなお話。

エピソード6感想
シーズン9のエピソード1で明かされたけどリックは頭部(脳みそ)と体が分離して活動できるようです。まぁほぼほぼバイオ生成も対応できるサイボーグ過ぎてわけわかんないですけど。
頭はモーティで、体はサマーという組み合わせでポータルを間違って使ってしまって離れ離れになった2人が再会するまでのお話かと思いきや再会後殺し合いが始まってヤバいです。
2人が仲直りする時の会話が絶対的に下ネタなので相変わらず最悪ですが、まぁこの作品のらしさだなぁと思いにやにやしちゃいますね。

最終盤、何故か筋トレしてプール競技で金メダルを獲得してますが、それがまさかの今シーズンのオープニングネタとは思わず。相変わらず意味わからん。
またシーズン9のポスターはこの頭だけで行動するリックが採用されていますね。

エンドロール後のネタが『ルーニー・テューンズ』のネタなのは全然わからなかったです。

エピソード7:モートガリー:リックの森 最後の日

なんじゃこの邦題のタイトル!

原題は『Mortgully: The Last Rickforest』。元ネタは1992年のアニメ映画『FernGully: The Last Rainforest』。日本では1994年に劇場公開され、その後『不思議の森の妖精たち』『グリーンガリー/永遠の熱帯雨林』など複数の邦題で展開された作品らしいです。知らんけど。
絶対内容は関係ないと思います。

エピソード7感想
いつものように宇宙を大冒険しているリックとモーティは、巨大な大木から極上の樹液を入手しようとするけども、その大木自体が知的生命体。樹液を採ろうとした結果、大木に襲われ、そのまま根っこの下にある異世界へアメーバ化されて送り込まれてしまう。
謎のサークル・オブ・ライフ化が発動され、死ぬとアメーバからやり直し、どのぐらいの時間が経つのかわからんが、細胞を取り込むと秒速で進化できる世界の模様。
このサークル・オブ・ライフの地獄の世界から脱するために最初は協力していたリックとモーティでしたが、弱気なモーティはリックのように自分よりも弱いものを利用して成長していくことに嫌気がさし、自由気ままな生き方を選ぶのですが、リックが誰も選ばなかった植物になるという方針を採用したことをきっかけにこの地獄の円環の終わりが見えるというお話。

この全話感想で取り扱うにはあまりにも壮大な物語のエピソード。
映画『ライオン・キング』のシンバの成長のような流れるような進化の映像や、進化後の独特なキャラデザなど異常なまでのこだわりを感じるし、植物化して自分自身を大量に増やすモーティの思考など普通じゃ考えつかない内容が終始繰り広げられる。肥料ということでうんちネタもあるわけですが、まぁその辺りはこのシリーズのネタかなと思う。
絵的な部分は『王様の剣』に類似しているとか物語の展開が1990年の『46億年物語 -THE 進化論-』に近いとかありますが、もう全然わからないです。製作者たちがすごすぎるという感じ。

もはやついていけない感じのエピソードだなぁと思いました。

エピソード8:リックイエム・フォー・ドリーム

タイトルの元ネタは言わずもがなダーレン・アロノフスキー監督の『レクイエム・フォー・ドリーム』ですね。
エピソード4:リック・ランズ・スルー・イットにてモーティのせいで愛用の酒がなくなってしまったリックは新たな酒を作るために、研究施設を増設して頑張っていましたが、モーティにより破壊されてしまったことで、モーティにブチギレ!しかもモーティがわざわざリックに会いに行った理由がポケモンカードが欲しいという自分本位な話。

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アメリカでもポケモンカードが日本のように転売目的や希少価値が高い商材として買い占めされているのでしょうか?
エピソード8感想
エピソードは、またもジェリー、サマーのエピソードとモーティ、リックの2本が同時進行。
モーティに壊された酒造設備を作り直すため、リックはジェリーとサマーにドラム缶を買ってくるおつかいを頼むのだが、その途中で連続殺人鬼らしき人物と遭遇、しかもリックに依頼されたドラム缶を買い占めていた。どうにかドラム缶を手に入れるために殺人鬼に対して殺人鬼のふりをして近づくジェリーというやばめのお話。殺人鬼もジェリーのポンコツ的なキモさに恐怖して最悪の展開に。

