キアヌ・リーブス、カムバック
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2014年アメリカ映画
キアヌ11年ぶりの金字塔映画誕生
監督
チャド・スタエルスキ
デヴィッド・リーチ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2015年10月劇場鑑賞
2023年9月19日自宅UHD鑑賞
2023年38本目
イェ!!アイム・シンキン・アイム・バック!!!!
※2023年9月に
4作目の
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
の復習として再鑑賞開始。
基本的にこの感想と同じ感想だったので
この記事は追記と修正した記事です。
海外では、2014年に公開。
日本での公開は
いつかなと思ったら1年後の2015年。
キアヌの『47RONIN』の公開が
2013年だったので
日本では2年ぶりの
キアヌの映画がスクリーンで
拝めるという状況。
ただ前作の『47RONIN』が予算の割に
全然ヒットしなかったし
評判も最悪だった。
そしてもちろん見たけどひどい映画だった。
最近カンフー映画出ててたが
中国とアメリカの
共同制作映画を主演、監督。
太極拳を題材にした
カンフー映画。
むしろ何故、カンフー?
かなり地味だし
それ以外は
ラブコメが長く続いたし
キアヌ・リーブス低迷期かな?
『地球が静止した日』は映画よりも
買ってきたポップコーンの方がうまいことの
インパクトが強いぐらい
ひどい映画だったし
『マトリックス』シリーズ
『スピード』以外は
利益が出せない映画俳優。
そんな中、ようやく僕らのキアヌが
イェ!!アイム・バック!!したのが本作
『ジョン・ウイック』!!
ちなみに製作総指揮も
キアヌだぜ!!
亡き妻の残した子犬が殺されたので、殺したやつをぶっ殺しに行くシンプル・イズ・ベストな映画!!
映画のシナリオは複雑な方が
面白いが
単純でも面白いのは言うまでもない。
単純であれば、あるほど、
俳優の演技や映像に集中できるからだ。
本作の見どころは
なんといっても、キアヌのアクション!!
設定から、元伝説の殺し屋!
鉛筆一本で三人を殺すほどの
嘘みたいな存在。
でも愛する人のために、引退したのだが、
その人が死に、
送られてきた子犬を
元雇い主の息子に殺され
彼は復讐をする。
その最強の殺し屋のキアヌこと
ジョン・ウイック。
ハンドガン片手に確実に、
ヘッドショットで殺す。
その男、確殺
近接戦闘は
とりあえず投げて
柔術で攻めて
最後にはヘッドショット。
基本的に球2発で殺す
スタイリッシュなアクションが
単調な物語で凄まじく輝く。
自分としては
ドニー・イェンの主演作の
直前に『カンフー・ジャングル』を
鑑賞したので
カンフーとしては
やや物足りないところはあるが
柔術を駆使した
確実に人を殺すスタイルは
血腥くて魅力的です。
またパンフに載っていたが、
裏設定として
ジョン・ウイックは元海兵ということもあり
武器の技術はファンタスティック。
2023年ではその辺りは変更されそう。
劇中でもハンドガンだけじゃなく
アサルトライフル
ショットガン
スナイパーライフルを駆使し
バッタバッタマフィアをぶっ殺していく。
戦争を題材にした
FPSゲーム経験者の
筆者としては、とても興奮した!!
また愛車はマッスルカーのマスタング!
と個性強強で最高!
悪役のヴィゴがいい!!
元雇い主で、ジョンのおかげで
ニューヨークを牛耳るほどになったヴィゴ。
しかしその息子がジョンに狙われた。
肉親を守るために
最強の殺し屋を殺すため
奮闘するヴィゴなのだが
このヴィゴのおかげで
ジョンがいかに最強かを物語ってくれるという
かなり面白い立ち回り。
当事者の話より、第三者からの話の方が格が高くなるという
印象テクニック!
悪役でボスなのに凄みよりも
怯えと虚無感を醸し出し、
ジョンの凄さを悪役として
ビビリっぷりで描くのは
結構笑えたし、よかった。
高度なリアクション芸が多数あり
ブラックユーモアたっぷり。
ある意味では、ジョンとも
父と子のような絆があるんだよね。
ちなみに言うまでもなく
息子が殺されるが
ジョン・ウィックが待っている。
世界設定も魅力的
ちょっとテレビゲームのような
荒唐無稽さもあるが
映画内には独自のルールがある。
ホテルでの殺しはNG。
(このルールを使った一人の殺し屋のサブストーリーの顛末がある。)
ホテルは殺し屋の溜まり場。
ジョン・ウィックは殺し屋界でも英雄。
特にホテルの受付は最高です。
金貨と掃除屋も魅力的。
みんなジョンに
「こっちの世界に帰ってきたのか?」って
聞いた後のキアヌは見ものです。
思ったこと。
今作のジョン・ウィックは
これまでたくさんの人を
殺してきたいわゆる悪人。
それなのにいざ、
自分の大切なものを奪われたら、
復讐しにくるとは。
まぁ俺がもしジョン・ウィックでも
そうするなぁとは思うが、やや身勝手か。
まぁーそういうことを
言い出すのは野暮だな。
2023年に見返してみて
基本的には同じ感想なのだが
4作目になって凄まじくタフで
窮地を傷つきながらも
乗り切って殺しまくる人なのだが
1作目では意外にも
普通に殺されそうになっていた。
親友の1人のマーカスが
助けてくれなかったら
普通に2回死んでた。
今作で感を取り戻して
次回作以降完全カム・バック!
ということで納得はできる。
2、3、4と凄腕の殺し屋たちとの
死闘が描かれる中
1は哀れなマフィアたちを
狩る元殺し屋のお話。
強キャラ不在だったのは
見直してみて意外だった。
それでも
脇からジョン・ウィックの強さを
言葉巧みに形作っての
キアヌ・リーブスの
確殺と執念を感じさせる殺陣が
キャラクター造形に成功していて
圧巻な1作だなぁと改めて思うのでした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 7.6/10
・上映時間と個人的趣味 8.4/10
81点
上映時間も2時間未満という最高さ!!
BGMはマリリン・マンソンなどをインストゥにアレンジしたりとすごくカッコよく仕上がっている!!
男なら燃える一本だと思うよ!!