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【海外ドラマ】バリー シーズン4【感想】

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

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製作

2023年4月~5月アメリカ制作

製作総指揮

ビル・ヘイダー
アレック・バーグ

監督

ビル・ヘイダー

キャスト

キャスト一覧
ビル・ヘイダー
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
・エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方
・スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方
ノエル

アンソニー・キャリガン
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
・ゴッサム

ヘンリー・ウィンクラー
・ウォーターボーイ
・もしも昨日が選べたら
・アレステッド・ディベロプメント
・ラブ IN ニューヨーク

あらすじ

バリーは刑務所から出てくるのか??

ネタバレあらすじ
アフガニスタンからの帰還兵で
アメリカ人バリー(ビル・ヘイダー)。
彼は戦地での経験を生かして殺し屋として
アメリカ中西部のオハイオ州クリーブランド
で生活していた。
だがバリーの殺しの仲介者である
バリーの父の友人のフュークスは、
チェチェン人のギャングのボスより
その妻の愛人の殺害依頼を受け、
バリーととものターゲットの住む
ロサンゼルスへやってきた。

しかしターゲットは
役者志望の若者で、
殺害のためにターゲットに忍び寄るバリーは
うっかり著名な俳優のジーン・クジノー
(ヘンリー・ウィンクラー)の演技教室に
参加し、帰還兵として空虚で孤独だった人生に
演技という喜びを見つけてしまう。

ターゲット殺害のため潜入という体で
演技教室に通うバリーは、
ターゲットをうっかり殺した後でも
演技教室にのめり込んでいく。

そしてチェチェン人からは
敵対するボリビア人のマフィア殺害を
依頼され、絶体絶命のピンチにオチいるが、
フュークスを救うべくチェチェン人のボスを
バリーは殺害する。
ようやく自由を手に入れたと思ったバリーだが、
ジーンの恋人になった刑事のモスに
自身が殺人事件の犯人である証拠を掴んでしまい
それを察知したバリーはジーンの別荘に
遊びに来ている最中にモスを殺害してしまう。

雇い主のフュークスは
バリーが自分を捨てたことをきっかけに
ジーンにバリーがモスを殺害したことを
明かすのであった。
それを知ったばりは怒り狂い
チェチェンギャングの
ハンク(アンソニー・キャリガン)と
ボリビア人のギャングに匿われてる
フュークスを殺害するために
彼らの隠れ家を襲撃。
頭に血が上ったバリーは
ハンクの部下を虐殺してしまう。

女優志望でバリーの恋人のサリーは
舞台にてバリーを裏切りアドリブが
運よく事務所の重役に気に入られ
脚本主演を担当するテレビドラマが
作られることになり
一躍業界のトップに登る。
バリーもまたテレビドラマの
オーディションに好印象を受けるが
フュークスがジーンに自分の正体を
バラしたことがきっかけで
何をすべきか分からなくなってしまい
闇雲に殺しの依頼を受けるように
なるが彼の心は満たされない。

そしてジーンは決心し
バリーに復讐をしようとするが
銃を上手く使えずバリーに
殺されそうになるが
バリーは罪滅ぼしのために
ジーンを再び第一線の俳優に
なってもらうために
売り込みを行うが
バリーばかり気に入られてしまう。

しかしバリーの熱心な説得と
暴走したジーンの姿に
感銘を受けたスタッフが
ジーンを俳優として採用。
ジーンはバリーのおかげで
再び俳優としてカムバックに
成功するのであった。

しかしそれを知ったフュークスは
チェチェンに隠居していたが
再びアメリカに戻り
バリーに殺害された人々の
身内に殺したのはバリーであると
告げる非業な行いをし始める。

被害者の一部は
バリーに復讐しようとするのであった。

ジーンの成功をプロデュースした矢先
今度は以前ハンクに殺しの依頼が
あれば欲しいと言ったことがきっかけで
殺しの依頼が来るのだった。

しかしモスの父は復讐をすべく
ジーンに接触。
ジーンから真相を聞いた彼は
バリーを捕らえることに成功した。

刑務所にて再会したバリーと
フュークス。
バリーはフュークスに今までのことを
謝罪しフュークスはバリーを許してしまう。
だが刑務所にてハンクは
バリーを殺害しようと試みる。