モーティに関してはリックの暴言に嫌気がさしたとのことで、ストレスを和らげるために、リックから「共感虫」というものを期間限定で脳に投与されることになる。
リックはモーティとダンスの練習をして絆を育み優勝するわけですが、もちろんそれは共感虫が見せていた幻影で、裏では相当暴言を吐かれていたようですが、そのストレスは無効化されむしろ幸せな思い出として幻影を脳が見せているというわけ。
目的を果たして取り除かれたのですが、学校でのストレスが嫌になったモーティは共感虫を再投与し、リックとの最高の関係になれたかと思いきや違う惑星で大騒動が発生。
モーティから取り除いた共感虫は大型になり大暴れ、モーティは脳の共感を司る部分がなくなり、冷酷なサイコになるが、リックに共感虫は取り憑き、逆にリックはエモーショナルな存在になってしまう。モーティがめちゃめちゃ酷いこと言いますが、何故かリックの心に響いている様子で妙にエグいです。この一件でリックはモーティとの接し方を改めて見直すというめちゃめちゃな展開ながらも心が温まります。

エピソード9:モーツに敬礼

今回の原題は『Salute Your Morts』。『Salute Your Shorts』のパロディ。元ネタは1991年から1992年にアメリカの子ども向けチャンネルNickelodeon(『スポンジ・ボブ』とか『ドーラといっしょに大冒険』とかが代表作)で放送された、全2シーズン・26話のティーン向けシットコムです。日本での正式放送は確認できませんでした。
今回のエピソード同様にサマーキャンプ「Camp Anawanna」で過ごす子どもたちを描いた作品です。

というわけで、宇宙での冒険やリックによる改造により人格がおかしくなってしまったサマーとモーティが家庭内で反抗するので、リックにより宇宙の再教育施設とも言える場所に送り込まれたけども、カウンセラー全員そこにすでにいた少年少女たちにより殺されており、宇宙のとんでも問題児たちによる、地獄でありながら狂気の楽園にサマーとモーティが囚われてしまう。

サマーとモーティの2人が不在なのをいいことにサマーが隠し持ってた薬物をきめたジェリーとベスだったが、その薬物が永遠に解除されない代物で、解除薬を手にするためにラリりながらも宇宙の薬局に行くが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のディカプリオの運転シーンのごとく終始問題を起こし、リックに助けを呼ぶが、リックもそれを使ってしまい大変なことになってしまうスミス一家が描かれるやばいエピソードです。
ちなみにこの第9話は、アメリカのテレビ視聴区分で成人向けを示す「TV-MA」指定。まあ内容を見ると納得です。

エピソード9感想
冒頭から衝撃的。リックが学校で教師を脅したりしているモーティとサマーを懲らしめるわけですが、
1人で冒険するよりも親しみのあるモーティやサマーと行きたいので2人の人体に特殊な機器を埋め込みまくってるリック。忍者になって学校外に逃げ出したモーティを『マイティ・ソー』のムジョルニアのように呼び出したら戻ってくるというギャグに始まり、宇宙船で移送中に罰として人体に埋め込んだ便利機器を全て取り出すという恐怖映像が出てくるのですが、その量がまじ半端ない。リックさん護身用といえど身内に何してんだよって感じ。

キメセクをしようと考えたジェリーとベスですが、運悪くラリぱっぱから帰ってこれず、そのまま宇宙の薬局に解除薬を入手しにいくけども宇宙タクシーを殺しちゃったりなどなど怒涛のサイコ展開が続くのがやばい。

しかしモーティとサマーは矯正施設に入ったと思ったらすでにいた子どもたちに乗っ取られサマーキャンプ風に改造されたが、エログロ薬物お酒なんでもありという狂気の状態で毎日朝までパーティーの乱痴気状態。

