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☆【93点】ギレルモ・デル・トロのピノッキオ【解説 考察:デル・トロ先生入門作品?】☆

キッシュで最高なストップモーションアニメ

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2022年アメリカ・メキシコ映画

デル・トロ先生の語り口が儚い

監督

ギレルモ・デル・トロ
・シェイプ・オブ・ウォーター
・ヘルボーイ
パンズ・ラビリンス
パシフィック・リム

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1910年代の後半の
第一次世界大戦中のイタリア。
木工職人のゼペットは妻を失い
1人で息子を育てていた。
10歳くらいの息子と一緒に
教会の補修を行うが
仕事終わり時に空爆により息子を
失ってしまう。
ゼペットは悲嘆に暮れて酒に溺れる。
ゼペットはある日
息子の墓に生えた松の木に
怒りをぶつけようと
木を切り倒し
木の人形を作る。
森の神様はゼペットを不憫に思い
その木の人形に命を与え
ピノッキオと名付けるのであった。

松の木に住むことにしたコオロギの
ジミニーはこれまでの
長い旅を本にしようとしていた
矢先住処がピノッキオになってしまい
ジミニーはお目付役として
人形を見守ることにした。

翌朝、ゼペットは自分の作った人形に
命が芽生えたことに驚愕する。
ピノッキオを放って仕事に出かけるが
彼はゼペットを追い街まで来てしまい
街は大混乱するのであったが
知能のある彼を街の人々は受け入れ
軍隊に務める街のリーダーは
彼に学力をつけるために
学校に通わせることを命令する
ピノッキオはゼペットに愛されるべく
彼の失った息子カルロのように
なりたいと考え学校に行くことに
するのだが
ピノッキオのことを知った
移動サーカスの団長ヴォルペは
彼を使ってお金を稼ぐことを考え
彼と強引にマネジメント契約をする。

学校に行かずサーカスにて
ショウを披露したピノッキオは
大喝采を浴びるが
学校に行かなかった彼に
ゼペットは愛想を尽かす。

またピノッキオは不死身であることが
発覚するのであった。

ゼペットはピノッキオが
ヴォルペの契約を破れば
違約金として大金を払わなければ
ならないことを知るのであった。
また街のリーダーからは
彼の息子と一緒に
不死身のピノッキオを軍隊に
送ることを命令するのであった。

ピノッキオの存在に頭を抱える
ゼペットを尻目に
ピノッキオはゼペットのために
お金を稼ごうと考え
ヴォルペと一緒にサーカスで働く
ことにするのであった。

翌朝ゼペットは
ピノッキオが消えた理由を
ジミニーから聞く。
ジミニーからピノッキオの
愛情に答えなかったことを非難され
再び家族としてやり直そうと考えた彼は
ピノッキオのサーカスを追いかけ
船に乗るのであったが
その船は巨大な魚によって
食べられてしまうのであった。

ついにヴォルペは
ムッソリーニに自分のショウを
見てもらえる機会を得るのだが
一銭もゼペットにヴォルペが
自分の出演料を送金していないことを
知ったピノッキオは
ショウをめちゃめちゃにするが
ムッソリーニたちに殺害される。

再び蘇ったピノッキオは
徴兵されていたのであった。
そこでリーダーの息子と再会した
ピノッキオは彼と一緒に
訓練を受けるのであった。

巨大な魚に喰われたゼペットは
運よく生き延び
巨大な魚の中でジミニーと
暮らすことにするのであった。

2022年12月29日Netflix自宅鑑賞
2022年48本目



デル・トロのピノッキオだよ

何故かディズニーも2022年に
実写版を公開してきたピノキオ。
そっちは豪華に監督は
ロバート・ゼメキス。
主演はトム・ハンクス。
無茶苦茶高評価と思いきや
観客と批評家に低評価を受けて
話題にも聞かなかった。
きっと今作に宣伝効果を利用もしくは
被せることで注目を逸らそうとした
いやらしいネガキャンが目的で
作ったのかなぁと思う。

his
てかディズニー地獄の実写化シリーズまだ終わらないのか。

そのうちノートルダムの鐘とかもやるのかな?
そいやリトルマーメイドもやるなぁ。。。

そんなわけで今作は

ギレルモ・デル・トロ大先生が
原作をもとに
ストップ・モーションで映画化!