バリーは刑務所にてハンクたちの犯罪の
重要参考人になる条件で
減刑及び釈放が条件づけられる。
バリーはそこでサリーと一緒に暮らすことを
考えるのであった。

またもバリーに裏切られたフュークスだったが
バリーを許してしまうのであった。

ハンクは命懸けで救ったクリストバルと
一緒に新ビジネスを始めようとするが
ハンクのもとに再びチェチェン・マフィアが
現れハンクは新たに配下にしたギャングたちを
殺害するのだが、それに嫌気がさした
元ボリビアんマフィアのクリスとバルは
ハンクの元から去ることを決めるが
チェチェン・マフィアに殺害されるのであった。

遂にバリーの殺害計画が刑務所で
実行されるのだがあっさりと失敗
多くの刑事が殺害される中
運よく武器を入手したバリーは
暗殺者たちを殺害。
刑務所を脱獄するのであった。
バリーはサリーの元に現れ
バリーとの関係や
主演ドラマの失敗やハラスメントにより
夢が潰えた彼女はバリーと一緒に
逃避行をするのであった。

それから8年後。
フュークスは刑期を終えた。
過去の詐欺師っぽい姿は消え
大物ギャングとして多数の
部下を従えハンクの元に向かう。

バリーとサリーは
荒野にて家を借りて
子供を育てながら
偽名を用いて
そしてバリーは家から出ずに
ひっそりと暮らしていた。

だがハリウッドにて
ジーンとバリーの事件を
映画化するということになり
隠遁していたジーンが
イスラエルから帰国。
当初映画化を中止しようと
考える彼だったが
自分の役を
ダニエル・デイ・ルイスが
熱望しているという
情報を得て映画化に向けて
自ら動き出す。

その情報を得たバリーは
ジーンを殺害するために
ハリウッドに向かう。

そしてハンクとフュークスは
クリストバルとの関係について
フュークスに揶揄われたことを
きっかけてに対立し
殺し合いが始まってしまうのであった。

2023年11月11日U-NEXTにて自宅鑑賞完了

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概要:混沌の終焉

今作で最終シーズンの本作。
1話30分程度
1シーズン8話とかなので

非常に見やすい

コメディ俳優の
ビル・ヘイダーが製作で主演。

彼の思想、キャラクター
そのものが作品に反映されている
とも言えるダークでありながら
狂ったように笑える面白さ。

帰還兵で殺し屋で
俳優になって自己啓発をして
人生を手に入れる男バリー。

しかしその物語も遂に終幕。

his
シーズン3のラストからして閉じる方向にしか進めないわけでして

前シーズンから
制作総指揮のアレック・バーグと
ビル・ヘイダーにて監督を
務めるようになりました。
今作では全話ビル・ヘイダーという

ビル・ヘイダーやりたい放題

また

前半4話後は8年後。ほぼエピローグのような展開に

シーズン3ラストで捕まった
バリーの物語
そしてエピローグのような
ゆったりした無の物語から
一転して終幕に向けて
収束していくエピローグ。
そして本当のエピローグとしての
アメリカという概念から見る
バリーの姿。

歪み尽くしていてやばい作品だった

8年後ってなんだよ!

シーズン冒頭からそのフラグ自体は
立てていたが
まさかフラッシュフォワード
してくるとは。

his
『LOST』好きなのかな?

他シーズンも
フラッシュバックあったり
三途の川とかあったりと
そういう
スピリチュアルなところ
せめいていましたが
まさかフラッシュフォワードで
繋げてくるとは。

しかし本当にやはり
あのシーズン3のラストからは
もう話を広げることもできないし
同じこともできないよなぁと。

巨大マフィアの鎖から
ハンクは抜けられなかったし
愛するクリストバルとも
お別れすることになっちゃうし

his
楽しい要素どんどん削ぎ落とされてく

本作品の持っていた
殺し屋が演技して売れちゃう
というコンセプトみたいなのは
シーズン2からシーズン3にかけて
ぶっ壊れてしまったし
もはやシーズン4では
バリーもクズな側面が強くなって
ハンクに対する態度が
根本的にクソ野郎だったんだなぁと
愛すべきキャラが死んでいく様を
見ることになって辛かった。

そしてその辛さは
5話で一気に爆発

バリーは父親になるが
その態度がクズ。
サリーも普通の人のように
生きられないストレスに狂う。

それでも子供はスクスク育つが
社会とかかわるとバリーの正体が
バレてしまうからそれも禁じて
ネグレクトしているわけで

なんだかんだバリーめちゃめちゃクズだったわけ

そんな彼の顛末も

え?まじか?