結局宇宙で解除薬を入手できなかったジェリーとベスはリックに助けを求めるけどもリックも同じく薬物を使って最悪な展開のまま、モーティとサマーと合流。

しかしモーティとサマーは地獄の乱痴気キャンプから脱出して地域住民に助けを求めたが、逆に彼らに襲撃されて、親に対して身代金を求められるわけで、牢に入れられた子どもたちだったけども合流したジェリーとベスとリック、しかもラリったリックはいつも以上に倫理観が狂って、虫を踏み潰すように無のままに立ちはだかるものを処理していくラリ状態。そこに狂った子どもたちが大暴れして、事態は収束。
それぞれの親御さんが保護にきてこのお話はおしまいで、久しぶりのスペース・ベスに保護されてみんな元通りという変な話でした。面白いけども。
ジェリーが久しぶりの仕事をクビにならないか心配になってるけど普通に成功しているのも笑えますな。

エピソード10:モーティのフィールド・オブ・ドリームス

言わずもがな、1989年のケビン・コスナー主演の映画『フィールド・オブ・ドリームス』が元ネタ。
しかも原題だと文字パロもなくそのまま『フィールド・オブ・ドリームス』という直球のタイトルです。
英語版は映画タイトルそのままなのに、日本版はわざわざ「モーティ」を追加。邦題のセンスないですねぇ。

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なぜかドイツ版はダジャレタイトルらしいですよ。
一応シーズン9の最終回。
冒頭から異様な展開で、作ったチリが辛すぎて死んでしまうリックとモーティですが、それは別次元の2人でした。
どうやら別次元の2人が死ぬたびにそれぞれの次元のリック・アンド・モーティがやってきて遺品を盗んでいく文化があるようです。

そんなわけでやってきたリックC-137とモーティ。まぁ2人はそもそも本来の次元の家族をすでに失っていて、血のつながりなんてないんですけどね。それでも深い絆で結ばれた2人。まぁモーティに関しては、実の祖父であるリック・プライムはすでに死亡。今一緒にいるリックC-137とは血のつながりがありません。それでも完全に「自分のおじいちゃん」になっているのが、この2人の面白いところですがね。

そんなスカベンジャー中に出会った別次元のモーティは、なんとモーティだけでポータルガンを持ってるじゃないですか!!なんと死んだ次元のモーティもポータルガンを持ってるのを発見したモーティ・プライムは、それを使って、各次元の自分の葬式を見に行ってしまうわけです。
この次元の家族が如何に自分を蔑ろにしててアホなのかと少し嫌気がさしたからですかね。

その中で、秀才だったモーティを失い、ジェリーも成功者らしい価値観を持っている次元に辿り着きそのモーティが死んだことに悲しみに暮れているスミス一家に見つかってしまったモーティは秀才モーティの代わりに今まで味わったことのない人生の喜びを見つけるわけですが、隙を見た家族にポータルガンを破壊されてしまうわけです。

実はこの次元のジェリーはかなり狂った教育パパで、モーティを逞しい人間に育て上げようと異常なまでに厳しく接していた。その結果モーティは精神的に追い詰められ、家出まで考えていたのだ。
その事実を知ったモーティ・プライムは別次元に帰るために、スミス一家と絶縁状態になっていた大学教授のリックのもとに助けを求めに行く。リックは愛するダイアンが突如消失した苦しみやアルコール依存から立ち直り、新しい恋人と幸せに暮らしていたのだが、モーティの頼みを受け、過去に自分を壊しかけたポータルガンの製作を再び始めてしまう。。。

エピソード10感想
まさかのジェリーが狂った教育パパになっている次元。そしてリックがポータルガンを開発せず、アルコール中毒や虚無サイコにも陥らずに立ち直っている異次元にモーティが足を踏み入れてしまう複雑なエピソード。
そういえばシーズンフィナーレはリックの精神面に対して言及をしていく回が多かったが、今シーズンはモーティに言及してみた模様。
別次元に行ける自分、それならもっと理想の家族がある世界もあるのではないか?と誰しも思うことがあるだろう。それを体現したエピソードながら、リック・アンド・モーティという強力な混沌とした毒は、全てを狂気の悪夢に陥らせてしまう。