そもそも原作のピノキオも
ディズニーアニメ版も見たこともないが
キングダムハーツのプレイ経験で
大体の話は知っているが
改めて見ると驚きも多い。

そもそも原作がイタリアの作品だったとは
全く知らなかった。

原作の『ピノッキオの冒険』は
1883年の作品なのかよ。

物語はほとんど知っているような
感覚で逆に原作も知らないから
どこが監督の個性で変化しているかは
よくわかんないんだよね。
おそらくかなりアレンジは効いていると思う。
カルロやその墓地で生まれた
松の木をもとに怒りを込めて作ったとかは
絶対原作にない要素だと思うんだよなぁ。

また映画の舞台が戦時中である点も
絶対オリジナルだろう。と思うし

戦時中という舞台で
子供が戦争に利用されるという
負の展開は
『パンズ・オブ・ラビリンス』に
近いものがあるなぁと思う。

キッシュなストップモーションに感動

近年だとスタジオ ライカの作品が
成功を収めている印象の
ストップ・モーション映画。
1コマずつ写真に収めた画像を
映像化する作品。

ライカに関しては
技術力が高過ぎて映像も滑らかになり
普通にCGアニメのように
思えるほど美しい。

だが初期作に感じていた
カタカタとぎこちない動きなども
なくなり大掛かりなアクションも
盛り込んでいるのが逆に
ストップモーション映画の
カタルシスを排除してしまっている
印象を近年は受けてしまい
自分は楽しめなくなってしまった。

逆に
ウェス・アンダーソンの作品などは
キッシュ感が全面に出ており
楽しめ続けている。

そしてギレルモ・デル・トロも
ストップ・モーション初挑戦だが
監督自身もそのカタカタと動く様や
人形に僅かに残る人間の指紋などの
手触り感に魅力を感じており
『ひつじのショーン』のような
映像から溢れ出る柔らかさを
大事にした作品になっており
とても良かった。

デル・トロ作品から溢れ出てしまうダークさ

不気味とも言える
今作のピノッキオ。

via GIPHY


酒に酔った勢いで木を切り倒し
そのまま彫ったが
丁寧に作らず酒の勢いで作って
途中でやめたという
歪な人形に魂が宿ってしまうという

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人の歪さそのものがでたデザインの
ピノッキオさん。
ディズニーのように子綺麗さも一切なく
木の人形というのが全面に出ているだけでなく
アシンメトリーなのがやばい。
また序盤に足が燃えちゃって
接木されているエグさがすごい。

his
フランケンシュタインさを感じさせるのデル・トロ監督らしさですな

そんな彼が歌って踊る
普通にミュージカルしているあたり
デル・トロ先生のバランス感覚がすごい。

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物語の悲劇的な展開から始まるが
戦争に巻き込まれながらも
ピノッキオらしい物語に
落ちつくかと思いきやエピローグでは
幸せに暮らしましためでたしめでたしで
終わらせずにピノッキオが本当に望んだこと
そしてそれ以外のキャラクターが
待ち受ける現実にも焦点を合わせて
儚いながらも厳かな終わり方は
流石アカデミー賞脚本賞ノミネート常連の
スキルというべきか
儚く余韻のある風味が
大人も子供も楽しめる。

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デザイン性についても
これまでの作風をやや崩した感じが見事。
そして死の世界で待ち受ける精霊や
森の精霊など存在感が見事。

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ゼペットの表情や小汚さも見事。

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ジミニーの虫の気持ち悪さも見事。

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愛嬌もありながらも確実に個性を出す
デザインセンスは
もはやティム・バートンや
デビッド・リンチを凌駕している。

大物俳優が声優に参戦

相変わらず口だけは達者で
ちょっと偉そうだけど
若いおじさんを演じさせたら
ピカイチなユアン・マクレガーが
ジミニー・クリケットを好演。

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それだけじゃなくキツネの面影がある
詐欺師のサーカス団長のヴォルペは
クリストフ・ヴァルツ。

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街の軍人みたいな人は
ロン・パールマン。
精霊をみんな大好き魔法使いっぽい
雰囲気のティルダ・スウィンストン
が二役を演じ。

一番この映画で幸せになれたお猿の
スパッツァトゥーラを
まさかの『ナイトメア・アリー』
から抜擢か?
ケイト・ブランシェットが演じていた。

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上記のことを考えると

デル・トロ監督の入門作品としては
決定版なのではないだろうか???

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.5/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 10/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

93点

デル・トロ先生相変わらずでした。
自分はNetflixで見ましたが
日本ではイオンシネマで鑑賞
できるパターンだったようです。

また実際は製作に時間をかけ過ぎて
予算オーバーで製作中止状態
だったようですが
Netflixが資金援助したらしいです。
足掛け11年の製作だったとは。

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しかしこの映画黒字なのか?
もはやNetflix配信だから利益とか
関係ないのだろうか???

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his0809
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