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◎【84点】リアル・ペイン~心の旅~【解説 考察:ジェシー・アイゼンバーグの集大成】◎

生の痛みと向き合って

はじめに:ご訪問ありがとうございます

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

ちなみに直近のGoogleコアアップデートで
過疎ブログになりました!

製作

2024年ポーランド・アメリカ映画

ルーツと自分自身の痛み

キャスト

キャスト一覧
ジェシー・アイゼンバーグ
・イカとクジラ
ゾンビランド
ソーシャル・ネットワーク
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

キーラン・カルキン
・17歳の処方箋
・スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
・メディア王 〜華麗なる一族〜

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
2024年頃のアメリカのニューヨーク。
ユダヤ系移民3世のデビッド
(ジェシー・アイゼンバーグ)と
ベンジャミン(キーラン・カルキン)は
30代後半ぐらいで同い年の従兄弟。

2人は直近で亡くなった祖母から
彼女の幼年時代に住んだ
ポーランドへの旅行費用を遺産として
もらうことになり2人は久しぶりの
再会を含めて5日間のポーランドの
歴史ツアー旅行に参加する。

ニューヨークでネット広告の会社に
務めて結婚し子供もいるデビッド。
逆に定職もつかず自由奔放に生きる
ベンジャミン、2人は対照的だ。

だがベンジャミン曰く
デビッドは昔は感情的でよく
なく少年だったという。

ポーランドにて2人は
ツアーに参加するが
参加者は裕福な人が多く
またツアーガイドは非ユダヤ人の
真面目でスマートな
アジア系イギリス人だった。

ポーランドの
ユダヤ人歴史を探索するツアーに
現実感がなく知的なエンターテイメント
として味わうことにベンジャミンは
少なからず不満を抱いていたが
持ち前の直向きな奔放さで
周囲を魅了するが
デビッドはそれが自分には
ない力で嫉妬しつつも
その状況を楽しんだ。

2人はその夜ベンジャミンが極秘に
持ち込んだ大麻で楽しく過ごした。

だがデビッドはずっと引っかかっていた
ベンジャミンは鬱病を発症し
こんなに自分より優れているのに
どうして死ぬほど苦しんでいるのか
愛憎含みデビッドはベンジャミンとの
接し方わからなくなっていた。

2025年1月31日劇場鑑賞
2025年8本目

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ジェシー・アイゼンバーグ主演・監督の初作品

18歳から低予算映画や
賞レース作品で大活躍だった
ジェシー・アイゼンバーグ。

via GIPHY

2018年にはドキュメンタリー映画にて
制作総指揮に参加。
翌年には自身主演作品にも制作総指揮
として参加し
2022年には
『僕らの世界が交わるまで』にて
監督と脚本を手がけ
遂に2024年
『リアル・ペイン 〜心の旅〜』では
制作・監督・脚本・主演も務め

ジェシー・アイゼンバーグの俺様映画が登場!

『イカとくじら』
『アドベンチャーランドへようこそ』
『ゾンビランド』
『ソーシャル・ネットワーク』
『エージェント・ウルトラ』
などなど
ジェシー・アイゼンバーグと一緒に
20代を過ごしてきたと言っても
過言ではない自分としては
本作は感慨深い。

また嬉しいことに
助演男優賞でゴールデングローブ賞
を受賞し、
北米批評家平均評価が
100点中86点という超高評価を獲得。

自分も公開初日に劇場鑑賞した。

手堅い映画製作:内向的ルーツと外向的リアルなドラマのケミストリー

ジェシー・アイゼンバーグの
渾身の作品となった本作。

via GIPHY

作品が描いたのは
監督自身のアイデンティティである
ユダヤ人にまつわる物語

そして彼自身が考える
自分と他人についての
違いやそれに伴う痛みだった。

監督自身が生まれ持った人種というもの。
ユダヤ人である彼が
説得力を持って
自分の人生観を持って語ることができること。
また移民3世として
アメリカ人として少し俯瞰しつつも
自分たちの先祖たちが
過去にどのような扱いを受けたか?
そしてそれを観測者の視点である
観客と一緒に辿るという
トリップムービー。

ありそうでなかった彼自身のルーツを
巧みに取り入れ
そして彼自身が内にある
自分たちのルーツと痛みとは?

その探究の中絶対に切り離すことができない
第二次世界大戦の強制収容所の一件。

それを取り扱うだけでも重いのだが
そこを重過ぎなくさせる監督がこれまで
経験してきた人間ドラマ、そして彼自身の
出演してきたオフビートコメディの妙が
マッチしている素晴らしさ

his
ジェシー・アイゼンバーグの集大成と言ってもいいよね?

