口コミが良かったから自分も参戦
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年日本映画
絶妙に鬼太郎アニメ映画感が熱い
ネタバレ あらすじ
2023年12月10日劇場鑑賞
2023年50本目
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鑑賞経緯;国内超高評のアニメ映画
国内にて超高評価作品
2023年11月17日に公開された本作。
ノーマークな為、見る予定は無かったが
日本のFilmarksという
映画・ドラマ・アニメの
レビューサービスにて
5点満点中4.1点
※2023年12月17日現在では
4.0点と低下
と高評価だったわけ。
4.1点以上だと2倍に換算すると
8.2点と北米のサービスだったら
TOP250に乗るぐらいの高評価なわけで
近所の劇場で鑑賞できることが
わかったので
この度劇場鑑賞をしてきました。
劇場満員
驚くことに映画ファンは
みんな考えることが一緒なのか
劇場は超満員でした。
てか鬼太郎ということもあり
子供も見れる親子鑑賞可能な
作品という認識も観客にあるのか
3週目ということもあり
シネコンのスクリーンが
小型化していたのもあるか
満員という
人気ぷっりにびっくりしました。
自分的な概要:今更ゲゲゲの鬼太郎ってどうなの?とか思いつつも
15年ぶりの劇場映画化だよ
と鬼太郎の劇場作品は前回
2008年の公開というわけで
15年ぶり。

いやそもそも鬼太郎の原作って
1960年代から1990年代まで続いたが
それでも30年前だし。
ただ自分もアニメシリーズは
1997年ぐらいのは見ていたが
日曜の朝だったので
子供向けのイメージが強い。
2000年代にも再度アニメ
シリーズ化されてたが同様に
日曜の朝なわけ。
ただそこからは放映している
印象はなかったが
2018年~2020年にも
同様に日曜朝9時にて放映。
結構ガンダム級に新作を
ばんばん放映しているし
毎回100話で2年近く放送している
現代の1クール制のアニメを
鑑みるとかなりイレギュラー
ながらもしっかりと
全世代的に知名度を保った
やり方で放映している
のだなぁと改めて思った。

2023年時点で合計536話とかやば。
ただ劇場映画化に関しては
2008年の前シリーズが
最後だったようで
今作はその2020年完結の
シリーズの前日譚というわけ。
また2008年の監督が
今作の監督も行っている。

墓場鬼太郎のアニメ化によるリバイバルもあるとは思うが
それも10年以上前だしと思っていた。
そんなひっそりとアニメ化を
続けていた本作が
高評価で口コミで満員と
映画ファンとしては
この異様な光景に自分は興味が津々。
ヒットの裏には『鬼滅』や『呪術』があるよなぁ?
と見終わった感想としては
面白かったけども、評判通りとは思えず。
これには自分自身が高評価のレビューにより
ハードルを上げ過ぎてしまった
ところはある。
それでもまぁ
いい意味でも悪い意味でも『ゲゲゲの鬼太郎』
の枠組みのアニメ映画かなぁと。
描いていることは大人が好きそうな内容なのに
バトルとかの感じが
東映アニメの風味があって子供っぽい。
バトル演出はそこまで凝っていなかったし
扱っている妖怪やら呪術など
オカルト要素を持ち込んだ漫画作品の
『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』などと
比べるとちょっと陳腐であった。
何度でも見たいと思う
ずば抜けてすごい演出や戦闘はなく
キャラデザ含めて
一世代前の10年代前半のアニメという
印象が強かった。
逆に08年以降音沙汰のなかった
『鬼太郎』の劇場映画が
今復活するというのは
まさしくオカルト要素がある
『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の
ヒットに伴う先祖帰りとしての
『ゲゲゲの鬼太郎』という存在が
あるのではないかと思った。

水木しげるなのかなぁ。
ただ水木しげるは
メタファー的には妖怪を人間の闇
としていて
鬼太郎には社会派要素もあるし
本当に怖いのは人間であるという
中身のある作品なんだよなぁ。
逆に『鬼滅』『呪術』は傑作
バトル漫画やハードな物語展開が
魅力的かなぁと思っている。
ハードなドラマをアニメでやる面白さ
と今作はその妖怪云々よりも
閉鎖的な村で行われる
悍ましい人間の所業が魅力で
その地味で陰惨な展開を
アニメで描くことが
やっぱり面白いのかなぁと。
悍ましい雰囲気は
横溝正史先生が生み出した
金田一耕助シリーズのような世界。
日本の再建に貢献した
秘薬の材料Mを生み出すこの村で
財政界にも影響のある当主が
死亡による後釜争いと
連続殺人事件。

ジャパニメーションの凄みを感じる
悍ましすぎるラスボス
財政界にも影響にある当主が
身内や他人に非道な行いを
しているというのは
今の日本の政界のトップの癒着や
上級国民たちが罪に問われない
などの不条理さの
象徴のようにも捉えることができて
今の日本人が心の底から求めている悪役
罰せられるべき絶対許せない悪ですね。
その彼は人間ながらも
妖怪のようになり転生した化け物。
日本を再建したといえど
その思想は悍ましく
自分の子や孫たちを
自分の所有物、
道具のひとつと考える
マジで悍ましい存在だった。
マジで転生の方法が悍まし過ぎて
子持ちの自分としては
結構エグかったわ。
犠牲になった彼が
最後の最後にも登場するあたりも
なんだかえぐさがあったが
そもそも物語の冒頭の山田という
男は念願叶ったのか?
その辺りはあいまいにしていて
日本の闇は解き明かされなかった?
となったのは妙に憤りを感じる。
街ぐるみで妖怪だけじゃなく
人間をも搾取していたこの村は
見事にしっぺ返しを喰らって
関係者の孫同様に
罪のない子供たちも
妖怪に殺されてしまったようで
さらにその暴走を止めるべく
犠牲になったゲゲ郎。
そして被害者の妻。
終幕し
水木の人間の心で
ゲゲ郎は恩返しも含めて
人間に寄り添うことを決めるが
その水木もまたこの一連の出来事が
きっかけで記憶喪失になってしまい
墓場鬼太郎の犠牲者へと
繋がっていく
なんとも救いのない物語ながら
やはり鬼太郎と目玉のオヤジの
子供向けのアイコンの姿を見ると
フィクションに全て包まれてしまうという
結局一周まわっても
日曜にやっていた
児童向けのアニメであることに帰結するのが
とことん自分の中でも賛否両論だった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.7/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7.6/10
75点
面白かったけども
評判よりは楽しめず。
そしてその評判も自分みたいに
映画館で見てみたものの
そこまで楽しめなかったなぁと
いう人が多かったようで
Filmarksでは4.1点から自分が
鑑賞した後に4.0点に下がってた。
うーん。
あと今作の凝り部分にキャストが
昭和の世界観を醸し出すために
台詞回しが早口とかあるが
昭和の映画とかを
海外作品含めて
今でも見るから
何も感じず。
むしろ今の邦画ほぼ見てない。。。
腐女子映画だったのか
と2023年12月末にて気がついたのだが
本作ってBL要素の強めな側面が
あったというの全く気が付かなかった。
20代〜30代の皺の少ない
イケメンの2人。
ゲゲ郎は結構はだけてて
肌も白い。
2人で協力して色々やる
バディ感のある内容などなど
そっち界隈で需要結構あるのか。
艶やかな部分も強いしな。
気が付かなかった。
通販

ねずみ男でてきたのは違和感もありつつ
面白かった。
声優が古川さんなのもいい。
15歳が30歳になってしまうものだよ。