という
感じで終わるわけですが
それでもあのラストまじでくそで
ブラックユーモア過ぎるだろ。

と『ブラックミラー』感満載。

総括:本当の自分を見つけられない人々の物語

個人的見解ですが
この『バリー』という物語は
総じて本当の自分を
自分自身で理解できなかった人が
理解し始めるという
物語に落とし込んだのかなぁ?

かなりミニマムで内省的に終わった

その体現者が
最終盤のフュークスで
自分自身を刑務所内で見つめたことで
それを拒むハンクと敵対した挙句
バリーのことも許してしまい
彼の息子を救うというお話。

そしてサリーもまた
自分自身の欲望とクズさのバランスを
うまく見つけることで
バリーからも逃げることに成功しながら
男には懲り懲りながらも
演技という面では成功を収めつつ
クジノー先生のようなヘマはしなかった。

バリーは結局自分自身を
コントロールできずに
真の殺し屋たる力を持つものの
それを使いきれなかった。
そして自分自身がめちゃめちゃクズで
あることも知り得ることができず
刹那の喜びに身を任せ続けてしまった。

ハンクはクリストバルを救えなかった
ことを悔やんでいるものの
生き続けることを選んだが
フュークスと対立することで
自ら終わらせることを望んだのかな?

クジノーがとことん最悪で
自分の欲望に食われてしまった。
どんどんどん大きくなる欲望に
勝つことができずに
そして争い続けてしまい
結局見つけることができなかった。

そんな歯痒さが凄まじい物語でした。

面白かった要素は潜めてしまい

このドラマの面白さは
結局バリーがぷっつんして
最強の殺し屋に還ってしまう
という展開。
全てがぶっ壊れる瞬間や
上記を逸したアクションなどが
急に盛り込まれたりと
内容もそうだが
製作者の試みもあったりと
その始まりがめちゃめちゃ
間抜けな感じで始まって
ユーモアが凄まじかったが

今作では終幕の物語に投じてしまって
終盤のハンクがロケランぶっぱなすの
失敗するぐらいしか
笑えるシーンないというか
終始胃がキリキリするような
展開が続く。

あと最強のバリー的展開は
刑務所での暗殺者襲撃シーンぐらい。

急にハンクがクリストバル含めて
砂に埋めちゃうシーンは結構怖かった。

his
トーンこそ『バリー』ではあるが単純な面白の回数が少なく残念でした。

まぁコーウェン兄弟ぽいと
言えばそうなんだけどもね。

あ。ショッピングモールで
子供玩具売り場の前で
めっちゃ銃販売してるの
くっそやば。
これぞアメリカ!って感じなのか?

従軍=英雄

と最後の最後の後日談での
バリーの扱いが
めちゃめちゃでやばい。

物語で描かれたことは
全て捻じ曲げられ
クジノーが悪者として
その手先として脅された
帰還兵で心を病んでいた
バリーが家族を救おうとするが
クジノーに殺害されるという
映画をバリーの息子が
遂に目撃するわけ。

子供としてはそれでいいと思うが
その捻じ曲げ具合と
そのショウビズ界隈の
消費の仕方がクッソエグくて
子供がそれ見て感動して
終わるのもまた
ビル・ヘイダーのやりたかったこと
なんだろうなぁと思いつつも
根本の主張の歪ませ方
やはりショウビズの国のために
働いた人は絶対的に英雄なんだよ
というプロパガンダ的な歪みが
マックスで本当に闇深い。

闇深過ぎるんだよ!!

最終話でバリーの息子
15歳ぐらいになって
『IT』の主役の人が演じてて笑った。

あと絶対フュークスは
その子を見守っているはず。
オビ=ワンよりも
しっかり見守ってそう。

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