助けを求めた先のまともだったリックは、失敗の連続で酒に溺れ、仕事もまともにせずに研究に没頭。恋人にも捨てられた彼は遂にポータルガンらしきものを完成させるが、そこにジェリーとベスとサマーが襲来。
ただ元の次元に帰りたいモーティだったけども、猫を使った実験でポータルガンが正常に機能していないことが判明。
ジェリーの襲撃によりポータルは暴走、
サマーは衝撃で死亡し、ジェリーはリックを殺害しジェリーも死亡。
それを見たベスは自殺。

という最悪の展開。

結果的に元の次元に帰れなくなったモーティだったが、
そこに別次元からリック・アンド・モーティたちが遺品回収に現れ、リックC-137も現れ元の次元に帰れるようになるという凄まじい虚無。
出来心で一つの次元のスミス一家を崩壊させたモーティは元の次元で、
インスタに写真をあげるサマーや、ワインをプールサイドで嗜むベスの平凡な日常に愛を伝え、
ダサい帽子をかぶって仕事から帰り、踊りながら居間に向かう父を軽く見下しつつ、自分の部屋に戻って眠ろうとするモーティ。
すると第1話のリプライズのように、酔ったリックが急に現れ、
布団から引っ張り出され、待っていたのは、モーティを回転機に乗せて自分1人でバイクに乗ろうとするリック。
ところが、結局モーティが座れる後部座席も用意し、一緒にツーリングに出発。

酔った勢いと童心に帰ったリックの突然の発狂の中、モーティに対して俺こそがお前の父親ダァ!と叫ぶ姿に、自身の本当の家族たち、そしてリックに対しての確かな情愛を感じてシーズンが終わるというなんとも深いSFヒューマン物語のようなシーズンフィナーレを迎えるのでした。

面白かったです。

シーズン9まとめ

シーズン9を全話鑑賞しましたが、
正直

上質なシーズンだったなぁと思いました。

とりあえずシーズン12までは製作が決定している本シリーズ。
前シーズンでも言ってましたが、シーズンを通した敵というのがなくなってしまい、
単話での完結が主になってしまっているという課題もありましたが、
その点では、イーヴィル・モーティについてもやっぱり第1話から処理してしまい、
もはや制作者がシーズンを通した物語展開は極力避けて、各話のアイデア力を高めていこうという方針を感じさせるシーズンでした。

シーズン内で話の設定に連続性を持たせている点はありましたが、全体的にハズレエピソードはなく、
前シーズンよりも間を空けずに見終えてしまうほど面白かったです。
いつもすごいけど今シーズンもすごかった!!という印象。

シーズン10も2027年放映予定のようで楽しみです。

また正式スピンオフとして、大統領カーティスを主役にした『President Curtis』もアメリカでは放送開始しています。

『リック・アンド・モーティ』と同じ世界を舞台にした作品ですが、こっちに力を取られて本編の質が落ちないことを祈ります。

日本での視聴環境はまだ分かりづらいので、正式に見やすい形で上陸したら、とりあえず1話だけ確認して全話見るか検討したいと思います。

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最後に:ご訪問ありがとうございます

あとがき
閲覧いただきありがとうございます。本ブログは筆者の鑑賞記録保管を目的としたブログです。本ブログ記事を読むことで私が味わった娯楽作品のカタルシスを追体験できるかもしれません。ですがこの記事を読むことで追体験するのではなく、作品を鑑賞して自分自身でカタルシスを味わってください。私以上の発見と出会うことができるのではないかと思います。本日はご訪問いただきありがとうございます。

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30代後半のおっさんです。妻と娘と暮らしながら、映画館で注目作を観たり、家でUHDを見たり、PS5でゲームしたりしています。 このブログでは、映画・アニメ・ゲーム・ガンダム作品を中心に、点数つきの感想やネタバレあり考察を備忘録として書いています。 好きなものはガンダム、洋画、洋楽、バットマン。初めて来た方は、映画おすすめまとめ、ガンダム作品レビュー、Rick and Morty感想まとめからどうぞ。