またジェシー・アイゼンバーグが
『ソーシャル・ネットワーク』で生み出した
アスペルガー症候群チックな
早口な演技。
それ以降の作品にて染み付いている
印象がある。

そこをさらに掘り下げたように
キャラクターとして強迫性障害という
設定を盛り込むが
ニューヨークの一等地に
妻と息子と一緒に住んで
今後も廃れることのない
WEB広告業界で働くという
恵まれているのだが心のどこかでは
自分じゃないものに憧れる
よく深いけども等身大なキャラクターを
ジェシー・アイゼンバーグ自身が
ジェシー・アイゼンバーグを理解し
彼だから素晴らしいく
演じられるキャタクター
生成している。

また対照的に
感情的で人を魅了するが
定職に就かず気ままに生きる
ジェシー・アイゼンバーグが憧れる
キャラクターを生成

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どこかプロデューサーの
エマ・ストーンを彷彿させる
溌剌としながらも
どこか感傷的で感情を制御しきれない
子供のような大人。
それを同い年のいとことして創生し
そんな彼が自殺をしたことを
全く許せないというヤンデレな
ジェシー・アイゼンバーグが
やっぱり等身大だし
自分が何をすればいいかわかってるの
恐ろし過ぎて
その内向的なルーツ的な痛みのテーマと
対外的な人と人が分かり合えるようで
分かり合えないそして
それぞれの愛憎がぶつかり合う

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あまりにも手堅い要素を盛り込みまくった
めちゃめちゃ手堅い映画すぎるんです。

ここが凄い:驚異のキーラン・カルキン

『ホームアロン』でお馴染みの
マコーレ・カルキンの弟という
妙な不遇さがある
2020年代の全米大ヒット海外ドラマ
『メディア王 〜華麗なる一族〜』で
高い評価を得たキーラン・カルキンが
映画と主人公の心を引っ掻き回す。

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掴みどころがあるようでなく
それなのにどこか冷静で
本当にエマ・ストーンを狙ったような
設定なのにキーラン・カルキンが
見事に演じきり
ゴールデングローブ賞を受賞。
アカデミー賞受賞の可能性も
非常に高いと感じられる。

同い年の従兄弟という
肉親とはどこか違う
親友よりも切りづらい
腐れ縁のような関係
でも本当は両思い??な
絶妙な関係の2人。

昔はお前も感情的だったという
キーラン演じるベンジーと
そんなに人生得してそうなのに
何が辛いんだよ!という
デビッド。
本当に器用なのは病気になりながらも
社会に適応したデビッドなのか?
それともしがらみがなく
生きるベンジーなのか
2人の痛みは本当に理解し合えないまま
かと思いきや本当にちょっとだけ
2人の心は癒やされたのかもしれない。
その絶妙な平行線が
ビターでありながら
癒しを思うのであった。

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フィンチャーをインディペンデントに落とし込んだような映像感

監督自身の
出演作のフィルモグラフィーから
着想を得ているような
かっちりとした映像が多く。
広角の景色や
観光地を巧みに取り込み
優れた風景写真のような
映像が心を洗ってくれる。

どこか神経質さを感じさせる
完璧主義にも感じさせる
映像は
まるでデビッド・フィンチャーの
作品のような無機質さと
硬さがある。

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だが内容は若さ溢れる
『サイドウェイズ』のようで
彼らの暴走がなぜか許される
ハイソサエティの余裕という
皮肉的な歪みと
その独特なトーンは
インディペンデント映画の
経験から醸し出されているの
ではないかと思うわけであった。

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his
と言っても2人とも40代でがっつり中年なのよね

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hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.5/10
・映像のアプローチ 8.3/10
・映画の美術面 7.6/10
・キャラクターの魅力 8.7/10
・音楽 7.6/10
・上映時間と個人的趣味 8.7/10

84点

音楽の趣味がまさかの
クラシック推しという
独特過ぎて優雅。
賛否両論な気もした。

ジェシー・アイゼンバーグで育ったので彼の進化を拝めてとても満足です。

通販

his0809
育児の影響で更新頻度落ちてます。

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30代後半のおっさんです。 結婚して3歳の娘を育てて家事手伝ってます。 家でUHD見たり、映画館で注目映画見たり 伝説的な映画を再視聴したりしてます。 自分の備忘録目的でブログやってます。 好きなアニメはガンダムです。 洋画が好きです。洋楽も好きです。PS5でゲームしてます。邦訳アメコミのバットマンを読んでます。バットマンが好きです。